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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽

フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。

「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。

ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。

そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(81〜90)

ロマンチックなワルツClaude Debussy

ドビュッシー/ロマンティックなワルツ/演奏:中島裕紀
ロマンチックなワルツClaude Debussy

フランスの作曲家ドビュッシーの作品です。

1890年の作曲で、ショパンの影響が強いとされています。

ドビュッシーはパリ音楽院に入学する前には、ショパンの弟子であるフルールヴィル夫人についていたということですから、そのあたりのことも関係しているのかもしれません。

2つのアラベスク 第2番Claude Debussy

ドビュッシー:アラベスク2番 Debussy:Arabesque2 森本麻衣 MAI MORIMOTO
2つのアラベスク 第2番Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは、生涯で2曲のアラベスクを残しています。

そのうちの1曲『アラベスク第2番』は、第1番と比べて演奏される頻度は低いものの、軽やかで美しくピアノ学習者から人気の高い作品です。

アラベスクは、当時流行していたアラビア風の模様を指す言葉。

三連符を多用した華やかなメロディーラインは、複数の曲線を組み合わせて作られたアラビア風の繊細な模様を表しているのかもしれません。

細かい音の動きだけにとらわれず、和声の移り変わりの美しさを感じながら弾いていきましょう。

「版画」より第3曲「雨の庭」Claude Debussy

雨の庭(ドビュッシー)Debussy – Jardins sous la pluie – Estampes – pianomaedaful
「版画」より第3曲「雨の庭」Claude Debussy

母国の庭園にふりかかる雨をテーマにしたクロード・ドビュッシーの作品『「版画」より第3曲「雨の庭」』。

豊かな表現で日本でも人気を集めているドビュッシー。

ピアノ曲に関しても絵画のように幻想的な作品が多いことで知られています。

こちらの楽曲も、そんなドビュッシーの特徴が反映された作品です。

43から44小節が最も難しく、下段の最低音が主題であるにもかかわらず、非常に鳴らしづらい構成になっているため、タッチのコントロールに注意し、音の粒に意識を向けながら練習しましょう!

『ベルガマスク組曲』第3曲「月の光」Claude Debussy

「ベルガマスク組曲」は「前奏曲」、「メヌエット」、「月の光」、「パスピエ」の4曲からなっていて第3曲「月の光」は最も有名な曲の1つです。

曲のほとんどがピアニッシモで演奏される夜想曲で、優しく切ない曲想です。

ストコフスキーがオーケストラ版へ編曲したり、ディズニー映画などにも使われたりと親しまれています。

『前奏曲 第2巻』より第12曲「花火」Claude Debussy

花火(ドビュッシー)Debussy – Feux d’artifice – pianomaedaful
『前奏曲 第2巻』より第12曲「花火」Claude Debussy

夏といえば花火という方も多いとは思うのですが、クラシックの作品で「花火」をテーマとした楽曲はご存じでしょうか。

フランスの著名な作曲家、クロード・ドビュッシーが手掛けたピアノのための前奏曲の第2巻に収められた『花火』は、フランス人にとっては非常に重要な日である7月14日、フランス革命記念日の情景を描いた作品です。

フランス国歌の『La Marseillaise』が引用されるなど、フランス人としての誇りのようなものが色濃く感じられる楽曲ですね。

非常に高度なテクニックを駆使したピアノ曲で、華やかな花火が打ちあがる様を見事に表現しています。

フランスの文化や歴史に興味がある方も、ぜひこの曲を7月14日に聴いてみてはいかがでしょうか。

アンダンテ・コン・モートClaude Debussy

Deux Arabesques, L. 66: No. 1 in E Major, Andantino con moto
アンダンテ・コン・モートClaude Debussy

音楽というのは人の気分を簡単に変えてしまいます。

気分が変われば感覚や体調も変わっていきます。

日本の暑苦しい夏に飽きた方は、音楽で涼を取ってみてはいかがでしょうか?

ドビュッシーの名曲である、こちらの『アンダンテ・コン・モート』は日本でもさまざまなCMやテレビ番組で使われている作品です。

ゆったりとした涼やかな曲調は、夏にほんの少しだけ訪れる涼しい風が吹く瞬間をイメージさせますね。

睡眠用のBGMとしてもピッタリですので、夏に寝心地が悪くなる方は必見です。

チェロソナタ ニ短調Claude Debussy

奥村悠樹 ドビュッシー チェロソナタ ニ短調第3楽章
チェロソナタ ニ短調Claude Debussy

クロード・ドビュッシー作曲の『チェロソナタ ニ短調』です。

1915年に作曲されたこのソナタは、第1楽章:プロローグ、第2楽章:セレナード、第3楽章:終曲の3つの曲で構成されています。

第2楽章から第3楽章へはアタッカで入ります。

演奏時間は短いですが、チェロの演奏技巧が駆使されていて非常に難しい作品となっています。

ピアノのための12の練習曲 第2部 11.「組み合わされたアルペッジョのための練習曲」Claude Debussy

『ピアノのための12の練習曲』は、クロード・ドビュッシーが晩年に作曲したピアノ練習曲集です。

指の柔軟性とメカニズムのための第1部と、響きとリズムを探求することを重視した第2部に分けられており、『組み合わされたアルペッジョのための練習曲』は、第2部に含まれています。

きらめくような曲調の中で、ドビュッシーらしい輪郭のぼやけた和声進行のアルペジオがアクセントになっており、まるで絵画の世界に迷い込んだかのような不思議な感覚をおぼえる美しい作品です。

ベルガマスク組曲 第2曲「メヌエット」Claude Debussy

メヌエット – ベルガマスク組曲(ドビュッシー)Debussy – Menuet – Suite Bergamasque – pianomaedaful
ベルガマスク組曲 第2曲「メヌエット」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』のなかで、軽やかな魅力を放つ1曲。

4分の3拍子の優雅なリズムが特徴的で、古典的な舞曲形式を基にしながらも、ドビュッシーによる独自の印象主義的な要素が加えられています。

1890年頃に構想され、1905年に出版されたこの作品は、若き日のドビュッシーの才能が光る逸品。

穏やかな旋律と力強い和音進行が交互に現れ、聴く人の心に優雅さとはかなさを感じさせます。

ピアノ初心者の方でも、この曲を通してドビュッシーの世界観を存分に味わえるでしょう。

ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy

月の光 Clair de lune Frank Braley フランク・ブラレイ
ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは19世紀後半から20世紀前半に活躍したフランスの作曲家でありピアニストです。

ドビュッシーといえば『月の光』がとても有名ですね。

この曲は「ベルガマスク組曲」の第3曲の作品なんです。

タイトルにふさわしく、聴くと美しい月の光が目に浮かんできます。

皆さまはどのような月の光が見えてきますか。

絵画を音楽で表現された作品のようですね。

独自の作曲法をもち、自由に作曲されたことがドビュッシーの魅力でもあります。

「アラベスク」や「夢」なども人気がありますね。

いずれの作品も細やかで流れるような旋律が美しい作品です。

ピアノの発表会でも人気のあるナンバーですね。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(91〜100)

レントより遅くClaude Debussy

Debussy “La plus que lente” Paul Barton, FEURICH piano
レントより遅くClaude Debussy

ゆったりしたテンポでありながら、随所に遊び心を感じるフレーズが盛り込まれていることで、前向きさも感じられる『レントより遅く』。

オペラや管弦楽曲などの大作を作曲する合間に作った作品で、クロード・ドビュッシーのジプシー音楽への興味関心が反映されているといわれています。

有名作曲家によって、多くのワルツ作品が世に送り出されていますが、この『レントより遅く』も、負けず劣らず変化に富んだ非常に美しい作品です。

「ドビュッシーの作品の中でも明るい曲を弾いてみたい!」という方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ロマンティックなワルツClaude Debussy

印象派音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシーですが、本作はドビュッシーが印象派のスタイルを確立する以前の時期に作られており、ロマン派音楽の影響が色濃く反映されています。

ヘ短調で書かれた優雅なワルツのリズムが特徴的なこの曲は、ショパンやサン=サーンスの影響を感じさせる部分があり、ドビュッシーがまだ様式を模索していた時期の作品として重要視されています。

繊細な表現力を要求しながらも、演奏難易度は比較的低めで、ドビュッシーの世界観を存分に味わえる作品。

ドビュッシーの世界への入り口として、オススメの1曲です。

前奏曲集 第1巻 第6曲「雪の上の足跡」Claude Debussy

雪の上の足跡「前奏曲集第1集」: ドビュッシー|Debussy : Des pas sur la neige [Préludes Book 1]
前奏曲集 第1巻 第6曲「雪の上の足跡」Claude Debussy

繰り返される左手の同じリズムの上に重なった途切れ途切れの右手のメロディーが、寂しさやもの悲しさを感じさせる『前奏曲集 第1集』の第6番『雪の上の足跡』。

楽譜の冒頭には「このリズムは悲しく凍りついた風景の音の価値を持たねばならない」と記されています。

冬の厳しさを表すような曲の世界観を理解するのは、なかなか難しいかもしれませんが、テクニック的にはそれほど難易度の高い曲ではありません。

想像力をはたらかせて、冬の景色を演奏で表現できるといいですね。

前奏曲集 第2巻 第5曲「ヒースの茂る荒れ地」Claude Debussy

【解説付】ドビュッシー 前奏曲集 第2集より 「ヒースの茂る荒れ地」/ Debussy Préludes 2 “Bruyeres”
前奏曲集 第2巻 第5曲「ヒースの茂る荒れ地」Claude Debussy

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーの印象派的な音楽は、豊かな感性を刺激します。

前奏曲集の1曲である本作は、独特の和音や和声が絡み合いによって、荒涼とした風景を音で表現しています。

1913年に出版されたこの曲は、自然のなかの不安な雰囲気を見事に描き出しています。

感覚的な印象を重視しているため、聴く人それぞれが異なるイメージを抱くことになるでしょう。

想像力をはたらかせて、荒野の風景を演奏で表現してみませんか?

前奏曲集 第2巻 第6曲「風変わりなラヴィーヌ将軍」Claude Debussy

風変わりなラヴィーヌ将軍(ドビュッシー)Debussy – “General Lavine” – eccentric –
前奏曲集 第2巻 第6曲「風変わりなラヴィーヌ将軍」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、風変わりな魅力を放つ1曲。

アメリカのピエロ、エドワード・ラヴィーヌの滑稽な動きをピアノで表現した本作は、軽快な2拍子のリズムが特徴的です。

警笛のような音から始まり、ケークウォークのリズムが繰り返し登場する構成は、まるでラヴィーヌの奇抜なパフォーマンスを目の当たりにしているかのよう。

ドビュッシーらしい和声の変化を楽しみつつ、ユーモアがあふれる世界観に浸れる作品です。

1913年に出版された『前奏曲集 第2巻』の一部として発表された本作は、新しい音響効果や技法が用いられており、ドビュッシーの音楽の革新性を象徴しています。

クラシック音楽に遊び心を求める方にオススメの1曲です。

前奏曲集 第2集 第2曲「枯葉」Claude Debussy

ドビュッシー/前奏曲集第2巻 2.枯葉/演奏:金子 一朗
前奏曲集 第2集 第2曲「枯葉」Claude Debussy

絵画のような繊細で美しい作品を数多く残したフランスの作曲家クロード・ドビュッシーは、前奏曲として24の作品を残しています。

12曲ずつで構成された2つの前奏曲集のうち、第2集に収録されている『第2曲「枯葉」』は、秋のもの悲しさを感じさせる曲調が特徴的な1曲です。

不安定な印象の和音の連続に、なんとも不思議な気持ちにさせられるこの曲は、フランス印象派のドビュッシーらしい世界観を感じながら、まさに秋らしさも味わえる作品といえるでしょう。

小組曲 第1番「小舟にて」Claude Debussy

フランス印象派音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシーが初期に作曲した、優雅で爽やかな作品。

静かな水面を小舟で漂う様子を描写した本作は、ピアノ連弾のために書かれましたが、後にオーケストラ版も制作されています。

軽やかで繊細な音色が特徴的で、聴く人を穏やかな水上の世界へと誘います。

ゆったりとしたリズムと美しいメロディが、夏の暑さを忘れさせてくれる涼しげな雰囲気を醸し出していますよね。

静かな時間を過ごしたい方にオススメの1曲です。

弦楽四重奏曲ト短調Claude Debussy

ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op10 :アルバン・ベルクSQ
弦楽四重奏曲ト短調Claude Debussy

最高にメロディアスな旋律と決して聴衆を眠らせないスリリングな展開。

ドビュッシーといえば美しいピアノ作品が有名ですが、この弦楽四重奏曲も名曲です。

ドビュッシーの有名なピアノ曲からは想像できないような鋭さを持った曲です。

弦楽四重奏曲ト短調 Op.10Claude Debussy

Debussy: Quartet in G major I. Animé et très décidé
弦楽四重奏曲ト短調 Op.10Claude Debussy

冒頭から力強い4人の同じリズムのメロディーで始まる『弦楽四重奏曲』第1楽章。

それまで誰も書かなかったような斬新なハーモニー、独特なリズムの組み合わせ、そして4人の奏者の誰がメロディで誰が伴奏というのは決まっておらず、それぞれの楽器が伴奏もすれば時には主要なメロディを紡ぎだし、かつ、それらが実に目まぐるしくバトンタッチされるという、以後のドビュッシーの作品スタイルの定番となった技法がちりばめられています。

随所にあふれる緊張感と独特の音の響きが印象的な1曲です。

忘れられた映像 第2曲「ルーヴルの思い出」Claude Debussy

3曲からなる『忘れられた映像』は、クロード・ドビュッシーの死後、およそ55年経過してから出版された作品です。

第2曲『ルーヴルの思い出』は、重厚さと優雅さをあわせ持った、とても美しい1曲。

「ルーヴルの思い出を記念する少し古びた肖像画の感じさえもって」という指示が書かれていることから、時を経て重厚感を増していく美術作品をイメージした楽曲であることがわかります。

1曲の中に詰め込まれた繊細さや華やかさ、もの悲しさなどのさまざまな表情を楽しみながら、演奏できるといいですね。