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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

もくじ

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(1〜20)

Gelido in ogni venaCecilia Bartoli

Cecilia Bartoli – Gelido in ogni vena (from Farnace)
Gelido in ogni venaCecilia Bartoli

アントニオ・ヴィヴァルディのオペラ『Farnace』。

こちらの『Gelido in ogni vena』は、劇中に登場する作品のなかでも、特に有名な作品です。

イタリアを代表するバロック作曲家のアントニオ・ヴィヴァルディによって作曲されただけあって、全体的に重い雰囲気がただよっています。

ご存じの方は少ないと思いますが、ドイツのシンガー・ソングライター、クラウス・ノミさんの『Cold Song』は恐らく、この曲から強いインスパイアを受けていると思います。

歌劇《ルスランとリュドミュラ》序曲Mikhail Glinka

1804年生まれ、ロシアの作曲家ミハイル・グリンカの作品、歌劇「ルスランとリュドミラ」より【序曲】です。

ミハイル・グリンカは国外で広く名声を勝ち得た作曲家で「近代ロシア音楽の父」と呼ばれています。

この序曲は終始プレスト(速いテンポ)で演奏され、華々しく躍動感にあふれた曲に仕上げられています。

日本のオーケストラ集団にも人気が高く、演奏される機会が非常に多い作品です。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(21〜40)

Cantique de NoëlEnrico Caruso

Enrico Caruso – Cantique de Noël (O Holy Night) (1916)
Cantique de NoëlEnrico Caruso

プラシード・カポーの詩をもとに作られた名曲、『Cantique de Noël』。

英語圏では『O Holy Night』、日本語では『きよしこの夜』というタイトルで知られている、世界で最も有名なクリスマス・キャロルの1つです。

ポップスでもなじみ深い作品ですが、オペラ作品としてもカバーされており、古くから多くのオペラ歌手によってカバーされてきました。

今回はその中でも音源が残っているなかで最古の部類にあたる、エンリコ・カルーソーによる歌唱をピックアップしてみました。

当時の音質と一緒に、この曲の深さを味わってみてはいかがでしょうか?

オペラ ディドとエネアス(ヘンリー・パーセル作)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

美しいメロディーの調和からオーケストラの曲が始まり、これから始まるオペラの期待感を大きく刺激してくれて、その期待は裏切られることもなく全曲が演じられます。

「ディドとエネアス」はバロック時代のオペラの傑作の一つで1689年12月に、ロンドンにて初演されました。

歌劇『ローエングリン』より「エルザの大聖堂への入場」Wilhelm Wagner

佐渡 裕&シエナ・ウインド・オーケストラ / エルザの大聖堂への入場
歌劇『ローエングリン』より「エルザの大聖堂への入場」Wilhelm Wagner

荘厳で神聖な雰囲気を持つこの楽曲は、ゆったりとしたテンポで進行し、豊かなオーケストレーションが際立っています。

金管楽器と弦楽器の調和が美しく、聴く人の心に深い感動を与えます。

1850年8月に初演されたこの曲は、オペラの一場面を描写しており、主人公の純粋さや儀式の荘厳さを見事に表現しています。

結婚式や宗教的な儀式のBGMとしても使用され、多くの人々に親しまれています。

クラシック音楽に興味がある方はもちろん、心に響く美しい旋律を求めている方にもおすすめの一曲です。

ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)Richard Wagner

【300万回再生】ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)
ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)Richard Wagner

1813年生まれ、ドイツの作曲家で指揮者のリヒャルト・ワーグナーの作品、楽劇「ワルキューレ」より【ワルキューレの騎行】です。

「ワルキューレ」は楽劇「ニーベルングの指環」という4つの独立した楽劇からなる連作の中の1つです。

中でもこの第3幕の序奏、ワルキューレの騎行は最も人気が高く、上演も多くされています。