【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲
日本で戦争が終わったのは1945年のこと。
今となっては戦争を体験したことがない世代も多くなりました。
しかしその後も世界の各地では戦争が続いており、2022年にロシアとウクライナの間で争いが起きたことは世界中に衝撃を与えました。
そんな悲惨で愚かな戦争を食い止めるためにも、戦争の記憶を語り継ぐことは大切です。
この記事では、そんな戦争の悲惨さを歌った曲を紹介していきます。
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【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(41〜60)
Heaven Help Us AllStevie Wonder

スティーヴィー・ワンダーさんといえば、国連平和大使に任命されたりと平和活動にも積極的な人物として有名です。
そんなスティーヴィー・ワンダーさんさんの世界平和への大きな願いが表現されている楽曲です。
世界中で苦しんでいる人々が救われるように祈るようすが全体をとおして表現されていますが、その苦しむ人の描かれ方が具体的なので、世界に目を向けるきっかけにもなりそうな楽曲です。
世界にあふれる悲しみを知れるとともに、世界が平和であるように願いたくなるあたたかさも感じられます。
一本の鉛筆美空ひばり

「広島に原子爆弾が投下された事実をどうか忘れないで」そんな思いが込められた『一本の鉛筆』。
1974年に開催された『第1回広島平和音楽祭』のために制作された作品です。
歴史を揺るがす出来事も、時間の経過とともに忘れ去られてしまうのが世の常。
そして、悪夢は繰り返されます。
「鉛筆と紙さえあれば伝えられることなのに、どうして同じ過ちを繰り返すの?」と美空ひばりさんの声が聞こえてくるような気がしてなりません。
Army DreamersKate Bush

2013年に大英帝国勲章を受賞したイングランド出身のシンガー、ケイト・ブッシュさん。
彼女が1980年にリリースした『魔物語』に収録されている『Army Dreamers』は、兵士として戦争に向かった人々を歌った作品です。
ワルツのようなリズムで刻まれる切ないメロディーラインが響きます。
彼女のもつ透明感のある歌声によって、兵士への真っすぐな思いが感じられるでしょう。
二度と起きてはならない戦争の悲惨さを描いた楽曲です。
War & Peace坂本龍一

2023年3月、惜しまれつつこの世を去ってしまった坂本龍一さん。
生前からいろんな活動にも参加されていた坂本さん、特に環境保全や平和に向けての活動、言葉を耳にされた方も多いはず。
『War & Peace』、タイトルからも対局である「戦争と平和」をぶつけてくるこの曲は2004年にリリースされたアルバム『キャズム』に収録されています。
この曲のリリックは平和や戦争に対する疑問を、心の底からの言葉を投げかけているもの。
ぜひ日本語訳を合わせて耳を傾けてみてください。
INORI~祈り~クミコ

広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルである佐々木禎子さん、そのおいである佐々木祐滋さんが作詞を担当された平和への願いが表現された楽曲です。
原爆の被爆者であり12歳でこの世を去った佐々木禎子さんの入院中の千羽鶴のエピソードも交えながら、そこに込められた個人に向けてだけではない大きい視点での平和への願いが描かれています。
自分に死が迫ってくる中での嘆きや悲しみの表現が心に刺さるとともに、他の人がこのような苦しい思いをしないように世界が平和であることを願うすがたに胸が苦しくなります。
AGO!GO!7188

アップテンポで軽快なサウンドの中に暗い空気がただよっているGO!GO!7188の隠れた名曲です。
歌詞で描かれるのはとても暗い内容で、突然やってくる理不尽で報われない死が全体をとおして表現されています。
戦いに巻き込まれてしまった人の嘆きのような内容で、突然やってきた死の瞬間に思ったことを吐き出しているような印象です。
自分ひとりの死では止まらない悲しみの連鎖の表現が、心に重くのしかかってくるようです。