オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(91〜100)
たぶん、夢佐藤乃子

『幽霊みたい』などで多くのリスナーを魅了したボカロP、佐藤乃子さんが手がけた作品です。
2025年7月に公開、ボカデュオ2025のチーム、とびうおのたまご名義で制作された曲のボカロ版。
浮遊感のあるエレクトロニックサウンドが歌愛ユキの透明な歌声にそっと寄り添う、夢見心地なナンバーです。
夢と現実の狭間をただよいながら、自分の心と静かに向き合う歌詞世界も印象的。
日々の喧騒から離れて1人になりたい夜に聴けば、その切なくも美しい世界観にのとりこになるはずです。
愚図愚図平田義久

平田義久さんが手がけた、不器用な愛のもどかしさを歌う作品です。
本作は2025年7月に公開されたアルバム『日本の夜』に収録。
強がって大切な人を傷つけてしまう、自分の愚かさに自己嫌悪している主人公の姿が、ゲキヤクの物憂げな歌声で表現されています。
アコースティック楽器で構成された大人っぽい曲調も特徴。
1度聴けばこの曲の持つ物語性に思いをはせずにはいられなくなります。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(101〜110)
水族館で会いましょう佐藤乃子

ボカロP、佐藤乃子さんが手がけた作品です。
2025年4月のイベントで頒布されたEP『WELCOME TO THE INTERNET』に収録。
この曲で歌われているのは、UFO探しや心霊スポット巡りといった、少し危うい非日常への憧れ。
退屈な現実から抜け出し「水族館」という幻想的な場所で会おうと約束する主人公の気持ちに、不思議と共感してしまう方も多いのではないでしょうか。
浮遊感のあるサウンド、どこか不穏な歌詞の世界観がクセになるボカロ曲です。
阿呆なるものはsasakure.UK

軽やかなメロディーと歌詞の大胆さがたまりません。
なにもかもうまくいかないときに「それでもいいんだ!」と思うために聴きたい曲です。
曲のクライマックスシーン、不安をあおるような曲調から爽快感あふれるサビへの移行は、目の前が急に開けるような感じがします。
ぜひともその展開を楽しんでください。
脳漿炸裂ガールれるりり

本も出版され映画化もされた、VOCALOID曲の頂点とも言える1曲。
ボカロPのれるりりさんはデビュー作から注目を集めた奇才ですが、この曲で知名度が爆上がりしました。
『脳漿炸裂ガール』はスペースがいくらあっても書ききれないぐらいの魅力にあふれていて、とくに「これぞボカロ!」と言いたくなる超絶ハイスピードなサウンドとメロディーは、一回聴けば病み付きことまちがいなしです。
歌詞の言葉選びも「これはどんな意味があるんだろう」と思わず考察してしまうほど、深みがあってオシャレ!
とにもかくにも聴いてみてください!
ちなみですが、映画にはアイドルグループ・私立恵比寿中学の柏木ひなたさんと女優の竹富聖花さんが出演しています。
九龍レトロトーマ

タイトルが不思議で思わず惹かれしまいます。
淡々としたメロディーと単語の羅列のような歌詞を追っているうち、3分半近くがあっという間に過ぎ去ります。
退廃的な雰囲気を味わいたい方にオススメです。
2012年に公開されました。
鏡のむこうでは晴いちばん

ボカロP、晴いちばんさんが2025年7月に公開した作品です。
本作は、鏡の向こうにいるもう一人の自分と対話するかのような、内省的な世界観に引き込まれます。
洗練されたサウンドと初音ミクの繊細な歌声が、理想と現実の狭間で揺れる主人公の心の機微を丁寧に描き出しているんです。
ラストサビへの転調など、聴きどころも満載。
自分自身と静かに向き合いたい時や、物思いにふけりたい夜に寄り添ってくれる1曲かもしれません。