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ショパンの名曲。人気のクラシック音楽

ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。

ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。

ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。

そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。

もくじ

ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(181〜200)

練習曲 作品25-1「エオリアンハープ]Frederic Chopin

Yunchan Lim – Chopin: 12 Études, Op. 25 – No. 1 in A-Flat Major “Aeolian Harp”
練習曲 作品25-1「エオリアンハープ]Frederic Chopin

ショパンがこの作品をシューマンの家で弾いた時に、シューマンが「エオリアン・ハープを思い浮かべた」と語ったことから、この愛称で親しまれるようになりました。

エオリアンハープとは、箱状の木に複数の弦が張られている弦楽器のこと。

自然の風で音が奏でられ、風の強さや方向、勢いによって、振動する弦が異なり、さまざまな音色が奏でられます。

両手が奏でる分散和音のニュアンスの微妙な変化が、まさにこのエオリアンハープを想起させますよね。

練習曲作品10の12ハ短調「革命」Frederic Chopin

F.ショパン:「革命」 エチュード Op.10-12 ハ短調 pf: Gavrylyuk Alexander
練習曲作品10の12ハ短調「革命」Frederic Chopin

「革命のエチュード」という名で知られているショパンの練習曲の1曲。

この作品は友人のフランツ・リストに献呈され、リストによって「革命」と名づけられました。

この作品が作曲された1831年ごろ、ポーランドやリトアニアではロシア帝国の支配に対する武装反乱である「11月蜂起」が起こりました。

この反乱には多くのポーランド人たちが参加しましたが、体の弱かったショパンはこの反乱行動に参加できず、その怒りの感情を音楽によって表現したのがこの曲だと言われています。

ショパンが心に秘めていた激しい感情が伝わってくるような1曲です。

ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(201〜220)

練習曲作品25の11「木枯らし」Frederic Chopin

「木枯らしのエチュード」の名称で親しまれており、ショパンのエチュードの中で最も人気が高く最高の芸術性を持つ名曲です。

「エチュード」とは日本語で「練習曲」という意味があり、この曲は全27曲あるショパンエチュードの中でもとくに高度な技術が求められています。

技術・音楽性ともにショパンのエチュードの一つの頂点とも言える作品です。

高速で動く右手の分散和音が印象的で、メロディーは左手によって奏でられています。

「木枯し」という名前の通り、落ち葉を舞い上がらせる強く冷たい風と、哀愁漂う雰囲気が想起できる一曲です。

練習曲第3番作品10の3「別れの曲」Frederic Chopin

冒頭の旋律はとくに有名で、誰もが一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。

1934年のショパンの生涯を描いたドイツ映画『別れの曲』でこの曲が使われていたため、日本では「別れの曲」の名で親しまれています。

この曲を作曲した頃、ショパンは故郷ポーランドを離れパリへと拠点を移しています。

切なさと情熱を秘めているこの曲は、「パリでの成功を夢見る心情」と「田舎を懐かしむ心情」が重なり合い、複雑な心境だったであろうショパンの心情が伝わってくるような作品です。

舟歌 嬰ヘ長調 Op.60Frederic Chopin

【10 minutes concert】第5回 ピアノ:藤田 真央 ショパン/舟歌 Op.60 CT6 嬰ヘ長調
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60Frederic Chopin

「舟歌」とはヴェネツィアのゴンドラで歌われる舟唄を模した楽曲であり、たとえばメンデルスゾーンによる『無言歌集』に収められた『ヴェネツィアのゴンドラの歌』などが有名ですね。

多くの著名なクラシック音楽作曲家がそれぞれの『舟歌』を残していますが、こちらのフレデリック・ショパンによる『舟歌』も非常に有名でショパンの晩年に作曲されたピアノ独奏曲です。

舟歌の特徴といえばゆったりとした8分の6拍子ですが、ショパンの『舟歌』は4拍子系の8分の12拍子であり、3部形式で9分以上に及ぶ大作なのですね。

同じ嬰ヘ長調で書かれた『夜想曲第5番』と近しい雰囲気も感じ取れ、ゴンドラの不規則な動きを表現したかのような左手の特徴的な伴奏と、時に繊細に時に情熱的な右手の旋律はとても美しいものですが、同時に晩年のショパンがどのような思いでこの曲を作ったのかを想像させるドラマ性に思わず心を奪われることでしょう。

ショパンの名曲。人気のクラシック音楽

英雄ポロネーズFrederic Chopin

【再生回数125万】ショパン:英雄ポロネーズ 変イ長調 / Chopin : Polonaise No.6 “Heroique” Op.53
英雄ポロネーズFrederic Chopin