【2025年版】洋楽のさよならの歌。悲しいお別れの曲
アーティストは自らの経験や感じたことを作品とする稼業ですから、当然ながら人生において誰もが必ず経験する「別れ」をテーマとしないはずがありません。
つらい別れを経験したからこそ良い曲が生まれてしまうというのは皮肉ではありますが、アーティストたちの思いが込められた名曲はいつの時代も私たちの胸を打ちますよね。
今回の記事では、失恋に限らずさまざまな「さよなら」を歌った洋楽を紹介しています。
前向きになれる曲はもちろん、悲しみのどん底に落ちてしまうもの、今も未練たっぷりの本音を歌った楽曲まで、アーティストの人となりが見えてくる名曲の数々をぜひチェックしてみてください。
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【2025年版】洋楽のさよならの歌。悲しいお別れの曲(141〜150)
Birthday CakeDylan Conrique

カリフォルニアのローミスで育ち、LAで音楽キャリアをスタートさせたディラン・コンリークさん。
2022年2月2日にリリースされた彼女の『Birthday Cake』は、個人的な障害を乗り越えてきた彼女自身の経験が反映された、ポジティブなメッセージを伝えるポップロックの楽曲です。
自分自身を受け入れ、本来のアイデンティティを表現することを奨励する本曲は、ディランさんがテイラー・スウィフトさんやジャスティン・ビーバーさん、ラスカル・フラッツさんから受けた影響により、強いストーリーテリングが特徴です。
歌詞からは、失った愛する人に対する深い未練と、それでも前向きに生きてほしいという矛盾した感情が見て取れます。
辛いお別れの経験をしている人には特に共感してもらえるでしょう。
心温まるメロディと切なさを感じさせるリリックで、聞く人の心を動かします。
Fuck It (I Don’t Want You Back)Eamon

アメリカのR&Bシンガー・ソングライターEamonのデビュー・シングルで、オーストラリアやデンマーク、イタリアなどのチャートでNo.1を獲得しました。
不誠実なガールフレンドに対する激しい怒りと別れを歌ったその内容に反応したEamonの元彼女だと主張するFrankeeが、アンサー・ソング「F.U.R.B.(Fuck You Right Back)」で反撃に出たことでも話題になった曲です。
Tears in HeavenEric Clapton

1992年の映画『ラッシュ』の主題歌として発表された、エリック・クラプトンさんの代表曲です。
彼は1991年、まだ4歳だった最愛の息子を、自宅アパートの窓からの転落という痛ましい事故により失います。
あまりの悲しみに一時期は引きこもってしまった彼でしたが、息子に捧げるこの曲を作り上げ、音楽活動に復帰しました。
切ないアコースティックギターのメロディをバックに、淡々とした歌声で「もし天国で君に会えたら」と歌い上げるこの曲には、親子の別れの悲しみが詰まっています。
Lost On YouLP

LPさんが2016年にリリースした作品『Lost On You』。
この曲は世界中で非常に大きなヒットを記録したため、ご存じの方も多いと思います。
この曲を語る上で、LPさんのプロフィールは欠かせません。
彼女はレズビアンということを公言しているのですが、この曲はそんなレズビアンならではの、失恋が描かれています。
感情的なボーカルと哀愁のただようリリックが印象的な作品で、レズビアンでなくとも共感できると思います。
ぜひチェックしてみてください。
BruisesLewis Capaldi

厚みのある声と、ときおりしゃがれるボーカルが印象的なアーティスト、ルイス・キャパルディさん。
その人気はすさまじく、スコットランド出身のアーティストのなかで、最も人気を集めるシンガーソングライターといっても過言ではありません。
そんな彼の名曲である、こちらの『Bruises』は2017年にリリースされた作品で、別れた恋人を忘れられない男性の気持ちがストレートに描かれた作品です。
ぜひチェックしてみてください。
vampireOlivia Rodrigo

オリヴィア・ロドリゴさんの『vampire』は心に残る一作です。
曲の中で彼女は失恋と成長の痛みを通じて、さよならの辛さを表現。
彼女独特の感情表現で私たちに迫ります。
まるで吸血鬼のように、夜ごと離れた恋人に想いを馳せる様子は、誰もが経験する一途な愛の形を想像させます。
また、オリヴィアさんはその表現力豊かなボーカルで複雑な感情を見事に歌い上げており、聴き手をその世界観に引き込む力があります。
別れの曲としてだけでなく、成長の一歩としても聴くべき曲です。
Goodbye My LoveSyd

2010年代以降のオルタナティブR&Bを築き上げた重要なグループの1つであり、2022年にはギタリストのスティーヴ・レイシーさんがソロアーティストとして一気にブレイクを果たしたことも記憶に新しいジ・インターネット。
そのボーカリストであり、カリスマティックな存在感と美しい歌声でリスナーを魅了するシドさんが同じく2022年に発表した通算2枚目のソロアルバム『Broken Hearts Club』は、コンセプト自体が失恋をテーマとした作品です。
アルバム全体的には失恋への複雑でうまく整理できない感情が随所にちりばめられながらも、前を向いて歩みだそうとするポジティブな空気は感じ取れるのですが、本稿で紹介している楽曲『Goodbye My Love』はアルバムの中でもとくにシドさんの率直な悲しみがつづられた曲となっているのですね。
音数の少ないトラックの中で、今にも消えてしまいそうでいて強烈にエモーショナルなシドさんの歌声、短い言葉でつづられた歌詞を聴けば彼女の心からの悲しみが伝わるはずです。






