偉大なるブラックミュージック・おすすめの名曲
ブラックミュージックの偉大な功績は、ジャズやブルース、ゴスペルにソウルといった音楽ジャンルを生み出したというだけではありません。
ロックやポップスの歴史に残る名曲におけるインスピレーションの源泉でもありますし、20世紀以降の音楽ジャンルに対して最も影響力があり、それは21世紀以降も脈々と受け継がれています。
そんな偉大なるブラックミュージックのルーツを探るべく、今回は60年代から90年代までのソウル~R&B系のクラシックな名曲を中心にリサーチしています。
後半は近年の楽曲も紹介していますから、最新のヒップホップやR&Bがお好きな方も、ブラックミュージックをよく知らないという方も要チェックです!
偉大なるブラックミュージック・おすすめの名曲(21〜30)
Love and HappinessAl Green

1990年代にディアンジェロさんによって作られたジャンル、ネオソウルの先がけのような存在として知られている、1970年代に大活躍したソウルシンガー、アル・グリーンさん。
いわゆる、ニューソウルの代表的なアーティストなのですが、同時期に活躍したマーヴィン・ゲイさんや、ダニー・ハサウェイさんとは、まったく違った独特の音楽性が魅力です。
そんな彼の名曲として紹介したい作品が、こちらの『Love and Happiness』。
今までの熱いソウル・ミュージックとは違う、ゆるやかでチルなソウル・ミュージックに仕上げられています。
Cross Road BluesRobert Johnson

ロバート・ジョンソンさんといえば、伝説として語れるほどに著名なブルース歌手にして、ロックの歴史においても重要なアーティストとしてその名を刻む存在です。
27歳という若さでこの世を去ったジョンソンさんは、悪魔に魂を売ってギターのテクニックを手に入れたという「クロスロード伝説」と呼ばれる逸話を始めとして、その人生自体が多くの伝説を残しています。
そんなジョンソンさんが1937年に発表した『Cross Road Blues』は、激しいスライド・ギター、ブルースの魔力が宿ったようなボーカルといったように、まさに悪魔的な魅力を持った楽曲です。
後にクリーム在籍時のエリック・クラプトンさんが、エレキギターで再解釈したバージョンも有名ですから合わせてチェックしてみてください!
One LoveBob Marley

ボブ・マーリーの定番曲『One Love』。
温かい優しいメロディとは対照的に、歌詞は人間の在り方について鋭くツッコんだ内容で、その秀逸さからこの曲は世界中のリスナーからリスペクトを受けています。
英語が分からない方は、ぜひ和訳して歌詞を読んでみてください。
SorryBeyoncé

キャッチーな曲を数々リリースしてきたビヨンセですが、こちらの『Sorry』は彼女の曲の中でも個性的な曲調に仕上げられています。
中盤でアジアンテイストなフェイクが入ったり、ラップのようなメロディーになったり、とにかく変化球な曲です。
クセのあるブラックミュージックを聴きたい方にオススメです。
This Is AmericaChildish Gambino

数多くのヒット曲を生み出してきたチャイルディッシュ・ガンビーノ。
こちらの『This Is America』は彼の曲のなかでも最も人気の高い曲で、多くのアメリカ人から支持されています。
脚本家やコメディアンなどマルチな才能を持つ、彼ならではのユニークな歌詞が印象的です。
Straight Outta ComptonN.W.A

ヘッズで知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。
こちらの『Straight Outta Compton』はウエスト・コースト・ヒップホップの鉄板として有名で、米国議会図書館から文化的に重要なレコードとして登録されています。
王道のウエスト・コースト・ヒップホップを聴きたい方にオススメです。
My BadKhalid

疲れを癒やしてくれる音楽っていいですよね。
そんなリラックスしたいときに聴く音楽を探しているアナタにはKhalidの「Don’t Pretend」がオススメです。
ローファイなサウンドや、ヒップホップのようなリズムパターンがとても心地よくて、おやすみ前などにぴったりではないでしょうか。
おしゃれな曲なのでドライブデートのBGMとしてもオススメです。