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【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選

ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!

私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!

楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。

これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

もくじ

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(101〜120)

ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作「ソステヌート」Frederic Chopin

ショパン ソステヌート・ワルツ ホ長調 遺作(ワルツ18番) [ Chopin Sostenuto Waltz in E flat major Op.posth. (No.18) ]
ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作「ソステヌート」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの死から100年以上が経過した1952年に、イギリスの個人所蔵で発見され出版に至った『ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作』。

『ソステヌート』のタイトルでも知られているこの作品は、大きな変化や高度なテクニックを要する箇所がないため挑戦しやすいといえますが、シンプルだからこそ表現力が試される曲ともとらえられるでしょう。

ちなみに、ショパンのワルツのなかでも人気が高い『華麗なる大円舞曲』は「作品18」。

番号では18番ではなく「第1番」ですので、混同しないようご注意くださいね!

ラクリモーサ~「レクイエム」よりWolfgang Amadeus Mozart

【Piano】レクイエム ニ短調 K.626「ラクリモーサ」 / モーツァルト
ラクリモーサ~「レクイエム」よりWolfgang Amadeus Mozart

重厚感のあるメロディーが印象的なモーツァルトの名曲『レクイエム ニ短調 K.626「ラクリモーサ」』。

メディアでも頻繁に使用される楽曲のため、耳なじみのある方も多いのではないでしょうか?

さまざまなレベルの楽譜が出版されており、左手のパートがシンプルで弾きやすいものも多数販売されています。

ゆったりとしたもの悲しいメロディーをたっぷり歌って弾きながら、表現力を磨く練習として取り入れてみるのもオススメですよ!

小さな黒人Claude Debussy

【ピアノ発表会おすすめ】小さな黒人 ♫ ドビュッシー / The little nigar (Cakewalk), Debussy
小さな黒人Claude Debussy

『小さな黒人』は、2拍子の「ケークウォーク」と呼ばれるステップのリズムをベースに作曲されたピアノ小品です。

正しく拍を刻む左手パートの上に、シンコペーションの軽やかなリズムの右手パートが重なっています。

軽快なまま進んでいくと思いきや、途中で穏やかに。

しかしそれも長くは続かず、うずうずした状態からまたケークウォークのリズムに戻っていきます。

右手の複雑なリズムに気を取られてしまいがちですが、実は左手を正確に弾くことがとっても重要!

片手での練習も丁寧に行ってみてくださいね!

6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

第42回 入賞者記念コンサート A1級 [金賞] 継國 瑠嘉/ベートーヴェン:6つのエコセーズ WoO.83
6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

スコットランドの舞曲、エコセーズを取り入れたベートーヴェンの名作『6つのエコセーズ WoO.83』。

初心者向けの作品として知られており、『エリーゼのために』や『月光 第1楽章』に次いで初心者の方が取り組むことの多い作品です。

この作品のポイントは、軽やかなリズムにあります。

基礎ができてないとアンバランスな音になってしまうため、速度表記や音の強弱を意識するようにしましょう。

表現力がプラスされれば一気に聴き映えする演奏に仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください。

ピアノソナタ 第11番 イ長調 作品311 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』は、実は『ピアノソナタ 第11番』の第3楽章。

この楽章だけがあまりに有名なため、ピアノソナタとしてではなく、単独で演奏されることも多い作品です。

『トルコ行進曲』といえば、同タイトルのベートーヴェンの作品も有名ですが、モーツァルトの作品の方がテクニックや弾ききる体力が必要なため、難易度は高めです。

しかし、弾き終わったときには、大きな達成感が得られるはず!

名曲をかっこよく弾きこなして、発表会で日頃の成果を思いきり発揮しましょう!