オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち
落ち着いた雰囲気で高揚感を満たしてくれる、ジャズ。
身近な音楽の1つですが、長い歴史を持つため「敷居が高い」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けた、世界の偉大なジャズ・ボーカリストをピックアップしました。
前半はジャズを作り上げてきた王道のボーカリスト、後半は現代のジャズ・シーンを牽引するボーカリストをチョイスしています。
ジャズに詳しい方も、そうでない方も楽しめるリストを作成いたしましたので、どうぞ最後まで、ごゆっくりとお楽しみください。
オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち(31〜40)
Wild Is The WindNiki King

大人の色香漂う艶っぽい歌声とルックスが魅力です。
ニーナ・シモンの歌唱で有名なこの曲をニッキー・キングが歌うと、切なく色っぽいさを感じつつスッキリと凛とした印象のバラードに。
しっとりとしたピアノのサウンドとマッチした奥深い一曲です。
Afro BlueDianne Reeves

現代ジャズ・ボーカルの女王、ダイアン・リーヴスは歌手の父親、トランペット奏者の母、従兄は有名なピアニストと音楽一家に生まれました。
甘く切ないハスキー・ボイスから鳥のさえずりのような高音まで、さまざまな楽曲を自由に歌いこなす稀代のシンガーです。
Be Good (Lion’s Song)Gregory Porter

厚みのあるソウルを感じる歌声ながら、温もりを感じる優しいサウンドが魅力です。
メリハリがあって聴かせどころたっぷりですし、軽やかなジャズワルツに乗せてハートウォーミーに歌い上げる聴きごたえのある一曲です。
Born to Be BlueBeverly Kenney

生まれついてのブルーな人生という少々ネガティブな内容の歌詞を持っているのですが、同時に、緑だったり金色、あるいはパステルなどなぜかカラフルに色どりされているおもしろい曲です。
彼女は若くして非業の死をとげたこともあり寡作なのですが、この曲は彼女の代表曲ともいわれています。
Honeysuckle RoseAnita O’Day

ホーン楽器的に歌う歌唱法が独特なリズム感を生み出しているアニタ・オデイ。
ハスキーボイスを持つ彼女はクリス・コナー、ジューン・クリスティらのようにスタン・ケントン・オーケストラに所属し、成功を収めました。
彼女はさまざまな中毒とたたかいながらも、晩年まで歌手として活動を続けました。
オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち(41〜50)
Bye Bye BlackbirdCarmen McRae

ニューヨークのハーレムに生まれ、10代から20代にかけて主にピアニストとして活動していた彼女は、ピアニストとしての経験からメロディーフェイクやスキャットにも優れた才能を発揮しています。
喫煙の影響で晩年は声が低くなっていったといわれています。
On The Sunny Side Of The StreetEsperanza Spalding

音楽に関心のあった母親の影響もあり、いろいろな楽器をへて音楽のフィーリングをつかみ、14歳の時からベースに転向、のちに歌も歌い始めます。
パット・メセニーやパティ・オースティンに見いだされた彼女、ベースと歌を同時に演奏しているさまはとても魅力的で、聴く人の心に残るのではないでしょうか。