オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち
落ち着いた雰囲気で高揚感を満たしてくれる、ジャズ。
身近な音楽の1つですが、長い歴史を持つため「敷居が高い」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けた、世界の偉大なジャズ・ボーカリストをピックアップしました。
前半はジャズを作り上げてきた王道のボーカリスト、後半は現代のジャズ・シーンを牽引するボーカリストをチョイスしています。
ジャズに詳しい方も、そうでない方も楽しめるリストを作成いたしましたので、どうぞ最後まで、ごゆっくりとお楽しみください。
オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち(41〜50)
No More BluesRoberta Gambarini
凛とした女性の美しさを感じつつ心地よい歌声が魅力です。
ボサノバのスタンダードナンバーをスキャット交じりのルバートで始まる彼女らしい曲です。
軽快でリズミカルなサウンドとサウダージを感じる歌声が絶妙にマッチした名曲です。
オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち(51〜60)
Fly me to the MoonDiana Panton

キュートでキャッチーな歌声が魅力のダイアナ・パントンは、親しみを感じるサウンドをゆっくりと感じられるボーカリストです。
超有名なスタンダードナンバーも彼女色に染め上げ、ライト感のある雰囲気が心地よいです。
But Not For MeChet Baker

チェット・ベイカーは歌も歌うトランペッタ―として、その中性的なボーカルにも人気が集まりました。
しかし1950年代後半からドラッグにおぼれ、1970年にはドラッグがらみのケンカで前歯を折られ、演奏ができなくなるなど、恵まれない生活を送った後、1988年にホテルの窓から転落死という最期でしたが、その歌声が色あせることはありません。
Something CoolJune Christy
この曲のタイトルの意味は「冷たい飲み物」であり、クールなわけではないのですが、このヴァージョンを聴くと、とても都会的でクールな格好良さを感じます。
ただ、歌詞の内容は、ちょっと落ちぶれた女の人の昔語りだったりします。
Afro BlueAbbey Lincoln

旅慕情感のある切ない歌い上げ方はビリーホリデイの再来と呼ばれました。
ボーカリスト以外では女優としての顔も持ち合わせております。
当楽曲では黒人差別と戦ってきたジャズの歴史のより深みのある部分の芯の強さを感じることができます。
Mornin’Al Jarreau

声域がかなり広く、スキャットの技術に関しては右に出るものはいないほどにテクニックのあるボーカリストです。
当楽曲はジャズファンク系のリズムナンバーでも彼自身のクラシックナンバーとして長らくライブでも人気の楽曲でした。
CaravanCyrille Aimée

キュートな歌声と情感たっぷりの表現力、スタンダードナンバーをまった新しいサウンドで楽しませてくれる高いボーカルスキルも素晴らしいです。
魅惑的なスタンダードを彼女のカラーで歌い上げるだけでなく、オリジナリティあふれるスキャットを交えるところもポイントです。