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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(91〜100)

♪スメタナ: 歌劇「売られた花嫁」序曲 / イシュトヴァン・ケルテス指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団Bedrich Smetana

1824年生まれ、チェコの作曲家で指揮者、ピアニストでもあるベドルジハ・スメタナの作品、歌劇「売られた花嫁」より【序曲】です。

陽気な内容でハッピーエンドで終わることから万人に愛されているオペラです。

序曲は大変有名で、単独で演奏されることが多いです。

Eri tu che macchiaviDmitri Hvorostovsky

Dmitri Hvorostovsky – Eri tu che macchiavi from A Masked Ball (CSOTW, 17th June 1989)
Eri tu che macchiaviDmitri Hvorostovsky

ヴェルディの仮面舞踏会より、3幕のレナートのアリア。

歌うはオペラファンの間では「ディーマ」の愛称で親しまれ、色気ムンムンな姿で特に女性ファンは後を絶ちません。

近年では病気により活動が危ぶまれていましたが持ち前のバイタリティーで復活しました。

ぺレアスとメリザンド(ドビュッシー作)ウィーン放送交響楽団

Silent Tone Recordドビュッシー:海,牧神の午後への前奏曲,ラヴェル:スペイン狂詩曲/アンセルメ指揮/独DECCA:SXL 2061/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード
ぺレアスとメリザンド(ドビュッシー作)ウィーン放送交響楽団

幻想と空想の世界を楽しみなが観る淡い感じのオペラで、印象派の作曲家ドビュッシーの作風が全体的に彩られていて、フランス語の発音が歌になって語るような旋律で進行していく作品です。

初演は、1902年4月にパリのオペラ・コミック座で行われました。

オペラ 夢中病の女(ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作)カリアリ劇場リリコ管弦楽団

ベルリーニが得意とする秀麗なメロディーが多く楽しいオペラ「夢遊病の女」。

スイスで村一番の美人アミーナは富裕な地主のエルヴィーノと結婚することになっていましたが夢遊病で誤解を招き結婚は破談するものの、最後はめでたく二人は結ばれるというハッピーエンドの作品です。

売られた花嫁(スメタナ作)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲 , チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 , Smetana : “The Bartered Bride” Overture , Czech Philharmonic
売られた花嫁(スメタナ作)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

スメタナの「売られた花嫁」は、チェコを代表するオペラです。

村人達を表現するのにポルカなど民族舞踊のリズムなども出てきて、ボヘミアのノスタルジーが漂う作品です。

このオペラの成功で、チェコの国民音楽は広くヨーロッパに知られるようになりました。

ピーター・グライムズ(ベンジャミン・ブリテン)ロンドン交響楽団

Silent Tone Record/ブリテン:ピーターグライムズ/ベンジャミン・ブリテン指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード
ピーター・グライムズ(ベンジャミン・ブリテン)ロンドン交響楽団

イギリスオペラの最高傑作とも言われているのがベンジャミン・ブリテン作曲のオペラ「ピーター・グライムズ」です。

対立により人間がどんどんと追い詰められていくストリートと音楽の表現が見事なほど詳細に演出されている作品です。

初演は、1945年6月にロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で行われました。

Come’è gentil/なんという優しさ(なんたる静けさ/四月の宵はなんと甘美なことだろう!/4月の宵はなんと心地よいのだ)

ドニゼッティ作曲  なんという優しさ 「ドンパスクワーレ」より_Come’è gentil~Don Pasquale~G. Donizetti
Come'è gentil/なんという優しさ(なんたる静けさ/四月の宵はなんと甘美なことだろう!/4月の宵はなんと心地よいのだ)

オペラ「ドン・パスクワーレ」のうちの1曲です。

資産家のドン・パスクワーレの甥エルネストは、パスクワーレがノリーナと結婚する前から彼女のことを好いていて、ノリーナもまた、本当はエルネストのことが好きなのですが、そんな2人がひそかに待ち合わせようとしている庭で、エルネストがノリーナを待ちながら歌う曲です。

曲調から、抑えられないウキウキ感が伝わってきます。