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【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲

ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。

特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。

独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。

本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!

クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(81〜100)

聖者の行進黒人霊歌

「聖者の行進」(ピアノステップ導入2課題曲)アメリカ民謡/橋本晃一編曲 演奏:中田 雄一朗
聖者の行進黒人霊歌

もとは黒人霊歌として演奏されていた楽曲であり、ジャズナンバーとしても知られる『聖者の行進』。

スポーツの応援歌として起用されているほか、テレビやCMの挿入曲としてもたびたび使用されています。

また、メロディの音域が狭いことや、同じフレーズの繰り返しでおぼえやすいことから、初級レベルのピアノ教本にもやさしいアレンジの楽譜が採用されています。

メロディを演奏するのに必要な音は、たったの5つ!

歌いながら練習すれば、音名と鍵盤を結びつける練習にもなりますよ。

クラヴサン曲集と運指法 第1番(第2組曲)タンブランRameau

クラヴサン曲集 1番 第2組曲「タンブラン」 : ラモー作曲/Tambourin : Rameau
クラヴサン曲集と運指法 第1番(第2組曲)タンブランRameau

バロック時代を代表する作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハと同時代を生きたフランスの作曲家ジャン=フィリップ・ラモーの作品。

ラモーが生きた時代、まだピアノは発明されていませんでした。

そのためこの曲もピアノの前身であるクラヴサン、あるいはチェンバロと呼ばれる楽器のための練習曲となっています。

トリルや装飾音符をきれいに弾けるようになりたい方や、バロック時代の作品にチャレンジしていきたい方は、ぜひ取り組んでみてくださいね!

星に願いをLeigh Harline

ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として、知らない人はいないであろう『星に願いを』。

美しいメロディラインと穏やかな雰囲気が魅力で、大きな音程の跳躍や激しい指の動きも少ないため、じっくりと練習を積み重ねられます。

また、初心者から上級者まで対象のアレンジ楽譜が出版されており、連弾バージョンも存在するので、家族や友人、恋人とのアンサンブルも楽しめます。

世代問わず美しさを味わえる作品です。

さっそく練習レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?

オーラ・リーGeorge Rodway Poulton

オーラ・リー・アメリカ民謡【ゆっくり】(初級ピアノ楽譜)ポピュラー
オーラ・リーGeorge Rodway Poulton

小学校の音楽の教科書にも掲載され日本でも親しまれている、アメリカの大衆民謡『オーラ・リー』。

アメリカの伝説的ロックスター、エルヴィス・プレスリーさんの名曲『Love Me Tender』の原曲としても知られている楽曲です。

素朴で耳に残りやすいメロディは1オクターブ以内で構成されており、4分音符と2分音符のみでリズムも非常にシンプル!

音を読んだり音の長さを覚えたりしながら、じっくり練習してみてくださいね。

ツェルニー100番練習曲 op.139 1番Carl Czerny

ツェルニー100番練習曲 1番 (Czerny op.139 No.1)
ツェルニー100番練習曲 op.139 1番Carl Czerny

数多くの練習曲をこの世に残したオーストリアの作曲家カール・ツェルニー。

「練習曲を作った人」というイメージが強いですが、実はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの弟子であり、フランツ・リストの師でもあるクラシック界の重要人物なんです!

そんなツェルニーが作った練習曲集の中でも、『ツェルニー100番練習曲 op.139』は、譜読みしやすいものの程よく音楽的で、ピアノ初心者にピッタリの教材です。

100曲も収録されているため、必要そうなものをピックアップして進めていくのもよいでしょう。