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ふるさとを歌った演歌の名曲。故郷を思うすてきな歌

ふるさとを歌った演歌の名曲。故郷を思うすてきな歌
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演歌でよく歌われるテーマの中で、ふるさとを歌った曲って結構たくさんあるんですよね。

故郷に残した家族や友人のことを思う曲や、「成功するまでは帰るわけにはいかない!!」といった決意を歌う曲などそこに込められた思いはさまざま。

この記事ではそうしたふるさとを思って書かれた演歌の名曲を一挙に紹介していきますね!

ご自身の経験とも重なる曲があれば、あなたにとってきっと大切な1曲になるはず。

ぜひ歌詞を見ながらじっくりと聴いてみてくださいね。

ふるさとを歌った演歌の名曲。故郷を思うすてきな歌(1〜10)

おっかのよされ花京院しのぶ

花京院しのぶ「おっかのよされ」リリックビデオ【lyric video】
おっかのよされ花京院しのぶ

故郷を離れて暮らす母のことを思う切ない心情が胸に響く望郷演歌です。

演歌歌手、花京院しのぶさんが約8年ぶりとなった2025年8月にリリースしたシングルです。

作曲を四方章人さんを、作詞を久仁京介さんが手がけており、その温かなメロディーと歌詞の世界観が、聴く人の心にじんわりと染み渡ります。

故郷や大切な家族に思いをはせながら、じっくりと耳を傾けてみてください。

播磨の渡り鳥坂本冬美

坂本冬美さんによる、旅情豊かな1曲。

この曲は、2004年9月にリリースされた作品です。

兵庫の播磨地方を舞台に、故郷を離れてさすらう渡り鳥のような主人公の孤独な心情が描かれており、胸が締め付けられます。

浪曲で培われた坂本さんの力強い歌声とこぶしが、切ない物語の世界観をぐっと深めていますね。

同年の紅白歌合戦で披露されたことからも、その人気ぶりがうかがえます。

播磨の風景に思いをはせながら、主人公になりきって歌い上げてみてはいかがでしょうか。

城崎しぐれ月大江裕

大江裕「城崎しぐれ月」MUSIC VIDEO
城崎しぐれ月大江裕

湯けむりと柳並木が目に浮かぶ、大江裕さんの本格ご当地演歌です。

デビュー15周年を記念して2023年8月にリリースされた作品で、兵庫の名湯、城崎温泉を舞台に、別れた人を忘れられない男性の未練が描かれています。

大江さんの深みあるこぶしが、主人公のやるせない思いを一層際立たせ、聴く者の心を揺さぶる本作は、ミュージックビデオで初挑戦した浴衣姿と表情の演技も見どころです。

旅情に浸りたいときや、感傷的な気分に寄り添ってほしい夜にピッタリの1曲といえるのではないでしょうか。

城崎恋唄細川たかし

歌手生活30周年という節目を飾った、細川たかしさんの名バラードです。

兵庫県の名湯、城崎温泉を舞台に、湯けむりの向こうに消えた恋の思い出が情感豊かに歌い上げられています。

麦わら細工といった土地ならではの言葉が、主人公のやるせない心模様と重なり、聴く人の胸にじんわりと染み渡りますね。

この楽曲は2005年1月に発売された作品で、同年のアルバム『細川たかし全曲集 城崎恋歌』の表題曲にもなりました。

現地には歌碑も建立されており、旅情をかきたてる名曲として愛されています。

志摩半島鳥羽一郎

潮の匂いと真珠いかだのきらめきが立ち上がる、地元密着の演歌。

海で育った鳥羽一郎さんの声が、和具や大島、前浜漁港、“潮かけ祭り”を具体的に描き、誇りと人情を力強く伝えます。

三重県鳥羽市出身で遠洋漁業の経験を持つ歌い手ならではの重みが響き、港の労働や祭礼の熱まで肌で感じさせます。

行事は来場者約1万人の年もあり、志摩ふれあい公園には歌碑も。

2001年8月のシングルで、作詞は里村龍一、作曲は美樹克彦、編曲は蔦将包。

2001年10月のアルバム『鳥羽一郎 全曲集』に収録され、後年はアルバム『この道』にも。

B面は『大王の疾風』。

2001年の第52回NHK紅白歌合戦で披露。

この楽曲は、海沿いのドライブや郷里を思う夜におすすめ。

本作のうねるリズムが記憶を呼び起こします。

筑波の鴉三波春夫

三波春夫「筑波の鴉(茨城県)」【アルバム「日本全国歌めぐり」故郷愛唱歌編より】
筑波の鴉三波春夫

国民的歌手として知られる三波春夫さんによる、茨城を舞台にしたご当地ソングです。

浪曲師ならではの情感あふれる「歌謡浪曲」が、筑波の風景とそこに宿る人情を鮮やかに描き出していますよね。

歌詞に登場する「阿呆鴉」という言葉は、故郷を離れ旅をする主人公の、やるせない心情や望郷の念を象徴しているのではないでしょうか。

三波さんの力強くも温かい歌声に耳を傾けていると、利根の河原に沈む夕日や諸川宿の情景が目に浮かぶようです。

茨城の風土と、故郷を想う切ない心が詰まった、心に深く染み渡る1曲です。

筑波の風水城なつみ

茨城県つくば市出身の演歌歌手として知られる水城なつみさんの、地元愛にあふれた王道演歌です。

彼女のどこか哀愁を漂わせる歌声が、故郷の風景と見事に重なり合いますよね。

歌詞の冒頭で繰り返される一節が非常に印象的で、厳しい冬の風を生みの親として見立て、夢に向かう自身の芯の強さの源としているようです。

筑波山や鬼怒川といった茨城の情景を背景に、力強く生きる主人公の姿が目に浮かびます。

故郷への誇りと感謝が詰まった、茨城県民の心を熱くする一曲ではないでしょうか。