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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(1〜20)

O mio babbino caroMontserrat Caballé

ジャコモ・プッチーニのオペラ『Gianni Schicchi』。

こちらの『O mio babbino caro』はその中でも特に有名な作品で、日本語では『私のお父さん』というタイトルで知られています。

裏切りや争いをテーマにした作品が多い、中世のフィレンツェを舞台にしたオペラですが、この曲はそういった話の重さに安らぎを与えてくれる、素朴な愛を歌った作品です。

歌い手の感情のこめ方で雰囲気が大きく異なるので、ぜひ複数の歌手で聴き比べてみてはいかがでしょうか?

GranadaMario Lanza

メキシコ出身の作曲家、アグスティン・ララによって作曲された名曲、『Granada』。

彼はメキシコ出身ですが、幼い頃からスペインの文化に触れていました。

しかし、当時は戦時中だったこともあり、スペインへの渡航は簡単ではありませんでした。

この曲はそんな彼が、未だ見ぬスペインに憧れを持って作られた名曲です。

正式なオペラ歌手ではありませんが、現在でも多くのオペラ歌手からリスペクトを集める俳優のマリオ・ランツァさんのバージョンをピックアップしました。

彼の圧倒的な歌唱力も合わせてお楽しみください。

L’amour est un oiseau rebelleElina Garanca

Carmen: “L’amour est un oiseau rebelle” (Elina Garanca)
L'amour est un oiseau rebelleElina Garanca

ジョルジュ・ビゼーによって作られたオペラ『Carmen』の代表的な楽曲、『L’amour est un oiseau rebelle』。

ヒロインのカルメンから歌い出し、徐々に周りの合唱に移り変わる印象的な構成で、カルメンの力強い性格を見事に表した1曲です。

今回はラトビア出身のメゾ・ソプラノ歌手、エリーナ・ガランチャさんのバージョンをピックアップしました。

彼女の厚みのある歌声と、カルメンの性格が見事にマッチしているので、そういった部分もお楽しみください。

Frühlingsstimmen Op. 410Isyana Sarasvati

Isyana Sarasvati – Frühlingsstimmen – Walzer, Op. 410 – Johann Strauss II
Frühlingsstimmen Op. 410Isyana Sarasvati

ヨハン・シュトラウス2世の名曲、『Frühlingsstimmen Op. 410』。

日本では『春の声』というタイトルで知られている作品で、あらゆる歌曲のなかでも、トップクラスの難易度をほこることで有名な作品です。

今回はインドネシアのシンガー・ソングライター、イシャーナ・サラヴァティさんのバージョンをピックアップしました。

ポップ・シンガーでありながら、本場のソプラノ歌手にひけをとらない圧倒的な歌唱力が印象的ですね。

Una furtiva lagrimaL’Elisir d’Amore

L’Elisir d’Amore: “Una furtiva lagrima”
Una furtiva lagrimaL’Elisir d’Amore

19世紀前半のイタリアの音楽家を代表する、ガエターノ・ドニゼッティ。

こちらの『Una furtiva lagrima』は、彼の代表的なオペラ作品である、『L’elisir d’amore』に登場する作品で、日本では『人知れぬ涙』というタイトルで知られています。

メロディーは、「これぞアリア!!!」といった感じで、非常に叙情的なものにまとめられています。

そのため、歌い手の力量によって完成度が大きく変わる作品としても有名ですね。

この曲をより深く味わいたいという方は、複数の歌手で聴き比べてみてはいかがでしょうか?