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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

もくじ

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(41〜60)

Recondita armoniaPlacido Domingo

プッチーニのトスカより、1幕のカヴァラドッシのアリア。

同時代の曲の中では特別派手さはないがプッチーニ特有の美しいメロディーで綴られるこの曲は、3幕のアリア同様に高い人気を誇っていると思われます。

高い音域でのロングトーンが多いので歌唱には高いテクニックが必要です。

悪魔め、鬼めRenato Bruson

リゴレット 「悪魔め、鬼め !」 レナート・ブルゾン
悪魔め、鬼めRenato Bruson

ヴェルディのリゴレットより、2幕のリゴレットのアリア。

娘を取り戻すために歌うこのアリアは激しい怒りと慈悲を求める悲痛な音楽で構成され、非常に高いテクニックが要求されるため、ヴェルディバリトンが歌手人生をかけて目指す最高峰ともいわれます。

Largo al factotumThomas Hampson

Thomas Hampson – Largo al factotum – Il barbiere di Siviglia
Largo al factotumThomas Hampson

ロッシーニのセヴィリアの理髪師より、1幕のフィガロのアリア。

バリトンにとっては非常に高い音域が要求されている大変難しい曲です。

加えて狂言回しのシンボルたる早口が止まらず、完璧に歌いきれれば会場からは拍手喝采です。

ムツェンスク郡のマクベス夫人(ショスタコーヴィチ作)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

金持ちのイズマイロフ家に嫁いだカテリーナは、愛のない夫と性格の曲がった舅との生活に失意を抱き、悲しみの日々を送っていました。

そんな中、新しい下男としてセルゲイが働き始めてカテリーナと結ばれる事になり、彼女は段々と不幸の道を歩みます。

個性的な作品でどんどんオペラの中に惹き込まれていきます。

オペラ フィデリオベートーヴェン作ローマ歌劇場管弦楽団

新国立劇場オペラ『フィデリオ』より Fidelio – New National Theatre, Tokyo
オペラ フィデリオベートーヴェン作ローマ歌劇場管弦楽団

ベートーヴェンが完成させたオペラは、この「フィデリオ」だけで曲想は形式と法則で美しく織りなされています。

オペラ歌手にとっては歌いこなすのがで難しく、高度なテクニックを必要とするため歌唱力で役をこなした歌手は「賞賛と成功を勝ち得ることが約束される」と言われている作品です。

Wer ein holdes Weib errungen/立派な妻を得たものは(良い妻を娶った者は)

ベートーヴェンが唯一完成させたオペラ「フィデリオ」で、最後に歌われる曲です。

刑務所の所長のたくらみによって無実の罪で牢屋に入れられた夫フロレスタンを助けるために、牢屋番の青年フィデリオ として潜入した妻、レオノーレの勇敢で懸命な精神をたたえた合唱曲です。