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【80年代邦楽】人気の冬ソング。ヒット曲から隠れた名曲まで紹介!

80年代の邦楽は、いつまでも歌い継がれるヒット曲はもちろんシティポップの再評価の影響もあり、2020年代を過ぎた現在も老若男女に愛され続ける名曲が多く存在します。

リゾートブームやレジャーが盛んだったということもあって、華やかな冬のヒット曲も次々とリリースされましたね。

本稿では、80年代邦楽の冬のヒット曲をお届けします!

誰もが知る大ヒット曲から、シングル曲ではありませんが冬の定番曲として人気の高い隠れた名曲までをお届けします!

80年代に青春を過ごされた方であれば懐かしく、リアルタイム世代でない方にとっては新鮮に感じられると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【80年代邦楽】人気の冬ソング。ヒット曲から隠れた名曲まで紹介!(11〜20)

Snowbound Party -Tonight Visitors OK!-浜田省吾

粉雪が降る街角で出会った特別な人との一夜を描いた、軽快なダンスナンバー。

1985年11月にリリースされたミニアルバム『CLUB SNOWBOUND』に収録され、後にアルバム『CLUB SURF & SNOWBOUND』にも収録されました。

オールディーズやドゥーワップを思わせる重層的なサウンドに、サックスやコーラスを交えたポップなアレンジが特徴です。

歌詞ではクリスマスパーティーの華やかな雰囲気と別れの切なさが交錯し、ひと夜限りの幻想的な恋を描いています。

板倉雅一さんによる編曲が生み出す立体的な音像は、クリスマスの浮かれ感と切なさを同時に演出していますよね。

浜田省吾さんが遊び心を込めて制作した本作は、ノリのよいロックンロールを聴きたいときにぴったりのナンバーです。

Singin’ In The Snow野田幹子

1989年にリリースされた野田幹子さんの5枚目のシングルは、口笛のイントロとハーモニカが印象的なオールディーズ調のクリスマスソングです。

連絡もせずに恋人のもとへ向かう主人公の、ドキドキとわくわくが入り混じる初々しい恋心が描かれています。

JALのヨーロッパ・キャンペーンのCMソングに起用されたこの楽曲は、野田さんが初めて作詞・作曲を手がけた思い出深い作品。

ベルベット・ヴォイスと称される柔らかな歌声とシンプルなアレンジが、恋の刹那的な高揚感を透明感たっぷりに伝えています。

雪の降る街を歩きながら、新しい恋の予感に胸を躍らせたいときにぴったりの1曲ですね。

メリー・クリスマス・フォー・ユー南野陽子

1980年代を代表するアイドルとして、抜群の人気を誇った南野陽子さん。

1988年12月に発売されたアルバム『SNOWFLAKES』に収録されているこの楽曲は、翌年のアルバム『Dear Christmas』にも収録され、世界平和への祈りをクリスマスに託した作品です。

痩せた子供たちに手を差し伸べられる場面や、弱きものへの眼差しが描かれたリリックは、恋愛中心のアイドルソングとは異なる深いメッセージ性を持っています。

センチメンタルなサウンドに乗せて届けられる南野さんの歌声は、華やかなクリスマスの裏側にある孤独や願いを優しく包み込んでくれるでしょう。

静かな夜に大切な人との時間を過ごしながら聴きたい1曲です。

Flying Santa Claus村田和人

80年代シティポップの名手、村田和人さんが東芝EMI移籍第一弾として制作したアルバム『GO POP』に収録されているクリスマスソングです。

1988年10月に発売され、打ち込みを取り入れた意欲的なサウンドメイクが話題となりました。

都会の夜景を思わせる洗練されたアレンジと、村田さんの伸びやかなハイトーンボーカルが冬の空気感を優しく包み込みます。

南国で迎える聖夜のような温かみのある雰囲気が魅力で、センチメンタルになりすぎない絶妙なバランスが心地よいですね。

長らく廃盤だったこともあり隠れた名曲として語り継がれてきましたが、リマスター盤の再発によって再評価が進んでいます。

静かに過ごすクリスマスの夜、たいせつな人と一緒に聴きたい1曲です。

Sonatine松本伊代

1980年代を代表するトップアイドルとして一世を風靡した松本伊代さん。

1988年にリリースされた本作は、大江千里さんが作詞作曲を手がけた切ないバラードです。

クリスマスの雑踏で偶然すれ違った過去の恋人を呼び止められないまま見送ってしまう、そんな後悔と思い出が交錯する冬の夜の物語が描かれています。

ピアノとストリングスを基調とした繊細なアレンジと、彼女の低音を効かせた成熟した歌唱が印象的で、華やかなだけではないクリスマスのもうひとつの表情を切り取った1曲。

アルバム『Private File』にも収録され、約0.5万枚の売上を記録しました。

寂しさをかかえながら街を歩くような夜に聴きたい、大人のクリスマスソングです。

スノー・フレイクの街角杏里

80年代の冬の人気ソングといえば、この楽曲を外せません。

粉雪舞う都会の街角を舞台に、愛と別れを切なく歌い上げた名曲です。

杏里さんの透明感のある歌声が、冬の寒さに包まれた恋心を見事に表現しています。

1988年12月にリリースされたこの曲は、JT SomeTime LIGHTSのCMソングとして使用され、オリコンチャートでも12位を記録する人気ぶりでした。

杏里さんらしい洗練されたシティポップサウンドと、心に染みる歌詞が絶妙にマッチしており、冬の夜長にしっとりと聴きたくなる一曲です。

恋に悩む大人の方々におすすめですよ。

【80年代邦楽】人気の冬ソング。ヒット曲から隠れた名曲まで紹介!(21〜30)

街に消えたクリスマスカード麗美

1989年にリリースされた企画アルバム『MERRY CHRISTMAS TO YOU』に収録された麗美さんの楽曲。

華やかなクリスマスシーンと対照的に、孤独でブルーな心情をつづった切ない世界観が広がります。

麗美さん自身が作詞作曲を手掛けたこの楽曲は、萩田光男さんの編曲によって5分を超える深みのある仕上がりに。

別れた相手から届いたクリスマスカードを思い、街の喧騒の中で一人寂しさを感じる主人公の姿が目に浮かびます。

温かく豊かな歌声が失恋の痛みをやさしく包み込むような、大人のクリスマスバラードです。

このアルバムは第4回日本ゴールドディスク大賞の企画部門を受賞しています。

クリスマスに一人で過ごす夜、誰かをそっと想う瞬間に聴きたくなる一曲です。