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【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲

人間の心に深く刻まれる「戦争の歌」。

その歌声のなかには、平和を願う祈り、家族への思い、そして時代をこえて語り継がれるべき記憶が込められています。

現代を生きる私たちは、これらの曲を通じて、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて考えることができます。

この記事では、日本の音楽史に残る心揺さぶる「戦争」をテーマにした楽曲をご紹介します。

守るべき争いのない平和な日常の大切さを、音楽とともに見つめ直してみませんか?

【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(11〜20)

八月の歌浜田省吾

浜田省吾 「八月の歌」 カバー.wmv
八月の歌浜田省吾

父親の被爆体験による影響から戦争、政治、日本をテーマとした楽曲を数多く世に送り出してきた広島県出身のシンガーソングライター、浜田省吾さん。

10thアルバム『J.BOY』に収録されている『八月の歌』は、終戦してもなお残る大きな傷跡を描いたナンバーです。

戦争中はもちろん、戦争が終わっても断ち切れない憎しみの連鎖と絶望感をイメージさせられる歌詞からは、時間が過ぎても変わることのない現実を実感させられるのではないでしょうか。

一度始めてしまえば未来にまで禍根を残す戦争の愚かさを教えてくれる、そのメッセージ性に考えさせられる反戦歌です。

TriangleSMAP

SMAPのシングル『Triangle』は、戦争の無意味さと悲惨さを切り取った力作です。

2005年にリリースされ、時を経ても色あせることのないメッセージを世界に問いかけます。

本作は、リアルタイムで戦争のニュースを目の当たりにした市川喜康さんが、自らの祖父の戦争体験を歌詞に込めました。

そのメッセージは、リスナーの心を震わせ続けています。

世界中で起こる戦争に目を向けたとき、改めて平和の尊さをうったええかける名曲として注目される曲です。

死んだ男の残したものは作詞:谷川俊太郎/作曲:武満徹

谷川俊太郎さん作詞、武満徹さん作曲の無伴奏合唱のための作品です。

1965年の「ベトナムの平和を願う市民の集会」のために作られました。

シンプルな構成とメッセージ性の強い歌詞が特徴的で、さまざまな歌手によってカバーされ、クラシックコンサートなどでもひんぱんに演奏されています。

himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

「沖縄 慰霊の日」himeyuri ~ひめゆりの詩~ / MONGOL800
himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

2015年6月23日に公開されたこの曲は、沖縄県出身のロックバンドMONGOL800の曲。

6月23日というのは、沖縄県で慰霊の日と制定されている日で、沖縄戦で亡くなった方々を追悼する日なんですよね。

そんな大切な日に公開されたこの曲は、タイトルにもある「ひめゆり」という言葉キーワードとなっており、年月がすぎ、戦争のことをあまり知らない若い世代にもこの言葉を知ってもらい、過去の出来事を知ってほしいというキヨサクさんの思いが込められています。

「過去の出来事を語り継ぎ、平和な未来を思う」、そんな次世代へのバトンとしての意味合いも感じられる1曲です。

兵士Aくんの歌七尾旅人

七尾旅人 “兵士Aくんの歌” (映像作品『兵士A』より)
兵士Aくんの歌七尾旅人

七尾旅人さんの『兵士Aくんの歌』は、戦争のおろかさを伝える傑作です。

日本の安全保障に疑問を投げかけるこの曲は、戦争という悲劇に平和のメッセージを絡めています。

アコースティックギターの音色と彼の歌声を主体としたメロディーにのせたメッセージが心に響くでしょう。

七尾旅人さんの幅広い音楽性が渾然一体となった素晴らしい作品で、特に平和を願うリスナーにオススメです。

ライブでのパフォーマンスも必見で、見に行く機会があれば絶対に逃さないでください!

青空THE BLUE HEARTS

THE BLUE HEARTS – 青空 (Aozora)
青空THE BLUE HEARTS

1989年リリース、メンバー真島昌利さんが作詞作曲した楽曲です。

タイトル『青空』は「あおいそら」と読みます。

リリース以来人気の楽曲で、高橋優さんや竹原ピストルさんほか、多くのアーティストがカバーしています。

テレビの向こう側、海外では戦争や銃を持つことが日常当たり前の国があることを知ります。

優しいメロディーと素朴な言葉の中に、深いメッセージが込められた名曲です。

【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(21〜30)

腰まで泥まみれ元ちとせ

元ちとせ 『腰まで泥まみれ』MUSIC VIDEO+「平和元年」SPOT
腰まで泥まみれ元ちとせ

静かに、しかし鋭く胸に突き刺さる、物語のような1曲です。

本作は、アメリカのフォークソング歌手、ピート・シーガーさんが1966年に書き上げた楽曲。

指導者の誤った判断によって部下たちが犠牲になるという、アメリカで実際に起きた事件を基にした悲しい物語が歌われています。

奄美のシマ唄をルーツに持つ元ちとせさんの、深く静かな怒りすら感じさせる歌声と、戦争の非合理性を淡々と綴る歌詞が見事に融合していますね。

2015年7月に発売された名盤『平和元年』に収録されたこの楽曲。

物語に描かれた理不尽な現実に、平和の尊さを改めてかみしめる方もいらっしゃるかもしれません。