秋におすすめのクラシックの名曲
秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!
クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。
今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!
暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!
エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!
秋におすすめのクラシックの名曲(61〜80)
カノンJohann Pachelbel

バロック時代のドイツの作曲家、ヨハン・パッヘルベルが作った曲で通称『パッヘルベルのカノン』として親しまれています。
1900年代になってから再評価されるようになったこちらの曲、今ではブライダルシーンでよく使われたり、山下達郎さんの曲の間奏に使われたりして、聴く機会が多いのではないでしょうか。
また、この曲のコード進行を使って現代でも数々の曲が生み出されており、いまでも音楽の中に息づいている曲の一つといえます。
交響曲第五番一楽章「運命」Ludwig van Beethoven

こちらの曲はベートーヴェンの作曲した5番目の交響曲で、日本では『運命』と呼ばれ親しまれています。
印象的な曲の冒頭部分、どん底の暗さから、徐々に段階を踏んで明るい世界に入っていく、巧妙な曲の構成を追って聴いていると、とてもワクワクしますよ。
まるでジェットコースターに乗っているかのような印象です。
1楽章の中でも暗さから明るさへの変化はあるのですが、1から4楽章にかけても徐々に明るくなってきますので、すべての楽章を通して聴くのもおススメです。
交響曲第六番「田園」Ludwig van Beethoven

『田園』として知られる交響曲第6番は、ベートーヴェンの残したすばらしい交響曲の中でも、交響曲第5番『運命』と並んで圧倒的な知名度を誇る作品の1つです。
ベートーヴェン自身が標題を付した、非常に珍しい作品でもあります。
豊かな大自然の落ち着いた雰囲気が伝わってくるような、穏やかな広がりを見せる展開が特徴的で、激情的な『運命』とは対照的なベートーヴェンのまた違った一面を味わえる作品と言えそうです。
なお、作曲者本人としては田園風景を描写したものではなく、田園に関わる人々の喜びの感情を描いたものなのだとか。
ともあれ『田園』の世界に浸りながら、実り豊かな秋を楽しみたいものですね。
魔法つかいの弟子デュカス

こちらはフランスの作曲家ポール・デュカスが1897年に作曲した管弦楽曲です。
ゲーテが、サモサタのルキアノスの詩『嘘を好む人たち』をもとに書いたバラード『魔法使いの弟子』をもとにデュカスが作った曲です。
1940年にミッキーマウスが魔法使いの弟子を演じるディズニーのアニメ映画『ファンタジア』に使われてより有名になりました。
クラシックでありながらじっくり聴かせるというよりは劇的でアニメに合いそうなポップなイメージもある曲です。
おわりに
誰もが一度は聴いたことがあるような古典的な傑作から、クラシック愛好家でないとなかなか知ることのできない戦後以降の作品など、秋にぜひ聴いてほしいクラシックの名曲をお届けしました。
秋の夜長に時間を忘れてクラシックに耳を傾ける……そんな贅沢なひと時をぜひ今回のプレイリストをおともにしてお過ごしくださいね!