洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】
この記事では、2025年6月の洋楽リリース情報を紹介していきますね。
アメリカのラッパー、カーディ・Bさんの赤裸々な心境を綴った話題作から、イギリスのウェット・レッグによる意外性に満ちたラブバラード、さらにはゲーム音楽という新たな舞台で輝くキャロライン・ポラチェックさんの運命的な楽曲まで。
それぞれが異なる魅力を放ちながらも、聴く人の心に深く刻まれる力強さを秘めています。
音楽が持つ無限の可能性を感じられる、珠玉の作品群をじっくりとご堪能ください。
洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】(131〜140)
IcarusShadow Academy

YouTubeでの活躍でも知られるダン・エイヴィダンさんと、エミー賞受賞プロデューサーのジム・ローチさんによるアメリカのロックユニット、シャドウ・アカデミーが2025年6月に注目すべき一作を発表しています。
本作は、ギリシャ神話の登場人物を彷彿とさせるタイトルが印象的で、彼らが標榜する「大きな音楽」を体現したような壮大なギターリフとドラマティックな曲構成が胸を打つ仕上がりとなっておりますね。
2022年4月リリースのデビューアルバム『Shadow Academy』や先行シングル『One Way Mirror (feat. Griffin Taylor)』の流れを汲むこの楽曲は、ミュージックビデオも同日公開され、わずか4日で再生数2.8万回を記録。
現時点で特定のタイアップは確認されていませんが、物語性の高い音楽が好きな方や、日常を忘れて音楽に没入したい時に楽しんでほしいですね。
Documents (Feat.Nas)Slick Rick

ヒップホップ黄金期を代表する最高のストーリーテラー、イギリス出身でニューヨークを拠点に活動するスリック・リックさん。
2025年6月にリリースされた待望のアルバム『Victory』に、Nasさんをフィーチャーした楽曲が収録されています。
1999年の名盤『The Art of Storytelling』での共演から約26年、二人の伝説的な邂逅が再び実現。
East Coast Hip Hopを基調としたトラックに、スリック・リックさんの円熟した語り口とNasさんの深遠なリリックが絡み合い、圧巻の化学反応を生む名曲となっていますよ。
映像と共に物語を紡ぐヴィジュアル・アルバムとして制作された本作、その映像はトライベッカ映画祭でも上映され話題を呼びました。
言葉の芸術を追求する二人のレジェンドによる、聴き応え十分な一曲。
ヒップホップの真髄に触れたい方にはたまらない一曲でしょう。
Till I Can’t, I WillDylan Scott

アメリカ・ルイジアナ州出身、その深みあるバリトンボイスで知られるディラン・スコットさん。
彼の創り出す音楽は、温かな歌声と親しみやすいメロディが特徴で、日常の中にある愛や希望、家族への想いをテーマにすることが多いです。
このたび公開された一曲も、まさに彼の真骨頂。
リスナーの心にそっと寄り添うような優しい雰囲気に満ちています。
本作は、2016年の大ヒットシングル『My Girl』や2021年のCMTミュージック・アワード受賞といった輝かしいキャリアを持つ彼が、2025年5月に発売するアルバム『Easy Does It』に収録される予定です。
穏やかな気持ちになりたい時や、大切な人を想う瞬間に聴きたくなる、そんな魅力的な作品と言えそうですね。
NettlesEthel Cain

アメリカ・フロリダ州出身のエセル・ケインさんは、シンガーソングライターでありプロデューサーもこなすアーティスト。
南部ゴシックや宗教といった深遠なテーマを扱い、その音楽は多岐にわたるジャンルを融合させています。
2025年6月に公開された本作は、8分を超える大作で、アメリカーナやスロウコアの要素が溶け込んだ幽玄なサウンドが特徴ですね。
成長や喪失、そして愛といった普遍的かつパーソナルな感情が、彼女の繊細なボーカルで綴られています。
この楽曲は、名盤『Preacher’s Daughter』の前日譚となるアルバム『Willoughby Tucker, I’ll Always Love You』からの先行シングル。
深い思索にふけりたい夜や、自身の内面と静かに向き合いたい時に聴いてほしい一曲ですよ。
Grace of GodGlamour of the Kill

約11年の時を経てシーンに帰還したのは、イングランド出身のメタルコア/ポストハードコアバンド、グラマー・オブ・ザ・キルです。
2007年結成、一時活動休止を経て2025年に再始動した彼らが、素晴らしい新曲を発表しています。
従来のヘヴィネスは健在ながら、より洗練されたギターリフと力強いドラム、エモーショナルなメロディとキャッチーなコーラスが融合したサウンドは、まさにファン待望の狼煙のようですね!
本作はバンドのギタリストがプロデュースとエンジニアリングを手掛け、その手腕が光る仕上がりとなっていますよ。
デビューアルバム『The Summoning』(2011年1月リリース)は音楽誌で高評価を獲得、収録曲「Feeling Alive」はゲーム『Dirt 3』にも採用されました。
メタルコアファンやエネルギッシュなロックを求める方にはたまらない一曲と言えそうです。