「ボカロジャズ」の世界にようこそ【VOCAJAZZ】
ジャズって大人なイメージ、ありますよね。
夜にオシャレなレストランで、流れてくる音楽。
聴き心地のいいサウンドに幸せな気分になってしまう……ああ、めくるめくジャズの世界。
今回この記事ではVOCALOIDのジャズナンバーをたくさんご紹介させていただきます。
もともとジャズ好きな方、そしてジャズは詳しくないけどボカロ好きな方、その両方にオススメできるプレイリストです。
自分の中の新しい扉が開けるかもしれませんよ。
「ボカロジャズ」の世界にようこそ【VOCAJAZZ】(1〜10)
幾望の月なきゃむりゃ

VOCALOIDを使用した楽曲の制作や、VOCALOID楽曲へギタリストとしての参加を行うなど、幅広い活動で知られるボカロP、なきゃむりゃさんの作品。
ポストロックのにおいも感じさせる緻密でハイレベルな演奏と、その演奏に負けないキャッチーなメロディーが秀逸なナンバーです。
曲中に変拍子や不安定なコードを使いながらも不自然に感じさせないメロディーは、ジャズ初心者の方でも聴きやすい仕上がりになっているのではないでしょうか。
ミラクルショウタイムOSTER project

キラキラとした明るい曲調に元気がもらえます。
幅広く、懐の深い音楽性が支持されているボカロP、OSTER projectさんの楽曲で、2017年に公開。
2007年に発表された『ミラクルペイント』の10周年アニバーサリーソングで、曲の中にはそれまでOSTER projectさんが作ってきた作品のフレーズやメロディーがいたるところに登場しています。
キャッチーなスキャットから始まるこの曲。
聴き終わる頃には笑顔になってしまうような魅力がたくさん詰まっているので、ぜひじっくりと、OSTER projectさんワールドを味わってみてください。
ボーカロイドたちがただ2コードくりかえすだけGYARI

タイトルどおり、シンプルなコード進行を繰り返すだけで進行していくナンバーです。
ジャズというとどうしてもハードルが高いイメージや大人のイメージを受けますが、ジャズ初心者でも楽しめる楽曲に仕上がっています。
リズムの変化や楽器の足し引き、さらに各パートのソロなどで変化していく曲調は、聴けば聴くほどクセになるのではないでしょうか。
セッションのようにいつまでも続いていきそうな曲でありながら聴き手を飽きさせない、まさにジャズの醍醐味を感じさせてくれるナンバーです。
エバ柊キライ

歌い手、そしてボカロPとして活躍する柊キライさんの楽曲。
速いテンポとリズムにより展開する作品で、ボカロらしい息もつかせぬ歌メロ、畳みかける歌詞が、聴き手を曲の世界観に引きこんでくれます。
また、間奏を効果的に使った緩急のある展開により聴き手の感性を揺さぶられる、くり返して聴きたいナンバーです。
狂気を感じる歌詞とスリリングな展開が絶妙にマッチした、ジャズ好きでもジャズ初心者でも楽しめるボカロ曲と言えます。
fake meからとP

ホーンセクションの音色が突き抜けていく、熱量のあるボカロジャズナンバーです。
ボカロP、からとPさんの代表曲で2017年に公開されました。
軽快なリズムに乗せて歌われるのは、情熱的な愛のメッセージ。
私のことを見て!私のことを好きにして!という、ある種激しさも感じられる歌詞にドキドキしてしまいます。
とてもノリが良い曲調なので「ジャズって大人っぽい曲ばっかりでしょ?」という風なイメージを持っている方が聴くとびっくりするかも。
キャットアイメイク奏音69

にぎやかでアガるボカロジャズはいかがでしょうか。
歌い手としての活動でも人気のボカロP、奏音69さんの楽曲で2018年に公開されました。
もともとは同じく歌い手、しゅーずさんへの提供曲で、こちらはそのセルフカバーボカロバージョン。
スピード感にあるサウンドにホーンセクションの音色が映えていますね!
歌詞は女性を猫に見立てた恋愛模様がつづられていて、大人っぽさとかわいさが入り混じるような仕上がり。
気分を盛り上げたいときにぜひ聴いてみてください。
カップルで聴くのもいいかもしれませんね。
Pathology of ObsessionsYS(クリアP)

シックで大人っぽい印象の1曲です。
素直な感想は「かっこいい」ですが、歌詞をじっくりと聴いていくとなんとも色っぽい仕上がり。
むき出しではない激情、という感じが落ち着いた曲調にぴったりとマッチして魅惑的なムードを作っています。