ショパンの名曲。人気のクラシック音楽
ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。
ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。
ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。
そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。
ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(141〜150)
コントルダンスFrederic Chopin

ロマン派音楽の巨匠として知られるフレデリック・ショパンの初期作品の一つが、この穏やかさと軽快さの両方をあわせ持つ楽曲です。
フランス語で「カントリーダンス」を意味する名前を持つ本作は、1827年に作曲された作品。
イギリスからフランスに渡ってきた民族舞踊「カントリーダンス」の音楽が、ショパンらしい繊細なメロディで表現されています。
ショパンの他の作品に比べると非常にシンプルで、技術的な難易度も比較的低いため、ピアノを始めたばかりの方にもオススメの1曲です。
ダンスのリズムと喜びに焦点を当てたこの作品で、ショパンの多様な音楽的才能の一端に触れてみませんか?
コントルダンス 変ト長調Frederic Chopin

1827年にフレデリック・ショパンが作曲した、軽快で華やかな小品です。
パリの社交界で人気を博したコントルダンスのスタイルを取り入れており、楽しい舞踏会の雰囲気が感じられます。
アレグレットのテンポで演奏される本作は、ショパンの若々しい才能が光る1曲。
ピアノの詩人と呼ばれたショパンの繊細な感性と技巧が、軽やかな音の流れのなかに見事に表現されています。
ポーランドの民俗音楽の影響も感じられる、ロマンチックでありながらどこか素朴な魅力があふれる作品です。
ショパン作品に興味をお持ちの方にオススメの、親しみやすい作品といえるでしょう。
スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20Frederic Chopin

意外にもややこしい楽曲が多いことで知られている、フレデリック・ショパン。
こちらの『スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20』はそんなショパンの作品のなかでも、特に厄介な作品の一つです。
ショパンは手が小さく速い演奏を得意としているのですが、こちらの1番はそんなショパンの特徴が色濃く反映された構成にまとめられています。
とにかく右手の跳躍や速いパッセージが多いので、難易度としては上級に相当するでしょう。
その分、聴き映えのする作品なので、ぜひ挑戦してみてください。
スケルツォ 第2番 Op.31Frederic Chopin

偉大な作曲家、フレデリック・ショパンによる難曲『スケルツォ 第2番 Op.31』。
1837年に作曲された本作は、明るく華麗でロマンを感じさせる転調と印象的なコーダが特徴です。
校正は、変ロ短調の4分の3拍子で、ロンド形式に近いソナタ形式を取っています。
右手では優美な旋律を奏でながら、左手では音域の広い高難度の伴奏が求められます。
不協和音を巧みに操る長調のような主題は高い演奏効果もほこるので、ぜひチェックしてみてください。
スケルツォ第1番ロ短調 作品20Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの名曲であり、コンクールや演奏会でも取り上げられることの多い『スケルツォ第1番ロ短調 作品20』は、不協和音を効果的に使った難易度の高い作品として知られています。
和音と不協和音が緩急をつけながら入り乱れるため、表現力とテクニックの両方が求められる作品といえるでしょう。
特に最初の高音から低音に下りながら展開される不協和音は、この作品の顔とも言えるフレーズなので、重点的に練習することをオススメします。
タランテラ 変イ長調 Op.43Frederic Chopin

ピアノの詩人、フレデリック・ショパンが1841年に作曲した変イ長調のタランテラは、ショパンの作品のなかでもユニークな存在。
イタリアの伝統的な踊りに着想を得たこの曲は、軽快で活発なリズムが特徴的です。
非常に速いテンポで演奏されるため、高度な技術が必要とされますが、その華やかさと躍動感は聴く人の心をつかんで離しません。
ピアノ愛好家の皆さん、ショパンの魅力を存分に味わえるこの曲に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1Frederic Chopin

1843年に作曲、翌年に出版され、フレデリック・ショパンと恋人関係にあったともいわれている弟子のジェーン・ウィルヘルミナ・スターリングに献呈された『ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1』。
暗く重々しい雰囲気のヘ短調の主題から始まり、ヘ長調の主和音のアルペジオで締めくくられる意外な展開が印象的な作品です。
曲調の変化をわかりやすく表現することが求められますが、それほど高度なテクニックを必要としないため、ショパンのノクターンのなかでも比較的取り組みやすい1曲といえるでしょう。