どんな時でもメタルを聴けば元気になれる、そんな皆様に送る最新のメタル事情!
ご存じの通りメタルは多くのサブジャンルを持ち、その境界線は時代が過ぎゆくごとに曖昧となっております。
同時に、いつまでも変わらないメタル魂は世界共通のものですよね。
本稿では、広い意味でのメタルに着目し、大ベテランによる王道中の王道メタルからメタルコア以降のハイブリッドなヘビーロック、地下シーンで注目を集めているバンドまでを幅広く網羅した最新曲がずらりと並ぶラインアップでお届けします!
今後のメタル・シーンを占うという意味でも、ぜひチェックしてみてくださいね。
【2025】洋楽メタル好き必見!最新の人気曲、注目曲まとめ(1〜10)
Absent ThereafterNEW!Between the Buried&Me

プログレッシブ・メタルの常識を塗り替えるサウンドでファンを魅了する、アメリカのバンド、ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミーの楽曲です。
ストーリーに縛られず、内省的な感情のジャーナルをテーマにしており、テクニカルなメタルからジャズ、カントリー、ファンクまでが混ざり合う予測不能な展開が見事に表現されていますよね。
2025年7月に公開された本作は、同年9月リリースのアルバム『The Blue Nowhere』からの先行ナンバー。
ジャンルの枠を飛び越える、まるで音楽の万華鏡のようなスリリングな体験を求める方にぜひ聴いてみてほしい一曲です。
CellophaneNEW!DON BROCO

これまでのポップな側面から大胆に舵を切り、強烈なヘヴィネスを前面に押し出したドン・ブロコの一曲です。
イギリス出身で2008年から活動する彼らは、アルバム『Amazing Things』でUKチャート1位を獲得した実力派。
2025年7月に公開された本作は、大手レーベル移籍後初のシングルで、バンドの新章を象徴する作品なのだとか。
強靭そうに見えて実は脆く、助けを求めることさえできない心の弱さを描いた歌詞と、攻撃的なニューメタルサウンドの融合が秀逸ですよね。
Bring Me The Horizonなども手掛ける名プロデューサーを起用したことで、サウンドの破壊力はまさに圧巻!
内に秘めた感情を爆発させたい時や、激しい音で悩み事を吹き飛ばしたい時にぴったりの楽曲です。
I’ll Know You’re Not AroundNEW!Dying Wish

静寂を切り裂くようなクリーンボイスから、地を這うような咆哮まで、感情の振れ幅を劇的に描き出す一曲です。
アメリカ・オレゴン州ポートランド出身のメロディック・メタルコアバンド、ダイイング・ウィッシュが2025年7月に公開した本作は、同年9月リリースのアルバム『Flesh Stays Together』からの先行シングル。
歌詞では、相互に依存し合う関係の痛みや裏切り、そして見捨てられることへの深い後悔が歌われています。
ノックド・ルースなどを手掛けたプロデューサーを迎えたサウンドは、ブルータルなリフと壮麗なメロディが交錯し、まさに心の葛藤そのもの。
どうしようもない悲しみを受け入れ、それでも前を向きたいと願うときに聴いてほしい作品です。
EliminatorNEW!I See Stars

歪んだギターと鋭いシンセサイザーが火花を散らす、攻撃的でダンサブルなナンバーは、エレクトロニックコアの先駆者であるアメリカのバンド、アイシー・スターズによる作品です。
痛みを通じて声を得たという再生の物語が、切なさと力強さの入り混じるボーカルで歌い上げられています。
グリッチやノイズがサイケデリックなムードを醸し出すビジュアライザーも、その世界観を加速させていますよね。
本作が収録されるアルバム『THE WHEEL』は実に9年ぶりのスタジオ作品で、バンドの歩みを凝縮した一枚なのだとか。
逆境に立ち向かう活力が欲しい時、アドレナリン全開になりたい時にぴったりの楽曲です!
where did you go?NEW!We Came As Romans

アメリカ・ミシガン州出身のメタルコアバンド、ウィー・ケイム・アズ・ローマンズが届ける、ダークで内省的な世界観が胸に深く響くナンバーです。
この楽曲は、失ってしまった過去の自分と向き合う喪失感やノスタルジーがテーマとなっており、フロントマンのデイヴ・スティーブンスさんが夜のドライブ中に感じたという内省的な思いが反映されています。
静寂から始まり、徐々に感情が燃え上がって嵐のようなサウンドへと展開する構成は、まさに圧巻ですよね。
2025年8月リリースの7枚目のアルバム『All Is Beautiful…Because We’re Doomed』に先駆けて公開された本作。
過去にはアルバム『Tracing Back Roots』でビルボード8位を記録した彼らならではの、エモーショナルなサウンドスケープが広がっています。
独りで過去を振り返る夜や、何かを乗り越えるための静かな勇気が欲しいときに聴けば、きっと心に寄り添ってくれるはず!
To Live DeliciouslyCradle Of Filth

イギリスのエクストリームメタルシーンを代表するクレイドル・オブ・フィルスが、新たな境地を見せる意欲作を発表。
2025年3月にリリース予定のアルバム『The Screaming Of The Valkyries』からの先行曲では、快楽主義的な解放と自由を力強く歌い上げています。
重厚なギターリフと荘厳なオーケストレーション、そしてダークで魅惑的な雰囲気が見事に調和した本作は、バンドの進化を感じさせる一曲となっています。
映画『ウィッチ』からインスピレーションを得た歌詞は、社会的・宗教的な束縛からの解放をテーマに、生命の祝祭を描き出しています。
シンフォニックメタルやゴシックメタルに魅了される方なら、きっと心を掴まれることでしょう。
CollusionKillswitch Engage

古代ローマ帝国から続く政治的陰謀と権力者による大衆操作をモチーフにした力強い楽曲が、Killswitch Engageから届きました。
硬質なメタルコアサウンドの中に込められた社会批判のメッセージは、まさに現代社会への警鐘となっています。
アダム・デュトキエヴィッツ氏のプロデュースによって生み出された激しいリフとエネルギッシュなボーカルの融合は、バンドの真骨頂と言えるでしょう。
2025年2月リリースのアルバム『This Consequence』に収録された本作は、すでに多くの批評家から絶賛の声が寄せられています。
社会の裏側にある真実を見極めたい方、そして重厚なメタルコアサウンドを心から愛する方にぜひ聴いていただきたい一曲です。