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【ミハイル・グリンカ】ロシア音楽の先駆けである作曲家の名曲、人気曲を紹介

ロシアの作曲家、ミハイル・グリンカ。

ロシアの国に初めて真のロシア的音楽を作った人物であり、国外でも広い名声を得た最初のロシア人作曲家として、「近代ロシア音楽の父」と呼ばれました。

同時代の詩人、画家らと積極的に交友関係を結び、なかでも詩人プーシキンからの影響でロシア的な作品を書き始めたそうです。

本記事ではそんなグリンカの名曲、人気曲をピックアップしました。

彼の作品は、当然ロシア風でありながらショパンのような甘美さを感じさせる作品や、当時流行していた歌劇のメロディを主題とする変奏曲など、ロマンティックでユニークな雰囲気も兼ね備えています。

ロシアへの愛を感じられる作品も多くあるので、ぜひそんな彼の音楽をお楽しみください!

【ミハイル・グリンカ】ロシア音楽の先駆けである作曲家の名曲、人気曲を紹介(36〜40)

ヴィオラ・ソナタ ニ短調より 第2楽章Mikhail Ivanovich Glinka

ヴィオラ・ソナタ ニ短調(Sonata in D Minor for Viola and Piano)第2楽章:ラルゲット・マ・ノン・トロッポ。

演奏はヴィオラ:ノーラ・ロマノフさん、ピアノ:マティアスSusaasハルヴォルセンさん。

ベルギー・アントワープ “De Singel”でのコンサートから。

悲愴三重奏曲 ニ短調より 第1楽章、第2楽章Mikhail Ivanovich Glinka

グリンカ : 悲愴三重奏曲 ニ短調 – I.Allegro moderato II.Scherzo
悲愴三重奏曲 ニ短調より 第1楽章、第2楽章Mikhail Ivanovich Glinka

悲愴三重奏曲 ニ短調(Trio Pathetique in D Minor)より 第1楽章:アレグロ・モデラート、第2楽章:スケルツォ。

演奏はクラリネット:山本学子さん、ファゴット:田中美帆さん、ピアノ:川島立子さん。

パウエルフルートジャパン・アーティストサロンにて。

「ルスランとリュドミュラ」序曲Mikhail Glinka

とても華やかなオペラの名曲です。

ミハイル・グリンカはロシアの国民楽派を作曲家のひとりです。

「ルスランとリュドミュラ」はメルヘン・オペラのひとつで、ロシア民謡の特徴が混じっています。

グリンカが活躍した19世紀には「民族主義」という考えが台頭し、帝国主義を広げるヨーロッパ中心地に対して、周辺の地域が自国文化を守ろうとしたことが大きなきっかけとなっています。

オーケストラがトッティで冒頭を演奏し、弦楽器パートが駆け上がるようなパッセージを演奏します。

木管が追いかけるようにフレーズをつなぎ、弦楽器も歌い上げ、全曲を通して疾走感がある曲です。

楽譜を見るとどのパートも各フレーズをつなぐように書かれており、聴く分には楽しい曲ですが、演奏する側は結構必死だったりします。

見事弾ききったオーケストラには思わずブラボーと言いたくなりますね。

歌劇「ルスランとリュドミラ」より序曲Mikhail Glinka

物語の幕開けを感じさせる『歌劇「ルスランとリュドミラ」より序曲』は、朝の目覚めや勢いよく走り出したい時にぴったりの楽曲です。

作者のミハイル・グリンカさんはロシア出身で、管弦楽曲を得意としており、軽快な表現が魅力的な方です。

『ルスランとリュドミラ』は全5幕からなるオペラ作品で、リュドミラ姫と騎士ルスランが結ばれるまでを描く物語も魅力的です。

近年のゲーム音楽が好きな方や、明るい気分で運動したいという方に一度聴いていただきたい楽曲です!

歌劇《ルスランとリュドミュラ》序曲Mikhail Glinka

1804年生まれ、ロシアの作曲家ミハイル・グリンカの作品、歌劇「ルスランとリュドミラ」より【序曲】です。

ミハイル・グリンカは国外で広く名声を勝ち得た作曲家で「近代ロシア音楽の父」と呼ばれています。

この序曲は終始プレスト(速いテンポ)で演奏され、華々しく躍動感にあふれた曲に仕上げられています。

日本のオーケストラ集団にも人気が高く、演奏される機会が非常に多い作品です。

おわりに

ミハイル・グリンカの名曲、人気曲を紹介しました。

有名なチャイコフスキーやラフマニノフも同じロシアの作曲家ですが、彼らもロシア音楽の先駆けであるグリンカの影響も受けたのではと思うと、クラシック音楽はすべて繋がっていて面白いですよね。

ほかにもたくさん作品があるので、ぜひ聴いてみてくださいね!