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【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲

ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。

特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。

独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。

本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!

クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(81〜100)

アメイジング・グレイス賛美歌

アメイジンググレイス – Amazing Grace【ピアノソロ】
アメイジング・グレイス賛美歌

世界中で愛され、多くの歌手によってカバーされている名曲『アメイジング・グレイス』。

アメリカでは「第二の国歌」と称されるほど、国民から愛されている楽曲です。

この曲の魅力は、神を称賛する歌詞以上に、心を震わせる美しいメロディにあるのではないでしょうか?

あまりにも崇高で美しいメロディは、ピアノの繊細な音色とも相性がよく、発表会やコンサートでもたびたび演奏されています。

さまざまなアレンジの楽譜が出版されていますが、シンプルなアレンジでも楽曲本来の美しさを十分に堪能できますよ!

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調 BWV 846 プレリュードJ.S.Bach

バッハの『平均律クラヴィーア曲集』は、鍵盤楽器のための名作として知られています。

第1巻 第1番の前奏曲は、シャルル・グノーの『アヴェ・マリア』の伴奏としても有名。

1722年に成立した第1巻は、息子の教育用として書き始められた小曲集がもとになっているそうです。

和音の移り変わりが自然で美しい本曲は、複雑な作品が多いこの曲集のなかでは、比較的取り組みやすい1曲といえるでしょう。

ゆったりとしたテンポで、横の流れを意識しながら演奏すると、魅力がより引き立ちます。

心落ち着く名曲で、バロック音楽の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

アヴェ・マリアCharles Gounod

『アヴェ・マリア』自体はラテン語のカトリック典礼文における一節であり、これをもとに作曲された楽曲を『アヴェ・マリア』と呼ぶため、世界中にはさまざまな作曲家によるまったくメロディや和声の異なる『アヴェ・マリア』が存在します。

なかでも、1859年にフランスの作曲家シャルル・グノーが手掛けた『アヴェ・マリア』は三大アヴェ・マリアの一つとされ、歌曲としてだけでなく、ピアノやバイオリンソロ、オーケストラなど、さまざまな編成で演奏されています。

ゆったりとした曲調なので、シンプルなアレンジのピアノ楽譜を選べば、初心者の方でも十分に弾きこなせるはず!

ぜひ挑戦してみてくださいね。

フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

きらきら星変奏曲/モーツァルト/Variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265/Mozart/Piano/ピアノ/CANACANA
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが当時フランスで流行していた恋の歌をもとに作曲した『フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265』。

『きらきら星変奏曲』として知られピアノ発表会でも大人気のこの曲、実は以外に難易度が高いんです!

おなじみのテーマはさらっと弾けても、曲が進むごとに変奏の難易度が高くなるため、中級レベルでも相当練習しなければ弾きこなせない部分も。

しかし、1つずつクリアしていくことで自分の成長を実感できる作品でもあります。

積極的にチャレンジしてみましょう。

アレグレットAnton Diabelli

「4期のピアノ名曲集 第2巻」ディアベリ/アレグレット Op.125-10
アレグレットAnton Diabelli

ピアノ発表会でも頻繁に演奏される楽曲『アレグレット』。

アントン・ディアベリの名作で、『小人の踊り』と並ぶ代表作として知られています。

そんな本作のポイントは、強弱の変化。

さらに、スタッカートとスラーのはっきりとした弾き分けも必要なため、初心者にとっては表現面、テクニック面の両方においてよい練習になるでしょう。

ペダルを加えることでよりメリハリのある演奏に仕上がるので、弾くことに慣れてきたら、ぜひペダル付きで練習してみてくださいね。