【高齢者向け】手遊びや指遊びまとめ。脳トレにつながる手指の体操
高齢者の方にとって、手先を動かすことは脳の活性化につながるためとても大切です。
そのため、認知症予防として手遊びや指遊びを取り入れている高齢者施設も多いですよね。
中でも脳トレにつながるような手遊びや指遊びは、最初は難しいと思われるかもしれませんが「できた」「これはどうするの?」などと、高齢者の方同士で話し合い考えながらおこなえるので、コミュニケーションを取りつつ楽しめますよ。
手指の左右が異なる動きや、歌を歌いながら手指を動かすものなどもありますので、高齢者の方の心身の状態に合わせておこなってくださいね。
【高齢者向け】手遊びや指遊びまとめ。脳トレにつながる手指の体操(11〜20)
洗濯ばさみでバランスゲームNEW!

身近な素材で楽しめる高齢者向けのゲーム「洗濯バサミでバランスゲーム」をご紹介します。
まずはトイレットペーパーの芯をテーブルの上に立てておき、に洗濯バサミをひとつずつ挟んでいきます。
ルールは簡単、「落とさずに、どれだけたくさんの洗濯バサミをつけられるか」を競うだけ。
縦にどんどん高くしてもよし、横に枝のように広げてもよし。
アイディア次第で作品のようなおもしろい形ができるのも魅力です。
手の力加減や集中力が必要なため、楽しみながら指先の機能訓練にもなりますよ。
個人でもグループでも盛り上がる、オススメのレクリエーションです。
茶摘み

初夏が近づくと口ずさみたくなる歌といえば、『茶摘み』ではないでしょうか。
1912年『尋常小学唱歌・第三学年用』として発表されました。
2007年には『日本の歌百選』にも選ばれています。
この曲を聴くと新緑の美しい季節、女性たちが茶摘みを頑張っている姿が思い浮かびますよね。
また、高齢者の方は幼いころに手遊び歌で遊んだという方も多いのではないでしょうか。
今回は歌いながら、手をたたき、足踏みもするという3つの動作が必要です。
童心にかえった気持ちで楽しみましょう。
左右で逆の指折り体操

あえて複雑な動きに挑戦することで、より脳に刺激を与えられるそうですよ。
そこでやってみてほしいのが「左右で逆の指折り体操」です。
この体操では大きく3つの動きをします。
まず口で1から10までの数字をカウントします。
10になったら今度は1に向けてカウントダウンしていきましょう。
そして右手では指を立てて数を数え、左手では指を折って数を数えます。
読んでいるだけでも難解な印象を受けますが、ぜひ取り組んでみてください。
手の治療体操

指をしっかりと力を込めて動かしていくことで、動きをチェックしつつ少しずつ機能の向上につなげていこうという内容です。
にぎる動きや指を開く動きも、均一にこなしていく意識が重要で、均一に近づくほどに、日常生活の手を使う動きもスムーズになっていきますよ。
力を込めて動かすことも重要なポイントで、そうして動かすことが指の機能を向上させるだけでなく、血行の促進や脳の活性化にもつながります。
スムーズではない動きをこれで見つけて、そこを重点的に改善していくパターンもオススメですよ。
雨降り

幅広い世代から愛される童謡『雨降り』をテーマにした指体操です。
北原白秋さんが作詞を手がけた有名なフレーズは、高齢者の方もご存じの方が多いかと思います。
腕を前にした状態で、両手を閉じてひらく動作を繰り返します。
続いて、歌詞のフレーズに合わせて蛇の目傘をイメージした手の動きを意識しましょう。
最後は、グーチョキパーのポーズを取り、手を交互に振るというもの。
大きく分けて3つのパートで構成されているので、順番に覚えて歌とともに披露してみてくださいね。
グーチョキパー指の運動

グーチョキパー運動は、高齢者の方の認知症予防にすごくオススメなんですよ。
普段なにげなくしている指の運動ですが、実は脳と直接つながっているなんて、知らない方も多いのではないでしょうか。
指先をたくさん動かすことによって脳も活性化されるということです。
今回紹介するグーチョキパー体操は、アレンジをたくさんプラスされているので笑いも生まれそうですよ。
楽しみながら運動することが健康的な体作りにおすすめ。
おなかの底から笑って、ストレス解消を目指しましょう。
【高齢者向け】手遊びや指遊びまとめ。脳トレにつながる手指の体操(21〜30)
洗濯ばさみの指先トレーニング

洗濯ばさみを使って、指先の力やつまむ動作を鍛えていく内容です。
大きなイラストをダンボールに貼り付け、そのイラストへ洗濯ばさみを髪の毛に見立てて取り付けていきます。
どのような髪の毛にしてあげるのかを考えつつ指先を動かせるのが楽しいポイントではないでしょうか。
イラストに洗濯ばさみを取り付けるだけでなく、洗濯ばさみどおしを接続する場合ははさむ位置などをしっかりと考える必要があるので、この部分で脳も働かせていきましょう。
洗濯ばさみといえば親指と人差し指で動かすイメージが強いかと思いますが、あえて違う指でも動かしてみると、指の力の均一なトレーニングも可能ですよ。