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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽

フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。

「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。

ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。

そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(101〜120)

沈める寺Claude Debussy

ドビュッシー(Debussy):沈める寺  金子一朗(Ichiro Kaneko)
沈める寺Claude Debussy

静謐とした時の流れを感じさせてくれるような曲調です。

夕焼けの中、ひとつ静かに佇む寺院、そこに流れるのは穏やかな時間と、信仰深い人々の平和な心。

雄大かつ荘厳な音の広がりが粛々と私たちの心にも流れ込んできます。

雪は踊っているClaude Debussy

ドビュッシー/雪は踊っている [子供の領分] pf.Irene Veneziano
雪は踊っているClaude Debussy

ちらちらと雪が舞っているような描写が美しく、繊細で透明感さえ感じられ、冬の寒さまで伝わってきそうな曲です。

少々暗い雰囲気がまた冬らしさを感じさせ、思わず肩をすくめて白い息を吐き出してしまいそうな、想像力をかきたてる作品です。

月の光 ドビュッシーClaude Debussy

ドビュッシーが手掛けた曲の中でも、とりわけ芸術的な美しさを誇っている月の光を収録した作品です。

まるで田園地帯にいるかのような、のんびりした曲調はとてもヒーリング効果に満ちており、ささくれ立った気持ちを落ち着けてくれるでしょう。

ベルガマスク組曲より「月の光」Claude Debussy

「月の光」というタイトルから、幻想的な月夜をイメージするこの曲。

しかし、ドビュッシーが描こうとしたのは、ただの月の光の情景ではありませんでした。

この曲は、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集『雅なうたげ』に収められた「月の光」からインスピレーションを受けています。

この詩には、楽しいことや悲しいことという相反するものがこん然一体となった、曖昧な世界が描かれています。

この詩にひかれたドビュッシーは言葉を使わずに、曖昧な「月の光」の世界を描きました。

水の反映Claude Debussy

Marc-André Hamelin- Claude Debussy: Images (Book 1)- Reflets Dans L’eau
水の反映Claude Debussy

長調にも短調にも属さない「印象派音楽」という近代フランス音楽の流れを決定づけたのが、ドビュッシーです。

「水の反映」は、彼が書いた「映像」というピアノ連作の第1集の冒頭に書かれた、音楽史上でも大変に高い価値を持つ1曲です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

クロード・ドビュッシーの作品は表題のように「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景だったり人物に対してのイメージだったり、現代の映画音楽、ゲームのBGMの近いものがあり、親しみやすい曲も多いですよね!

風景のような曲には、あえて調性をぼかしたり、雰囲気による音を優先として印象的であることからこのドビュッシーから印象主義の「印象主義音楽」が生まれたともいわれています。

風景に溶け込んで和んでいたいあなたにぴったりの曲ばかりです。

まだまだ紹介しきれてない曲もあるのでぜひ他の曲も聞いてみてくださいね。