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ショパンの名曲。人気のクラシック音楽

ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。

ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。

ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。

そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。

ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(131〜140)

3つの新練習曲 第1番 ヘ短調Frederic Chopin

Chopin Nouvelle Etude No.1 – P. Barton FEURICH Harmonic Pedal piano
3つの新練習曲 第1番 ヘ短調Frederic Chopin

フレデリック・ショパンは有名な作品10、25の全24曲のエチュードのほかに3つの練習曲を残しています。

そのうちの1曲が『3つの新練習曲集第1番 ヘ短調』です。

メロディーの3連符と伴奏の8分音符が絡み合いながら進んでいく様子からは、テンポや曲調は異なりますが『幻想即興曲』の奏法と似たものが感じられます。

指練習というには美しすぎる悲しみをたたえたような静かな音楽。

波風を立てないよう、粒をそろえて演奏できるといいですね。

3つの新練習曲 第3番 変ニ長調Frederic Chopin

ポーランドが誇るピアニスト、作曲家であるフレデリック・ショパンの練習曲といえば、芸術性が高く高度なテクニックを要することで知られるOp.12、Op.25が有名ですが、こちらの『3つの新練習曲』は前述の2作品のあとに作曲、出版された練習曲集です。

演奏会で取り上げられることは多くありませんが、ピアノ学習者が取り組む練習曲としては非常に有名!

第3番はワルツのように軽快で明るい1曲ですので、指練習のための練習としてだけでなく、一つの音楽作品として十分に演奏を楽しめるでしょう。

アルバムの一葉 ホ長調Frederic Chopin

F. Chopin : Moderato Feuille d’Album /F. ショパン:アルバムの一葉【ピアニスト 藤岡晴佳/Piano, Haruka Hujioka】
アルバムの一葉 ホ長調Frederic Chopin

ポーランドが生んだピアノの詩人、フレデリック・ショパン。

1843年に作曲された本作は、彼の没後に発見され、1910年に初めて出版されました。

わずか1分11秒の短い曲ながら、ショパンらしい繊細な旋律と調和が光る美しい小品です。

ホ長調で穏やかなテンポのなかに、ロマン派特有の情感豊かな表現が凝縮されています。

技術面での難易度はそれほど高くありませんが、感情表現の奥深さを追求できる作品です。

ショパンの世界観に触れたい方、情緒豊かな演奏を楽しみたい方にピッタリの曲といえるでしょう。

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin

AIMI KOBAYASHI – Polonaise in E flat major, Op. 22 (18th Chopin Competition, second stage)
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin

管弦楽とピアノによる協奏曲的作品、『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22』。

後にピアノ独奏版として編曲された本作は、ショパンの作品のなかでも屈指の難易度をほこることで知られています。

そんな本作のポイントは、なんといってもコーダの付いた三部形式。

右手の装飾音に高度な技巧が要求されるため、繊細なタッチを苦手とする演奏家からは避けられています。

華やかで明るい繊細が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

エチュード Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

Chopin – Etude in A-flat major, Op.25 No.1 “Aeolian Harp” – piamoaedaful
エチュード Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

繊細な響きと力強いアルペジオが魅力のフレデリック・ショパンの作品。

ポーランド生まれのこの天才作曲家は、ピアノの表現力を極限まで引き出しました。

本作は、風琴のような音色を模倣した美しい旋律が特徴的。

自然の風景を連想させる優雅な音の流れに、思わず引き込まれてしまいます。

技巧的には高度ですが、感情が豊かな表現力を磨きたい方にピッタリの1曲です。

1836年に作曲されたこの曲で、ロマン派音楽の真髄を体感してみませんか?

エチュードop.10-3 ホ長調「別れの曲」Frederic Chopin

冒頭の旋律はとくに有名で、誰もが一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。

1934年のショパンの生涯を描いたドイツ映画『別れの曲』でこの曲が使われていたため、日本では「別れの曲」の名で親しまれています。

この曲を作曲した頃、ショパンは故郷ポーランドを離れパリへと拠点を移しています。

切なさと情熱を秘めているこの曲は、「パリでの成功を夢見る心情」と「田舎を懐かしむ心情」が重なり合い、複雑な心境だったであろうショパンの心情が伝わってくるような作品です。

カンタービレ 変ロ長調Frederic Chopin

F. Chopin : Cantabile B-Dur /F. ショパン:カンタービレ 変ロ長調【ピアニスト 藤岡晴佳/Piano, Haruka Hujioka】
カンタービレ 変ロ長調Frederic Chopin

ピアノの詩人と呼ばれるフレデリック・ショパン。

1834年に作曲された本作は、美しい旋律と歌唱的な性格を持つ、親しみやすい作品です。

「歌うように」という意味を持つタイトルの通り、優雅で叙情的な旋律が特徴的。

技術的にはそれほど難しくありませんが、ショパン独特の感情表現を大切に演奏したいですね。

変ロ長調の温かみのある響きと、ゆったりとしたテンポが心地よく、聴く人の心に深く響きます。

ピアノを始めたばかりの方から、ショパン作品に挑戦してみたい方まで、幅広くオススメできる1曲といえるでしょう。