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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場(111〜120)

オペラ オルフェオ(モンテヴェルディ作)ジョルディ・サバール & ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ

トランペットの華かな前奏からすぐに静かで優雅な曲調への変化の対比が印象的なモンテヴェルディのオペラ「オルフェオ」。

この当時は、オーケストラとオペラ歌手の少人数で上演されるのが通常でしたが、「オルフェオ」から大規模なオーケストラ編成に変わっていくことになり近代オペラの始発点になりました。

初演は、1607年2月イタリアのマントヴァ宮廷で行われました。

「天国と地獄」序曲スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団

オッフェンバック: 喜歌劇「天国と地獄」:序曲[ナクソス・クラシック・キュレーション #元気]
「天国と地獄」序曲スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団

オペラ「天国と地獄(地獄のオルフェ)」のウィーン公演用に、元々あった曲を組み合わせて作られた曲です。

オペラでは、地獄でのパーティーで神々が踊り合唱しますが、コンサート等では、歌なしでオーケストラのみで演奏されることが多いです。

(動画も歌なしです)曲が3部にわかれていて、軽やかさと優雅さが両方楽しめ、最後の部分は、運動会の競技の BGM としても有名な、爽快なテンポの演奏を楽しむことができます。

(補足:運動会等に使う、3部目のみを独立させたものは、「地獄のギャロップ」や「カン=カン」もしくは、オペラタイトルをとって「天国と地獄」と呼ばれています。

<動画>https://www.YouTube.com/watch?v=wgpV9L0eYvo「序曲」は全部入っているものです)

サムソンとデリラ(サン・サーンス作)パリ・オペラ座管弦楽団

サン・サーンスは、生涯で13曲のオペラを作曲しましたが「サムソンとデリラ」が代表作になります。

旧約聖書の中の怪力サムソンが題材となっていて、サン・サーンスの持ち味である繊細な美しい旋律や洗練されたスピリットが随所に発揮された優れた作品です。

スペインの時 (モーリス・ラヴェル作)パリ国立歌劇場管弦楽団

ラヴェルの印象派としての特色が大きく出ていて、オーケスラトレーションが繊細で緻密な色彩感で表現されいます。

演奏される音の陰陽の対比が大変におもしろいオペラです。

初演は、1911年5月パリのオペラ・コミック座で行われました。

凱旋の合唱ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

エジプトの戦士と、敵国のエチオピアの王女、2人の悲しい恋を描いたオペラ「アイーダ」で歌われる合唱曲です。

歌の内容は、エジプト軍が勝利したことで大勢の民が歓喜し、エジプトの地や女神、王を褒めたたえるものとなっています。

大勢の人が声を合わせて歌うため、壮麗さがあり、舞台の規模の大きさや華やかさを感じることができる曲です。

歌に生き、恋に生き(歌に生き、愛に生き)マリア・カラス:歌

プッチーニ: 歌劇「トスカ」:歌に生き恋に生き [1953年録音][ナクソス・クラシック・キュレーション #切ない]
歌に生き、恋に生き(歌に生き、愛に生き)マリア・カラス:歌

オペラ「トスカ」のうちの1曲です。

ナポレオン軍を支持する人々と、それを取り締まるローマの警察が対立する時代の中で、ナポレオン軍の勝利を喜んでしまった画家カヴァラドッシが処刑されることになり、恋人で歌手のトスカが、その悲しみを神に訴える内容で、胸が打たれる歌です。

歌劇 魔笛(モーツアルト作)ミラノ・スカラ座管弦楽団

華麗で壮大な「魔笛」は、モーツアルトのファンタジー豊かなオペラの中でも一番の人気を誇ります。

この大曲は約半年で書き上げたられ、そのわずか三ヶ月後にモーツァルトは夭逝してしまうため最後のオペラ曲になります。

1791年9月30日にウィーンのヴィーデン劇場で初演され大絶賛の拍手の渦に包まれました。

Quel guardo il cavaliereAnna Netrebko

Anna Netrebko – Norina aria ( Quel guardo il cavaliere )( Don Pasquale – Gaetano Donizetti )
Quel guardo il cavaliereAnna Netrebko

ドニゼッティのドン・パスクワーレより、1幕のノリーナのアリアです。

作品全体に漂うコケティッシュな匂いと男勝りなノリーナの性格を音楽がよく表しています。

現代のプリマドンナの代表格、アンナ・ネトレプコです。

ファウスト(グノー作)ウィーン交響楽団

Gounod Faust Ruggero Raimondi Francisco Araiza Gabriela Benackova 1985
ファウスト(グノー作)ウィーン交響楽団

グノーの「ファウスト」は、全体的に気品溢れる優美なメロディーが多くフランスオペラならではの秀麗な傑作です。

特に、アリア「清らかな住まい」「金の子牛の歌」「宝石の歌」など素晴らしく聴きどころが満載されています

侯爵様、あなたのようなお方はリタ・シュトライヒ:歌

マーリス・ペーターゼン 喜歌劇 こうもり 「侯爵様、あなたのようなお方は 」
侯爵様、あなたのようなお方はリタ・シュトライヒ:歌

オペラ「こうもり」のうちの1曲です。

「こうもり」は、大晦日の晩のパーティーのでき事を描いたオペラで、ウィーン他、ドイツ語を公用語とする地域のオペラハウスで、大晦日になると上演されます。

この曲は、小間使いアデーレが女優オルガと名乗ってパーティーにもぐり込んだ際に、主人であるルナール侯爵に見つかり、別人で見まちがいだと言い張り笑い声をあげる、おもしろい歌です。

おわりに

今回は有名なオペラの名曲を紹介しただけではなく、歌っているオペラ歌手の魅力についても解説していきました。

選曲していて思ったのですが、現代よりも昔の方が優れたオペラ歌手が多い傾向にありますね。

今回は1980年代~現在にいたる歌手をチョイスしていきましたが、1920年代~1950年代にも、素晴らしい歌手が多くいますので、より広くオペラを楽しみたいという方は、その世代の歌手にも注目してみてはいかがでしょうか?