RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲

ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。

特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。

独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。

本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!

クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(81〜100)

ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した18曲のピアノソナタの中で最も有名であり、発表会の定番曲として知られる『ピアノソナタ第16番 K.545』。

特に第1楽章は多くのピアノ学習者から愛されている曲で、1曲の中で演奏に必要なさまざまなテクニックを身につけられます。

ソナタ形式にきっちりと当てはめられているため、次の展開が予測しやすくおぼえやすいのもポイント!

テンポを上げて弾くと聴いている印象以上に難しいため、細かく区切って丁寧に部分練習しましょう。

「四季」第1曲「春」Antonio Vivaldi

ヴィヴァルディ:四季より「春」 ピアニスト 近藤由貴/Vivaldi: “Spring” from the Four Seasons Piano Solo, Yuki Kondo
「四季」第1曲「春」Antonio Vivaldi

バロック時代の作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディの代表作『四季』。

なかでも第1曲『春』は、春の訪れを感じさせる華やかで温かみあふれる雰囲気が魅力的な作品で、テレビCMをはじめとするさまざまな場面で使用されています。

もとは管弦楽作品ですので、ピアノの楽譜はアレンジによって雰囲気も難易度もかなり異なります。

シンプルな編曲の場合、ピアノ初心者の方でも取り組みやすい反面、やや寂しい印象に聴こえてしまうかも……。

より原曲に近いアレンジにも積極的に挑戦してみてくださいね。

アヴェ・マリアCharles Gounod

『アヴェ・マリア』自体はラテン語のカトリック典礼文における一節であり、これをもとに作曲された楽曲を『アヴェ・マリア』と呼ぶため、世界中にはさまざまな作曲家によるまったくメロディや和声の異なる『アヴェ・マリア』が存在します。

なかでも、1859年にフランスの作曲家シャルル・グノーが手掛けた『アヴェ・マリア』は三大アヴェ・マリアの一つとされ、歌曲としてだけでなく、ピアノやバイオリンソロ、オーケストラなど、さまざまな編成で演奏されています。

ゆったりとした曲調なので、シンプルなアレンジのピアノ楽譜を選べば、初心者の方でも十分に弾きこなせるはず!

ぜひ挑戦してみてくださいね。

エコセーズLudwig van Beethoven

エコセーズ ECOSSAISE/ベートーヴェンBeethoven WoO.83
エコセーズLudwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ作品のなかでも、初心者向けの曲として親しまれている『6つのエコセーズ』。

繰り返されるテーマの間に、5つの短いテーマが挟み込まれる形で構成されており、曲調の切替や表現のメリハリを学ぶのにピッタリの作品です。

スタッカート、レガート、ターンなどの基本的なテクニックが詰まっているので、丁寧に練習していくことでレベルアップにもつながります。

繰り返しが多く覚えやすいので発表会曲にもオススメです!

アレグレットAnton Diabelli

「4期のピアノ名曲集 第2巻」ディアベリ/アレグレット Op.125-10
アレグレットAnton Diabelli

ピアノ発表会でも頻繁に演奏される楽曲『アレグレット』。

アントン・ディアベリの名作で、『小人の踊り』と並ぶ代表作として知られています。

そんな本作のポイントは、強弱の変化。

さらに、スタッカートとスラーのはっきりとした弾き分けも必要なため、初心者にとっては表現面、テクニック面の両方においてよい練習になるでしょう。

ペダルを加えることでよりメリハリのある演奏に仕上がるので、弾くことに慣れてきたら、ぜひペダル付きで練習してみてくださいね。