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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(91〜100)

オンブラ・マイ・フAafje Heynis

ヘンデル《セルセ》「オンブラ・マイ・フ」 アーフェ・ヘイニス
オンブラ・マイ・フAafje Heynis

ヘンデルのセルセ1幕より。

セルセ自体は現在では全く演奏される機会はありませんが、声楽初心者の教科書とも言うべき「イタリア古典歌曲集」に収められたこの曲は大変有名です。

慣例的にレチタティーヴォの最後のフレーズのメロディーが変えられます。

わたしの名はミミAnna Moffo

プッチーニ 《ラ・ボエーム》 「わたしの名はミミ」 アンナ・モッフォ
わたしの名はミミAnna Moffo

ジャコモ・プッチーニのオペラ『La bohème』。

こちらの曲はその中でも特に有名な作品で、ミミの自己紹介のシーンで歌われます。

貧しい芸術家たちの生活と恋を描いた物語の中で、この曲は純真な女性の姿を表現しています。

アンナ・モッフォさんによるバージョンは、1957年のシカゴ・リリック・オペラ座でのデビュー時のものです。

彼女の透明感のある歌声が、ミミの繊細な心情を見事に表現しています。

オペラ初心者の方にもおすすめの1曲で、ぜひ一度聴いてみてはいかがでしょうか?

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(101〜110)

Libiamo ne’lieti calici/乾杯の歌Carlo Rizzi/カルロ・リッツィ:指揮

名家出身の青年アルフレードと、高級娼婦ヴァイオレッタの恋を描くオペラ「椿姫」のうちの1曲です。

ヴァイオレッタ宅のパーティーで、二人がはじめて出会う際に歌われます。

恋のときめきを歌った曲ですが、軽やかな曲調で、パーティーの雰囲気も表現された心弾む曲です。

≪マドンナの宝石≫間奏曲~”I Gioielli della Madonna” – Intermezzo~Ermanno Wolf-Ferrari

1876年生まれ、イタリアの作曲家エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの作品、悲劇「マドンナの宝石」より【間奏曲】です。

この曲は第2幕前に演奏される第1間奏曲ですが、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの作品の中で最も名を残している作品です。

Dialogues des Carmélites de Poulenc – Les grands moments – Atelier d’opéra UdeMFrancis Poulenc

1899年生まれ、フランスの作曲家フランシス・プーランクの作品、歌劇「カルメン会修道女の対話」です。

このオペラの原作は、1974年に処刑された16名のカルメン会修道女の実話が基になっています。

パリをはじめ各地で上演されるとたちまち好評を博しました。

Anja Silja – Janacek – Vec Makropoulos – Final part 1.wmvLeoš Janaček

作曲家ヤーナチェクのオペラ8作目となる作品、戯曲「マクロブロス」です。

舞台「マクロブロス」を観たヤーナチェクの熱望によりオペラ化されました。

膨大な台詞を持つことから困難とされましたが、情熱と平和を併せ持つ優れたオペラとなりました。

愛の神よ、安らぎを与えたまえMaria Callas

モーツァルト 《フィガロの結婚》 「愛の神よ、安らぎを与えたまえ」マリア・カラス
愛の神よ、安らぎを与えたまえMaria Callas

モーツァルトのフィガロの結婚より、2幕の伯爵夫人のアリア。

リリックソプラノによって歌われるこのアリアはとにかくメロディーが美しい。

特筆すべきは前奏部分であり、モーツァルトの豊かな和声構成には驚嘆します。

セヴィリアの理髪師からストーリーが続いている所もおもしろい点です。