オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(41〜50)
いえないひらぎ

オシャレな曲調と裏腹な、切ない心の叫びにハッとさせられるポップチューンです。
ボカロP、ひらぎさんによる作品で、2025年8月に公開されました。
洗練されたメロディーと心地良いリズムが魅力的。
そして歌詞で描かれているのは、本当は逃げたいのに強がってしまう主人公の葛藤です。
この明るいサウンドに乗るからこそ、隠された本音がより胸に響くんですよね。
弱音を吐けない夜に聴いてみてください。
夜明けと蛍n-buna

バンド、ヨルシカのコンポーザーとしても大活躍しているn-bunaさんの代表曲です。
2014年に公開、爆発的にヒットを飛ばしました。
「夏に聴きたいボカロ曲は?」と聞かれたら、いの一番に挙げる方、多いのではないでしょうか。
バンドサウンドで展開される曲ですが、激しくはなく、むしろ繊細。
休符を効果的に取り入れたアレンジだからでしょう。
ラストサビに向かってだんだんと盛り上がっていく曲調に、ぞわぞわしてしまいます。
惑星ループナユタン星人

Tik Tokでもダンスミュージックとしてはやり、中高生に人気を博したボカロ曲です。
普段、人が日常で抱く思いが連なったような歌詞が魅力の1つ。
サビのキャッチーなメロディーは頭の中を無限「ループ」します。
コーラスもかわいらしく、オシャレに仕上がっていますよ。
アンビバレンスダンスいずん≒

現実と幻想が入り混じる、不思議な世界観に引き込まれる作品です。
ボカロP、いずん≒さんによる楽曲で2025年8月に公開。
この楽曲は、教室にいる少年の憂鬱と、彼を誘う少女の狂気が交錯するストーリー仕立てになっています。
相反する感情が渦巻く歌詞にスウィングジャズ調のでスリリングなサウンドがぴたりと合致。
聴き進めていくうちいつのまにかその世界から抜け出せなくなっちゃうんですよね。
退屈な日常から抜け出したいときにぜひ。
妄想感傷代償連盟DECO*27

もはや説明不要のボカロP・DECO*27さんの名曲。
バンドサウンドでガンガン押してくるのかなと思えばエモーショナルなシンセが入るなど、曲調は実に繊細です。
そして曲名『妄想感傷代償連盟』からしてオシャレ。
名詞をつなげたテンポ良いサビを聴いていると歌いたくなります。
恋愛の歌詞なのにそこまで感傷的にもなっておらず、そういう曲全体のバランス感覚自体、オシャレです。
もちろん言葉遊びも一級で、二酸化炭素をそのまま「二酸化炭素」と言わない表現方法なんか……さすがですね。
ヴィランてにをは

音と音のスキマがたまりません。
ボカロP、てにをはさんによるスタイリッシュでハイセンスな楽曲です。
2020年に公開後、その特徴的なサウンドアレンジが話題を呼び、すぐさま人気曲の仲間入り。
v flowerの巻き舌ボイスとチルでダークな曲調があいまって、くり返し聴きたくなる魅力を放っています。
歌詞の現代社会に切り込むメッセージ性には考えさせられます。
音楽としてもアートとしてもとらえられる、ステキな作品です。
さよならお月様雄之助×zeroth

夜空に溶けていくような、幻想的で美しいエレクトロニックチューンです。
『PaⅢ.SENSATION』などで知られる雄之助さんと、クラブシーンで活躍するzerothさんによるコラボ作品で、2025年8月に公開されました。
ボカコレ2025夏TOP100ランキングで23位にランクイン。
2人の個性が融合した、繊細かつクラブライクなサウンドアレンジがとにかく見事なんですよね。
本作は、静かな夜にじっくりと自分と向き合いたい時にぴったり。
音の波に身をゆだねてみてはいかがでしょうか。