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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(41〜60)

私を泣かせてください 歌劇「リナルド」 中丸三千繪 0001Georg Friedrich Händel

1685年ドイツに生まれ、後にイギリスに帰化した作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの作品、歌劇「リナルド」より【私を泣かせてください】です。

この曲は、敵軍の王に求愛されても愛するリナルドへの貞節を守るために「奇酷な運命に涙を流しましょう」と歌う、アルミレーナのアリアです。

歌に生き恋に生きLeontyne Price

プッチーニ 《トスカ》「歌に生き恋に生き」 レオンティン・プライス
歌に生き恋に生きLeontyne Price

プッチーニのトスカより、2幕のトスカのアリア。

イタリアプリマドンナオペラの代名詞である作品ですが、タイトルロールの難しさから日本での上演回数はあまり多くありません。

トスカの神への切実な嘆きが感動的で涙を誘うシーンです。

Recondita armoniaPlacido Domingo

プッチーニのトスカより、1幕のカヴァラドッシのアリア。

同時代の曲の中では特別派手さはないがプッチーニ特有の美しいメロディーで綴られるこの曲は、3幕のアリア同様に高い人気を誇っていると思われます。

高い音域でのロングトーンが多いので歌唱には高いテクニックが必要です。

悪魔め、鬼めRenato Bruson

リゴレット 「悪魔め、鬼め !」 レナート・ブルゾン
悪魔め、鬼めRenato Bruson

ヴェルディのリゴレットより、2幕のリゴレットのアリア。

娘を取り戻すために歌うこのアリアは激しい怒りと慈悲を求める悲痛な音楽で構成され、非常に高いテクニックが要求されるため、ヴェルディバリトンが歌手人生をかけて目指す最高峰ともいわれます。

Largo al factotumThomas Hampson

Thomas Hampson – Largo al factotum – Il barbiere di Siviglia
Largo al factotumThomas Hampson

ロッシーニのセヴィリアの理髪師より、1幕のフィガロのアリア。

バリトンにとっては非常に高い音域が要求されている大変難しい曲です。

加えて狂言回しのシンボルたる早口が止まらず、完璧に歌いきれれば会場からは拍手喝采です。