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洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】

この記事では、2025年6月の洋楽リリース情報を紹介していきますね。

アメリカのラッパー、カーディ・Bさんの赤裸々な心境を綴った話題作から、イギリスのウェット・レッグによる意外性に満ちたラブバラード、さらにはゲーム音楽という新たな舞台で輝くキャロライン・ポラチェックさんの運命的な楽曲まで。

それぞれが異なる魅力を放ちながらも、聴く人の心に深く刻まれる力強さを秘めています。

音楽が持つ無限の可能性を感じられる、珠玉の作品群をじっくりとご堪能ください。

洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】(121〜130)

Set In FlowAs Everything Unfolds

AS EVERYTHING UNFOLDS – SET IN FLOW (OFFICIAL VIDEO)
Set In FlowAs Everything Unfolds

イングランドのハイ・ワイカムで結成され、ポスト・ハードコアからプログレッシブ・メタルまで多彩なジャンルを融合するアズ・エヴリシング・アンフォールズ。

彼らが2025年6月、大手レーベルCentury Media Records移籍後初となるシングルをリリースしています。

ヴォーカルのチャーリー・ロルフさんの感情豊かな歌唱はそのままに、本作ではオートチューンを取り入れるなどサウンドプロダクションに新境地を開拓、その質の高さが際立っていますね。

2024年8月のドラマー逝去という大きな悲しみを乗り越え、バンドが新たな流れを力強く掴もうとする意志が伝わる一曲と言えそうです。

SLEEP (ft. Mazza L20, Giggs)Charlie Sloth

Charlie Sloth ft. Mazza L20, Giggs – SLEEP (Official Music Video)
SLEEP (ft. Mazza L20, Giggs)Charlie Sloth

イングランドはロンドンを拠点に、DJやプロデューサーとしてUKヒップホップシーンを長年リードするチャーリー・スロスさん。

彼がプロデュースを手掛けた本作は、2025年6月に公開された話題の一曲です。

「眠れない夜」をテーマに据え、都会的でダークでありながらもエモーショナルなドリル調のサウンドが実に印象的ですね。

トラップの力強いビートの上で、近年注目度を高めるMazza L20さんの巧みなフロウと、ベテランGiggsさんの深みのあるラップが見事に融合し、聴く者の心に響く作品となっていますよ。

Giggsさんとは2016年の傑作アルバム『Landlord』以来の共演という点も、ファンにとっては見逃せないポイントでしょう。

UKヒップホップやグライムの現在地を感じたい方、あるいは少し影のある音像で夜を過ごしたい時にぴったりの一曲です。

In Stars We DrownFALLUJAH

サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に活動する、テクニカル/プログレッシブ・デスメタルの雄、ファルージャ。

彼らが2025年6月に発表した意欲作、アルバム『Xenotaph』のオープニングを飾るナンバーが、聴く者の想像力を刺激する素晴らしい出来栄えとなっていますね。

本作で描かれるのは、ボーカルのカイル・シェーファーさんが語る、SF的な死後の領域と、夢と現実が交錯する心理的な罠が張り巡らされた物語世界が展開されているのですね。

テクニカルでありながらも流麗なギタープレイ、そして柔らかなクリーンボーカルと力強いハーシュボーカルの対比が、その難解ながらも美しい世界観を見事に音で表現していますね。

深遠なテーマと革新的なサウンドを求める音楽ファンにとって、聴き逃せない一曲と言えそうです。

What Are You (Wow)Fox Stevenson

Fox Stevenson – What Are You (Wow) (Official Audio)
What Are You (Wow)Fox Stevenson

イギリスはリーズを拠点に、ドラムンベースからポップスまで多彩なエレクトロニックサウンドを生み出すシンガーソングライター兼プロデューサー、フォックス・スティーブンソンさん。

彼が2025年6月に素晴らしい一曲を発表しています。

ダンスポップとどこか懐かしさを感じさせるオルタナティブな雰囲気を巧みに融合させ、夏にぴったりのタイトなプロダクションで聴かせる、これまた素晴らしい名曲となっておりますね。

過ぎ去った時間や大切な人への問いかけをテーマに、彼の持ち味であるキャッチーなメロディとエモーショナルなボーカルが織りなす、聴く者の心にそっと寄り添うような世界観が印象的ですね。

本作は、2025年6月下旬にリリース予定のセカンドアルバム『Sunk Cost Fallacy』に収録される予定で、彼のディスコグラフィーに新たな輝きを添える一作と言えそうですね。

感情豊かなポップソングを求める方や、少し切ない気分の夜のお供にも最適なサウンドですよ。

BYE BYE 25Kim Gordon

音楽家や視覚芸術家として、アメリカのオルタナティヴ・ロックシーンで多大な影響力を誇るキム・ゴードンさん。

2025年6月に発表されたこの楽曲は、2024年リリースの名盤『The Collective』収録の一曲を、より強い社会的メッセージと共に再構築したものです。

インダストリアルで不穏なトラップビートに乗り、日常的な品々を列挙する前半から、後半では社会的に示唆的な言葉を畳みかける構成は、現代への痛烈な批評性を帯びていますね。

ボブ・ディランさんを思わせる手法のミュージックビデオも話題となり、原曲はグラミー賞にもノミネートされています。

本作は特定の抗議デモと連動し、収益は関連団体に寄付されるなど、音楽による意思表示ともなっています。

社会性と実験性を兼ね備えたサウンドに触れたい方に、強く響く一作ですよ。