高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
一口に「ハイトーンボイス」と言っても、地声で突き抜けるようなハイトーンからミドルボイスやファルセット(裏声)を効果的に使った柔らかいオトナな雰囲気のハイトーンまで、その表現方法はさまざま。
今回のトピックでは、いろいろなハイトーンボイスの魅力を感じられる楽曲を最新の話題曲から定番の名曲までバラエティ豊かに揃えてみました。
ただ聴いているだけでも心地のいいハイトーンボイスですが、ご自身でも気持ち良く高音を歌えるようになると、もっと楽曲の楽しみ方が広がると思います。
高音による歌唱を習得してみたい方の練習素材、参考材料としてもご活用いただけると幸いです。
高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス(181〜190)
mooniri

iriさんの6thアルバム『PRIVATE』収録楽曲で、同アルバムのリリースは、2023年5月。
楽曲そのものも、とても落ち着いた、少し気怠い雰囲気が魅力のものとなっており、一曲を通して聴いても、突き抜けるようなハイトーンボイスによる歌唱は出てきませんが、低音中心に構成されたAメロパート等と、ファルセットボイスを効果的に使ったサビパートの歌唱のコントラストが楽しめる一曲となっています。
ミックスボイス〜ファルセットの効果的な使い方の見本としても参考になる楽曲だと思います。
ちょっとマニアックな(?)セレクトにはなりますが、お楽しみにいただければ幸いです。
長い夢YU-KI

こちらは元JUDY AND MARYのボーカルYUKIがソロ名義でリリースした「長い夢」という曲です。
2006年にリリースされたアルバム「Waves」に収録されています。
伸びやかで、パンキッシュな歌声が最高ですね!
あんなに高い声でのびのびと歌えたら、気持ちがいいに違いないです。
キラキラとした楽曲ですが、切なさも感じられる一曲です。
誘惑ラプソディーギルド

所属事務所が同じということで、ゴールデンボンバーの弟分バンドとして紹介されることも多い、日本のV系バンド、ギルドの11作目のシングルで2014年元旦リリース。
このギルドのシンガー、ryuichiさんには、僕も歌唱指導……というか側面からの歌唱プロデュースやボイストレーニングなどやりましたが、とても努力家で、その間にハイトーンの音域もグングンと上がっていきました。
もちろん、それ以前から持っていた歌唱力もとても高く、ハイトーンを目指すアマチュアの男性シンガーの皆さんにはぜひお手本にしていただきたいアーティストです。
バンドとしても非常にテクニカルな演奏が楽しめるところもギルドの魅力ですね!
壊れかけのRadio德永英明

徳永英明、10枚目のシングルで1990年7月リリース。
徳永の代表曲にも数えられる名作ですね。
この曲で徳永を知った方も多いのではないでしょうか。
その少年のような透明感のあるハイトーンボイスが、思春期を振り返るような歌詞の世界観を非常によく表現していて、30万枚を超える売り上げを記録したこともうなづける完成度の楽曲に仕上がっていると思います。
メロディの最高音部でもファルセットに逃げるような歌唱をしていないところは「さすが!!」と言う以外にないでしょう。
その分、歌唱に関してあまりテクニカルな印象は受けないですが、それにより『人に伝わる歌』をより体現できているんでしょうね。
AutomaticDef Tech

爽やかなサウンドで人気を集め続けるデュオ、Def Tech。
2000年代から活躍を続けており、いまだにコンスタントに名曲やヒットソングを量産していますね。
そんなDef Techの楽曲のなかでも、特に高音が気持ち良い作品としてオススメしたいのが、こちらの『Automatic』。
サビのファルセットが印象的な作品で、全体的に爽快感がただよっています。
激しい高音も良いのですが、こういうスムーズな高音パートは特に聴き心地が良いのではないでしょうか?
Wave清水美依紗

次世代のR&Bシンガーとして注目されている女性シンガー、清水美依紗さん。
歌手としては珍しいホイッスルボイスを使いこなすシンガーで、その歌唱力の高さから業界でも話題を読んでいます。
そんな清水美依紗さんの楽曲のなかでも、特に高音が気持ち良い作品としてオススメしたいのが、こちらの『Wave』。
本作ではホイッスルボイスを多く用いるようなことはありませんが、それでも全体を通してハイトーンが何度も登場します。
R&Bの持ち味であるオシャレな雰囲気もただよっているので、そういった作品が好みの方は必聴の一曲と言えるでしょう。
解放源HaKU

実は筆者はこのバンドのことを知らなくて、この記事を書くためにリサーチして、彼らの楽曲を初めて聴いたんですが、すごく特徴的でおもしろいバンド……楽曲ですね!
徹底的にファルセット(裏声)のみで歌われているボーカルもすごく印象的です。
音源ではファルセットボイスに加えて、何か補正エフェクトを積極的に使って加工しているような感もありますが、ここまで徹底的にファルセットで押し通したボーカルは見事と言う以外ないでしょう。
これ、やってみると意外に難しいですから、高音に自信のある男子の皆さんは、ぜひカラオケでチャレンジしてみてください!