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【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲

人間の心に深く刻まれる「戦争の歌」。

その歌声のなかには、平和を願う祈り、家族への思い、そして時代をこえて語り継がれるべき記憶が込められています。

現代を生きる私たちは、これらの曲を通じて、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて考えることができます。

この記事では、日本の音楽史に残る心揺さぶる「戦争」をテーマにした楽曲をご紹介します。

守るべき争いのない平和な日常の大切さを、音楽とともに見つめ直してみませんか?

【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(21〜30)

No.9ASIAN KUNG-FU GENERATION

日本国憲法第9条を思わせるタイトルに、平和への強いメッセージが込められたASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲です。

戦争のおろかさや理不尽さに対し、疾走感あふれるサウンドで異を唱えているかのよう。

静と動がめまぐるしく入れ替わる曲展開は、平和な日常が壊されていくことへの焦燥感と、それでも理想を諦めない心の叫びを思わせます。

この楽曲が収録されたアルバム『World World World』は2008年3月に発表された作品で、Oriconチャート1位を獲得しました。

当たり前の日常がいかに尊いものか、そしてそれを守るために何ができるのかを考えさせてくれる1曲です。

家路from00, 悠稀。, 三栖

悠稀。, 三栖 – 家路 – 【Artistic short film】
家路from00, 悠稀。, 三栖

令和生まれのクリエイターが集う音楽プロジェクトfrom00が、2024年10月に公開した作品です。

ボーカルを務める悠稀さんの透明感のある歌声が、作詞作曲を手がけた三栖さんの情緒的な旋律にのって心に響きます。

戦争を前にした世代の無力感や社会への問いかけを内包しつつ、「無力だとあきらめてしまっている世代へ伝えたい」という思いで作られた本作。

どうしようもない現実への葛藤を抱えながらも、平和への祈りを手放したくないと感じる人々の心に、深く寄り添ってくれるのではないでしょうか。

【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲(31〜40)

広島の空さだまさし

1987年に制作され、記念アルバム『月虹』などにも収録された、平和への祈りが込められた作品です。

長崎出身のさだまさしさんが、広島の悲劇を叔母の被爆体験に基づいて描いた楽曲で、静ひつなアコースティックサウンドと切なく透明感のある歌声が印象的。

毎年8月6日に長崎で行われるコンサートで必ず歌い継がれています。

歴史の事実を後世に伝えるという、さだまさしさんらしい使命感が伝わってきますね。

戦争の記憶が遠のいていく現代だからこそ、じっくりと耳を傾けたい名曲です。

平和の尊さについて、静かに思いを巡らせてみてください。

広島 愛の川作詞:中沢啓治作詩/作曲:山本加津彦

漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんが遺した唯一の詩から生まれた荘厳な祈りの歌です。

原爆の悲しみと未来への願いを、広島の川の流れに浮かぶ無数のあかりに託したような情景が目に浮かびます。

この楽曲は、2014年6月に発売された作品で、毎年8月6日の原爆記念日には広島の平和イベントで合唱されるなど、平和の象徴として大切に歌い継がれています。

歴史に刻まれた記憶に静かに心を寄せ、平和の尊さを改めて考えたいときに聴いてみてほしい1曲です。

ピースとハイライトサザンオールスターズ

サザンオールスターズ – ピースとハイライト [Official Music Video] Short ver.
ピースとハイライトサザンオールスターズ

世界各地で勃発する国同士の醜い争いに対する思いを、サザンオールスターズらしいポップなサウンドで明るく歌い上げた一曲です。

「あのとき悪さしたからもう助けてあげない」「一度戦いを仕掛けたからには後に引けない」こんな駆け引きを続けている限り、世界に平和は訪れません。

互いの違いを認め合うこと、いいところを褒め合うことがなぜそんなに難しいのか、自分とは関係ないことだと思わず、桑田佳祐さんの歌声を聴きながら考えてみませんか?

防人の詩さだまさし

防人の詩/さだまさし(3333 in 武道館)
防人の詩さだまさし

自然の悠久さと人間という存在のはかなさを描き、命の根源を問いかける、心揺さぶる1曲です。

万葉集に着想を得た歌詞は、生きることの苦しみや悲しみ、そして愛するものを失う痛みを哲学的に表現しています。

この楽曲は1980年7月、映画『二百三高地』の主題歌として制作され、オリコンチャート最高2位を記録しました。

戦争という悲劇のなかで命がはかなく消えゆく無常観が描かれているからこそ、平和の尊さが一層胸にせまってくるのではないでしょうか。

悲しい歴史を忘れないために、今ある命の大切さを深くかみしめたいと願うすべての人に聴いてほしい、魂に響く作品です。

想望福山雅治

福山雅治 – 想望(映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』Inspire Movie)※NHK紅白歌合戦歌唱曲
想望福山雅治

戦時下の切ない恋愛と別れを繊細な心情描写で表現した福山雅治さんの作品です。

愛する人への思いや平穏な日常への願い、抗えない運命の流れを丁寧に紡いでいく歌詞からは、戦争という時代に翻弄された人々の思いが伝わってきます。

日常のささやかな幸せや大切な人との温かな時間を愛おしむ心情が、優しい歌声で描かれています。

2023年12月に公開された映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌として制作された本作は、原作小説の世界観を見事に音楽で表現しています。

戦争や別れという重いテーマながらも、人間らしい温かさと希望を感じられる楽曲で、大切な人との絆や平和の尊さを考えたい方にオススメの1曲です。