ショパンの名曲。人気のクラシック音楽
ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。
ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。
ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。
そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。
ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(251〜260)
スケルツォ 3番Frederic Chopin

ショパンコンクールを制したユンディ・リーの演奏です。
オクターブで奏でられる力強いテーマが特徴です。
右手のメロディのもとで左手がずっとオクターブで伴奏を引き続けるのもテーマを引き継いでいて聴衆に強烈な印象を与えます。
エチュード Op.10 No.5「黒鍵」Frederic Chopin

フランスで活躍したポーランド出身の作曲家、フレデリック・ショパン。
ショパンの代表作品のひとつが、黒鍵を主役に据えた『エチュードOp.10』の第5番です。
「黒鍵のエチュード」という名でも知られていますね。
ピアノの技巧を磨くための練習曲として書かれましたが、その音楽性の高さから、コンサートでもよく演奏される人気曲になりました。
軽快で煌びやかな右手のメロディは、まるで黒鍵の上で踊っているかのよう。
聴いているだけで心が弾むような、明るく前向きな気分にさせてくれる1曲です。
ピアノの華やかさを存分に楽しみたい方におすすめですよ。
エチュード第5番 変ト長調 Op.10-5「黒鍵」Frederic Chopin

エチュード第5番変ト長調Op.10-5「黒鍵」は、ピアノの黒い鍵盤を使って演奏を行う為に「黒鍵のエチュード」と呼ばれるようになりました。
作曲したショパン自身が「この曲は黒鍵のみを弾く曲である」という言葉を残しているそうです。
バラード 2番Frederic Chopin

冒頭のゆったりとした、まるで舟歌のような伴奏に乗って、メロディが優しく語られます。
とても穏やかな気分で楽しんでいると、突如として激しく慟哭するようなテーマに切り替わります。
そしてまたテーマに戻るのです。
ワルツ 嬰ハ短調Frederic Chopin

副題はついていませんが、わりと有名なワルツです。
渋く切ないメロディが印象的。
フレデリック・ショパンの生前最後の出版された楽譜で主題にマズルカが採用されたショパンの作曲技術の集大成となる曲でもあります。
1847年にピアノ独奏のためワルツとして作曲されました。
大洋エチュードFrederic Chopin

あまりメジャーではありませんが、ショパンが作曲した24のエチュードの最後の曲です。
「大洋」という副題からも想像がつくように、雄大かつ壮大な海の様が伝わってくるような雰囲気です。
両手のテクニックを駆使した速弾きの練習曲です。
バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin

ショパンの作品のなかでも、特に右手が難しいことで有名な作品『バラード 第1番ト短調 Op.23』。
冒頭と終盤を除けば、4分の6拍子にまとめられています。
要するに「ズン・タッ・タッ」のリズムですね。
このリズムをベースに裏打ちのアクセントが多い右手のメロディーを展開していきます。
そもそも、4分の6拍子は日本人にとってなじみのないリズムです。
このリズムをキープしながら複雑なメロディーを弾いていくのはそれだけで高難易度といえるでしょう。
コーダに関しては非常に演奏効果が高いのですが、その分、難易度も圧倒的ですので、ぜひ終盤を意識しながら聴いてみてください。