懐かしの演歌。昭和の演歌の名曲まとめ
演歌の名曲というと、現在の若い世代の間でも知られている名曲がたくさんあるほどで、まさに時代を越えて愛されている音楽ですよね。
とはいえ、演歌の最盛期といえば昭和時代だったのかもしれません。
数多くの演歌歌手がたくさんの楽曲を世に送り出し、多くのリスナーが演歌に心をつかまれていた時代ですよね。
そこでこの記事では、昭和の時代を彩った懐かしの演歌の名曲を一挙に紹介していきます。
時代を越えて愛される名曲はもちろん、知る人ぞ知る隠れた名曲まで選びました。
ぜひこの機会にあらためて一時代を築いた名曲たちをお聴きください。
懐かしの演歌。昭和の演歌の名曲まとめ(51〜60)
愛染かつらをもう一度島津亜矢

演歌歌手、島津亜矢さんの代表作『愛染かつらをもう一度』はとくに感動を呼ぶ楽曲です。
1986年のデビュー以来、島津さんは幅広い音楽性で知られ、演歌だけに留まらないその歌唱力が多くの人を魅了しています。
『愛染かつらをもう一度』は、島津さんの歌唱力と情感豊かな演技が光る楽曲で、父親への深い感謝と思い出を歌い上げています。
この楽曲は、家族への愛、とりわけ父親への尊敬と感謝の気持ち、人生の挑戦とその中で見いだした美しい瞬間を讃えます。
東京の夕暮れを背景にした歌詞は、聴く者の心に強い共感を呼びます。
その切なさと温かさが混在する感情は、とくに家族を大切にする人や、人生の岐路に立つ人にオススメです。
二輪草川中美幸

川中美幸さんは、1973年にデビューして以来、演歌界の第一線で活躍してきました。
とくに、1998年1月1日にリリースされたシングル『二輪草』は、その代表作の一つです。
この楽曲は100万枚を突破し、同年の有線ランキングで最多リクエスト賞を獲得するほどの大ヒットを記録しました。
『二輪草』の魅力は、夫婦間の深い絆をテーマにした歌詞にあります。
ケンカをしても背中合わせで眠りにつく夫婦の様子を描いたこの曲は、聴く人の心を温かくします。
また、曲自体もゆったりとしたテンポで、川中さんの澄んだ歌声が魅力をより際立たせています。
一緒に年月を重ねていく大切な人がいる方、またはそんな関係を目指す方にとっては、共感を呼び、励ましとなる1曲ですね。
お富さん春日八郎

春日八郎さんの『お富さん』は、日本の伝統芸能である歌舞伎をモチーフにした、心に響く名曲です。
歌詞には、かつて愛し合った男女の再会とその切ない運命が描かれており、人生の儚さや運命の不可解さを感じさせます。
「粋な黒塀」から始まる歌詞は、懐かしい風景を思い起こさせ、高齢者の方の心に深く響くことでしょう。
この曲は、カラオケやBGMとして使うのにぴったりです。
ゆったりとしたテンポで歌いやすく、歌詞の一つひとつを味わいながら楽しめます。
また、思い出話のきっかけにもなるので、高齢者の方々との会話を楽しむ際にもおすすめですよ。
夫婦春秋村田英雄

貧しいながらも愛を育み、苦楽をともにしてきた夫婦に生きる活力と憂いを与えるようなこの歌は、顔には出さない妻への思いを抱く亭主関白な夫と、そんな夫を支えることに生き甲斐を感じる妻の支え合う姿を描き出し、理想的な夫婦の形を描いています。
懐かしの演歌。昭和の演歌の名曲まとめ(61〜70)
港町ブルース森進一

森進一が1969年に発売したシングルで、北海道函館市を皮切りとして、鹿児島県枕崎市まで日本列島を南下するように多くの港町が登場している曲です。
ミリオンセラーを記録し、第11回日本レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞、第2回日本有線大賞では大賞を受賞しました。
第20回NHK紅白歌合戦では2回目の出場にして白組のトリを務めました。
襟裳岬森進一

昭和の音楽シーンに花を添えた森進一さんの『襟裳岬』。
1974年にリリースされたこの曲は演歌とフォークの橋渡し的な役割を果たした重要な1曲でした。
というのも、作曲を担当したのは吉田拓郎さん、作詞は岡本おさみさん。
フォークの心と演歌の魂が見事に融合した本作は大ヒットを記録しました。
まさ寒い襟裳岬の春とともに、人生の葛藤を思わせる描写がつづられた歌詞は、今も新鮮で心に染み入りますよね。
時代はもちろん、演歌という枠をも越えて多くの人に愛され続ける名曲です。
意気地なし森雄二とサザンクロス

「意気地なし」曲名からすると女性が歌っていると予想されますが、実は男性が歌っています。
男性ならではの独特な雰囲気を出しているので、くせになる曲です。
ムード歌謡の大ヒットソング。
演歌というよりも、フォークに近い曲の構成で、がっちりとした演歌が苦手な方でも、安心して聴けるでしょう。
男性が放つ「いくじなし」は、女性とは違った哀愁を感じられます。