ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽
フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。
「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。
ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。
そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。
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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(31〜40)
小組曲 1楽章「小舟にて」Claude Debussy

波のような分散和音の上に漂う優雅な旋律が印象的なピアノ連弾作品です。
クロード・ドビュッシーが1886年に手がけたこの楽曲では、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩から着想を得て、水面を漂う小舟の情景や煌めく水の様子を繊細に描き出しています。
本作は2人の奏者が織りなす豊かな響きと、自由な表現による色彩感が魅力。
ゆるやかな抒情性を持つメロディと、穏やかに揺れる伴奏部が見事に調和し、まるで絵画のような詩的な世界を創り出します。
4手の連弾ならではのダイナミックな表現力と繊細な息遣いを楽しめる本作は、コンサートや発表会でも存在感を放つ珠玉の一曲です。
演奏者同士の呼吸を合わせながら、印象派音楽の魅力に浸れる作品をぜひ味わってみてください。
小組曲よりⅣ『バレエ』Claude Debussy

1888年から1889年にかけて作曲された4手連弾のための作品は、輝かしく華やかな雰囲気が魅力です。
18世紀のロココ時代の貴族たちが楽しんだ優雅な舞踏会の様子を彷彿とさせる軽快なリズムと明るい旋律が印象的な一曲となっています。
リズミカルで躍動感のある楽曲ながら、休符をしっかりと意識し、テンポを保つことで、優美な表現が際立ちます。
本作は、その後アンリ・ビュッセルによって管弦楽用に編曲され、クロード・ドビュッシーの監修のもと、新たな魅力を加えました。
ピアノ連弾の醍醐味を存分に味わえる本作は、息の合った演奏が求められるため、お互いの音をよく聴き合える親しい演奏仲間との共演にぴったりです。
「子供の領分」よりグラドゥス・アド・パルナッスム博士Claude Debussy

1908年に完成されたクロード・ドビュッシーのピアノ作品です。
こどもの領分は全部で6曲ありますが、本曲は第1曲目で、イタリアのピアニストであり、作曲家ムツィオ・クレメンティによる練習曲集『グラドゥス・アド・パルナッスム』を模したもの。
ドビュッシーのこどもエマがピアノの練習曲に退屈している様を元気に描いたとされる曲で、確かに音階練習を想起させるような音の並びが特徴的と感じられます。
しかし退屈しているというよりも、響きの美しさから楽しんでいるようにさえ聞こえてきます。
アラベスク2番Claude Debussy

あまり有名ではない方の「アラベスク」ですが、ピアノに精通している人間たちの中にはファンも多いようです。
軽やかなメロディラインが愛らしく、時折アクセントを与えてくれるドビュッシー独特な和音がお洒落な1曲です。
小組曲「バレエ」Claude Debussy

とても元気の良い1曲です。
まるでまだトゥシューズもはけないような、小さなバレリーナたちがピョコピョコと踊っているような雰囲気のかわいさ満点の曲です。
途中に弦楽器で「スルポンティチェロ」という、特殊奏法が登場します。
ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(41〜50)
小組曲「メヌエット」Claude Debussy

なんとなくエキゾチックなメヌエットです。
メヌエットとは舞曲の一種でゆるやかな3拍子が特徴です。
このメヌエットもルールには従っていますが、雰囲気がオリエンタルで変わっています。
ビオラの渋い音色で奏でられます。
原曲は1886年から1889年にかけてピアノ連弾曲として作曲されたものですが、ドビュッシーの友人であったフランスの音楽家アンリ・ビュッセルの手により、管弦楽用の編曲とされ、本曲はそのうち3曲目の作品として演奏されています。
アラベスク第2番Claude Debussy

フランス印象派音楽の巨匠クロード・ドビュッシー。
彼の初期ピアノ作品『2つのアラベスク』の1曲は、軽やかで美しいメロディーが特徴的。
アラビア風の繊細な模様をイメージさせる三連符の多用や、和声の移り変わりが魅力です。
20代のドビュッシーが1888年から1891年にかけて作曲したこの曲は、ロマン派音楽の影響を残しつつも、彼独自の音楽世界の予感が感じられる作品。
ピアノ学習者からも人気が高く、和声の魅力を味わいながら心を弾ませてくれる一曲です。
ピアノの豊かな表現力に触れたい方におすすめの作品といえるでしょう。