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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽

フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。

「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。

ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。

そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)

『海』管弦楽のための3つの交響的素描Claude Debussy

1903年から1905年にかけて作曲されたクロード・ドビュッシーの作曲した作品です。

フランスを代表とする作曲家の一人であるドビュッシーの管弦楽曲の中で最も有名な曲の1つで、3つの「海上の夜明けから真昼まで」、「波の戯れ」、「風と海との対話」の表題で海を描いたこの曲は、実は日本の浮世絵にある海の描写からインスピレーションを得て作曲されたとも言われています。

1905年に出版されたスコアの表紙には、葛飾北斎の浮世絵である冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が使用され、『海 – 管弦楽のための3つの交響的素描』が正式な題名ですが、交響詩『海』という愛称でも知られています。

印象派の始めといわれるようにとても風景的で、日本の浮世絵からインスピレーションを得たといわんばかりに随所にオリエンタルな響きを感じる事ができます。

夢想Claude Debussy

ドビュッシー/夢(夢想)/演奏:金子 一朗
夢想Claude Debussy

機能和声にとらわれることのない自由な和声法を代表するように、型破りな作曲でフランスの作曲家をはじめ、現代音楽に多大な影響をもたらしたフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。

美しい旋律の作品が多い彼ですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『夢想』。

本作は経済的な苦境から必要に迫られて書いた曲なのですが、それらを感じさせない美しい旋律が特徴です。

晩年、ドビュッシーはこの作品に厳しい評価を下していましたが、それでもなお、多くのピアニストと聴衆に愛されています。

ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

高音質【Clair de lune−Debussy】ドビュッシー-月の光/CANACANA
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品の中でもっとも有名な『ベルガマスク組曲』の第3曲。

静かな夜空に浮かぶ月と、その光が降り注ぐ神秘的な空間が目の前に浮かぶ、幻想的で美しい作品です。

1905年に改訂版が出版されたこの曲は、ポール・ヴェルレーヌの詩に触発されたとされています。

ピアノ曲ですが、単独で演奏されることも多く、この曲に憧れてピアノを習い始める大人の方も多くいらっしゃいます。

テクニック的にはそれほど難しくないものの、曲の世界観を表現するのは至難の業!

月の浮かぶ風景の写真などを見て、具体的なイメージを膨らませて演奏するのもオススメですよ!

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

弦楽四重奏曲 ト短調 作品10Claude Debussy

★ドビュッシー: 弦楽四重奏曲 ト短調 作品10 ジュリアードSQ Debussy:String Quartets G-major
弦楽四重奏曲 ト短調 作品10Claude Debussy

フランスが誇る印象派音楽の巨匠クロード・ドビュッシーの唯一の弦楽四重奏曲です。

1893年に31歳で作曲したこの曲は、4つの楽章から構成され、全体を通じて同じ主題が繰り返される「循環形式」が用いられています。

第1楽章の力強い開始から、第2楽章の軽快なリズム、第3楽章の瞑想的な雰囲気、そして最終楽章の情熱的なクライマックスまで聴く人を魅了します。

東洋的な美学も感じられ、ドビュッシーの独自性が光る本作。

新しい音楽表現を追求したい人におすすめの一曲です。

小組曲「小舟にて」Claude Debussy

1886年から1889年にかけてピアノ連弾曲として作曲され、1889年に初演の際には作曲者であるクロード・ドビュッシー本人も参加したようです。

もともとピアノ連弾用に作曲された小組曲ですが、ドビュッシーの友人で同じくフランスの音楽家アンリ・ビュッセルによって編曲が行われ高い評価を得ました。

現代はオーケストラ編曲版の方がポピュラーで、よく演奏されます。

フルートの流れるような優雅な旋律が印象的な「小舟にて」はハープが川のゆらめきを美しく表現しています。

原曲とともにオーケストラ版もお楽しみください。

牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

後にフランスを代表とする印象派の作曲家クロード・ドビュッシーによる1892年から1894年に作曲された管弦楽曲です。

冒頭のフルートソロのメロディがなんとも不思議な雰囲気で、ハープの響きが一気に物語の世界へと誘います。

幻想的で、想像の世界の中に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥る音楽です。

絵本や小説の世界を感性が豊かに表現しています。

本曲はこれまでピアノ曲の作曲家が多かったドビュッシー初の管弦楽曲で出世作となりました。

アラベスク1番Claude Debussy

アラベスク第1番/ドビュッシー/Arabesque No.1/Debussy/クラシック/Classic/ピアノ/Piano/CANACANA
アラベスク1番Claude Debussy

子どもの発表会でも人気の「アラベスク」です。

2曲あり、どちらもすてきな曲ですが、人気があって知名度も高いのはこちらの1番です。

涼やかな水の流れるような、美しい旋律がなんとも耳に心地よい、癒やしのピアノ曲です。