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ショパンの名曲。人気のクラシック音楽

ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。

ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。

ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。

そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。

もくじ

ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(201〜220)

24のプレリュード 第15番「雨だれ」Frederic Chopin

前期ロマン派音楽を代表する作曲家にして、ポーランドが生んだ「ピアノの詩人」ことフレデリック・ショパン。

とくに日本においては、音楽リスナーにも演奏家にも愛され続ける、とても人気の高いクラシック作曲家ですよね。

ピアノという楽器の可能性を広げた功績はもちろんのこと、哀愁を帯びた美しい旋律が日本人の心をとらえて離しません。

今回紹介している楽曲は、そんなショパンの代表作の1つであり、日本では『雨だれ』のタイトルで知られている『24のプレリュード(前奏曲集)前奏曲 第15番』です。

タイトル通り、雨音をピアノの打鍵によって表現された楽曲ですから、真夏の暑さが遠のいた秋の長雨を窓越しに眺めながら、じっくりと聴くにはぴったりのクラシック音楽と言えそうです。

ノクターン第1番Frederic Chopin

ショパン/ノクターン第1番 Op.9-1 変ロ短調 pf.赤松林太郎
ノクターン第1番Frederic Chopin

「ノクターン」とは、日本語では「夜想曲」と呼ばれています。

ショパンのノクターンは、アイルランドの作曲家ジョン・フィールドの影響を強く受けていると言われています。

左手による定型的な伴奏の上に、右手の甘美で感傷的な旋律を歌う技法がよく用いられており、絶え間なく湧き出る甘美な旋律をそのまま作品として書きとめているようで、「ピアノの詩人」と呼ばれているショパンの一面が最もよく現れた作品です。

ほの暗い情緒と極上のロマンに満ちた美しい旋律で、非常に分かりやすく親しみやすい作品です。

ノクターン第2番 作品9の2Frederic Chopin

フジ子・ヘミング~ノクターン第2番/ショパン
ノクターン第2番 作品9の2Frederic Chopin

ショパンのノクターン全21曲の中で、最も有名な作品。

左手が曲全体を通して同じ伴奏型を続け、その上で右手の旋律が歌われます。

美しい旋律はアリアのようであり、声楽を愛したショパンは当時のオペラ・アリアの演奏習慣を積極的にピアノ演奏に取り入れていました。

魅力的な美しさからショパンの死後、ヴァイオリン、チェロ、声楽用などの編曲が盛んに作られました。

前奏曲作品28の24 ニ短調Frederic Chopin

ショパン/24のプレリュード第24番,Op.28/演奏:金田真理子
前奏曲作品28の24 ニ短調Frederic Chopin

流れるような旋律からはじまる『前奏曲作品28の24 ニ短調』24のプレリュードからの作品です。

作曲者『フレデリック・ショパン』の持ち味が十分発揮されています。

小柄で手も小さかったショパン。

手が小さなことをいかし、速い曲を高貴で優雅に演奏されました。

甘いフレーズがたびたび登場するのもショパンならではですね。

この曲はよくリサイタルで演奏されています。

ショパンの曲はどの曲もコンクールなどで使用されてるので、ピアノを弾かれる方はぜひチャレンジしてみてください。

練習曲作品10の1ハ長調Frederic Chopin

ピアノの詩人、ショパンが1830年に完成させた練習曲。

ショパン作のエチュード中でも特に演奏が難しい一曲と言われており、ピアニストには大変な緊張を強いる楽曲です。

こちらで紹介しているアシュケナージは超絶技巧派のピアニストとして有名。

大変なスピード感があって、音色の上下の激しさに圧倒されます。

練習曲作品10の3「別れの曲」Frederic Chopin

冒頭の旋律は特に有名で、誰もが一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。

日本では「別れの曲」として有名ですが、これは1934年のショパンの生涯を描いたドイツ映画『別れの曲』でこの曲が使われていたために、こう呼ばれるようになりました。

この曲が作曲された頃、ショパンは故郷ポーランドを離れパリへと拠点を移しています。

パリでの成功を夢見る心情と田舎を懐かしむ心情が重なり合っていたであろう当時のショパンの心情が、温かくも時より激しい旋律によく表れています。