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【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲

人間の心に深く刻まれる「戦争の歌」。

その歌声のなかには、平和を願う祈り、家族への思い、そして時代をこえて語り継がれるべき記憶が込められています。

現代を生きる私たちは、これらの曲を通じて、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて考えることができます。

この記事では、日本の音楽史に残る心揺さぶる「戦争」をテーマにした楽曲をご紹介します。

守るべき争いのない平和な日常の大切さを、音楽とともに見つめ直してみませんか?

【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(11〜20)

教訓1加川良

加川良 「教訓 I」 Kagawa Ryo “Kyokun I” (Lesson One)
教訓1加川良

語りかけるような優しい歌声と、素朴なギターの音色が心にしみる1曲。

お国のために戦うことを良しとする空気に対し、「命をだいじに、逃げてもいい」とささやく本作は、反戦という枠をこえた普遍的な命の歌として胸に響きます。

この楽曲は1971年7月にシングルとして発売され、アルバム『教訓』にも収められました。

大きな流れに疑問を感じたとき、平和の尊さをかみしめたいとき、本作のメッセージが心に寄り添ってくれるのではないでしょうか。

愛の世代の前に浜田省吾

愛の世代の前に (ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”)
愛の世代の前に浜田省吾

広島県出身の浜田省吾さんによる、強烈な反核メッセージが込められたロックナンバーです。

1981年9月に発売されたアルバム『愛の世代の前に』の表題曲で、彼の平和への揺るぎない意志が感じられます。

この楽曲で描かれるのは、核の脅威のもとで生きる世代の虚無感や、未来を案じる切実な思い。

歌詞の中に出てくる閃光という言葉は、原爆の悲劇をありありと想起させますよね。

音楽の力強さとともに、争いのない日常がいかに大切かを改めて考えさせてくれる、魂を揺さぶる1曲です。

死んだ男の残したものは作詞:谷川俊太郎/作曲:武満徹

谷川俊太郎さん作詞、武満徹さん作曲の無伴奏合唱のための作品です。

1965年の「ベトナムの平和を願う市民の集会」のために作られました。

シンプルな構成とメッセージ性の強い歌詞が特徴的で、さまざまな歌手によってカバーされ、クラシックコンサートなどでもひんぱんに演奏されています。

兵士Aくんの歌七尾旅人

七尾旅人 “兵士Aくんの歌” (映像作品『兵士A』より)
兵士Aくんの歌七尾旅人

七尾旅人さんの『兵士Aくんの歌』は、戦争のおろかさを伝える傑作です。

日本の安全保障に疑問を投げかけるこの曲は、戦争という悲劇に平和のメッセージを絡めています。

アコースティックギターの音色と彼の歌声を主体としたメロディーにのせたメッセージが心に響くでしょう。

七尾旅人さんの幅広い音楽性が渾然一体となった素晴らしい作品で、特に平和を願うリスナーにオススメです。

ライブでのパフォーマンスも必見で、見に行く機会があれば絶対に逃さないでください!

himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

「沖縄 慰霊の日」himeyuri ~ひめゆりの詩~ / MONGOL800
himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

2015年6月23日に公開されたこの曲は、沖縄県出身のロックバンドMONGOL800の曲。

6月23日というのは、沖縄県で慰霊の日と制定されている日で、沖縄戦で亡くなった方々を追悼する日なんですよね。

そんな大切な日に公開されたこの曲は、タイトルにもある「ひめゆり」という言葉キーワードとなっており、年月がすぎ、戦争のことをあまり知らない若い世代にもこの言葉を知ってもらい、過去の出来事を知ってほしいというキヨサクさんの思いが込められています。

「過去の出来事を語り継ぎ、平和な未来を思う」、そんな次世代へのバトンとしての意味合いも感じられる1曲です。

青空THE BLUE HEARTS

THE BLUE HEARTS – 青空 (Aozora)
青空THE BLUE HEARTS

1989年リリース、メンバー真島昌利さんが作詞作曲した楽曲です。

タイトル『青空』は「あおいそら」と読みます。

リリース以来人気の楽曲で、高橋優さんや竹原ピストルさんほか、多くのアーティストがカバーしています。

テレビの向こう側、海外では戦争や銃を持つことが日常当たり前の国があることを知ります。

優しいメロディーと素朴な言葉の中に、深いメッセージが込められた名曲です。

【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(21〜30)

ハナミズキ一青窈

シンガーソングライターの一青窈さんの代表曲である、スローテンポの美しいバラードナンバーです。

この曲は直接的に戦争のことを歌った曲ではありませんが、アメリカの同時多発テロを受けて制作されたという背景があり、平和を願う気持ちが込められているんですよね。

歌詞の中では、大切な人の幸せを願う様子がつづられており、愛にあふれたメッセージには心が洗われます。

「戦争なんてこの世からなくなり、自分の大切な人たちが幸せに暮らせる世界になればいいな」とあらためて強く感じさせられます。