RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

もくじ

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(41〜60)

今の歌声はテレサ・ベルガンサ:歌

東京音楽大学 高野百合絵 「セビリアの理髪師」より「今の歌声は」
今の歌声はテレサ・ベルガンサ:歌

「フィガロの結婚」の以前の様子を描いたオペラ、「セビリャの理髪師」のうちの1曲です。

娘ロジーナに恋をした伯爵アルマヴィーヴァが、貧乏な学生リンドーロに扮して身分を隠し、ロジーナに対する愛を歌うのですが、この曲は、そんなリンドーロに対する手紙を書きながらロジーナが自分の恋心に気付くシーンで歌われます。

歌劇 魔弾の射手(ウェーバー作)ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

Der Freischütz Ernst Kozub Arlene Saunders Edith Mathis Hans Sotin Gottlob Frick Hamburg
歌劇 魔弾の射手(ウェーバー作)ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

前奏曲の構成が素晴らしくて「狩人の合唱」やその他のアリアも華麗なオペラです。

ウェーバーがこの「魔弾の射手」で、ドイツの国民歌劇としてのスタイルを完成させたことにより、その後のドイツ・オペラの名作が多数誕生するきっかけを作った作品です。

Batti, batti, o bel Masetto /ぶってよ、マゼット(/ぶってよ、いとしいマゼット/ぶって、ぶってちょうだい、ねえマゼット/打ってよ、マゼット)

オペラ「ドン・ジョヴァンニ」のうちの1曲で、プレイボーイであるドンジョヴァンニに誘惑されかけたツェルリーナが、花婿に許しを請う歌です。

曲名は、直訳すれば「打て打ておおマゼット」なのですが、さまざまな訳され方がされています。

どちらにしても、曲名どおり激しい内容が歌われています。

けれど、軽やかなかわいらしい曲調です。

Casta Diva/清らかな女神よRenée Fleming/ルネ・フレミング:歌

オペラ「ノルマ」のうちの1曲で、ローマ帝国に支配されているガリア地方(フランス・スイス周辺)に住む巫女長、ノルマが月に向かって平和を祈る歌です。

美しい調べが特徴で、ショパンが積極的に自分の曲のメロディーの参考にしたほどです。

私を泣かせてください 歌劇「リナルド」 中丸三千繪 0001Georg Friedrich Händel

1685年ドイツに生まれ、後にイギリスに帰化した作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの作品、歌劇「リナルド」より【私を泣かせてください】です。

この曲は、敵軍の王に求愛されても愛するリナルドへの貞節を守るために「奇酷な運命に涙を流しましょう」と歌う、アルミレーナのアリアです。

歌に生き恋に生きLeontyne Price

プッチーニ 《トスカ》「歌に生き恋に生き」 レオンティン・プライス
歌に生き恋に生きLeontyne Price

プッチーニのトスカより、2幕のトスカのアリア。

イタリアプリマドンナオペラの代名詞である作品ですが、タイトルロールの難しさから日本での上演回数はあまり多くありません。

トスカの神への切実な嘆きが感動的で涙を誘うシーンです。