【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操
高齢者の方の、心身の健康に欠かせないレクリエーションと言えば体操ですよね。
体力や筋力の低下を防ぐのはもちろん、転倒予防などにも効果があります。
ですが、高齢者の方の中には激しい運動ができない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にオススメなのが椅子に座ってできる体操です。
音楽にあわせてテンポよく動くので、楽しく取り組めるのが魅力的ですよ。
さらに筋肉や脳に刺激を与えることで血行がよくなり、認知症などの予防にも期待が高まります。
体を動かすのが苦手な方でも、手軽に楽しめる体操ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操(161〜170)
脳トレに!レクリエーションにもオススメ手足の運動

みんなで大きな輪を作って、輪の中でボールを回していくレクリエーションです。
ボールを投げる人は肩や腕の関節が鍛えられますし、キャッチする人は集中力と動体視力が鍛えられますね。
ボールを投げる際に、足の動きを加えるなどのアレンジを入れて難しくすれば、動きを考える脳トレの効果も加わりますね。
音楽を流してそれに合わせてボールを回してもらえれば、動きのリズムもつかみやすそうですね。
肩や腕のやわらかい動き、リズムをつかむことなど、さまざまなコツがあるので、アドバイスをはさみつつ、楽しくボールを回してもらいましょう。
脳トレボール体操

ボールの動かし方に意識を向けて、体を鍛えるだけでなく脳の活性化にもつなげていく体操です。
ボールを上からつかむ動きと、下からつかむ動きを交互に繰り返すことからスタートして、ボールを持っていない手の動きや足の動きなどを加えていきます。
ボールをつかむ位置を変える動きは、瞬発力と握力が必要なので、この部分が難しい場合にはボールを握る動きなどの別の動作に変更するのがよさそうですね。
両手と両足で違う動きをおこなうことが何よりも重要なので、体に負担がかからないように進行していきましょう。
腕と体幹の運動

高齢者の方にとって体幹を鍛えることは、安心して歩くため、また内臓の健康のためにとても大切です。
両手でタオルを持って上下、前後に伸ばして腕を動かす動きにプラスアルファを加えて、体幹も鍛えましょう。
例えば、タオルを頭の上に掲げてそのまま左右に体を傾けたり、タオルを持った腕を前に伸ばしたまま腰を左右にひねったり、船をこぐような動きをしたりなど。
タオルを持って腕を伸ばすだけでも運動にはなりますが、そこに一つ体のバランスが必要になるような動きを加えれば、より健康的な体になりますよ。
腕の体操

年を重ねて身体機能が低下した時に、上肢を鍛えておくことで、起き上がったり、立ち上がったりする動作をスムーズにおこなえるというメリットがあるそうです!
そこで、介護予防にも効果的な腕の体操を、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
イスに座ったまま、腕の押す力と引っ張る力をトレーニングします。
普段の生活の中にも手軽に取り入れられるような動作もたくさんありますので、日常の生活の中で意識して腕の筋肉を使ってみてもいいかもしれません。
腰の体操

椅子に座った状態で足や体を動かし、腰の周りの筋肉をほぐしていくような体操です。
腰痛の予防や改善につながるとともに、骨盤の周りをしっかりと動かすことで、歩行の安定にもつながっていきます。
足を上げる、体を前に倒すなどの運動を、腰に意識を向けつつおこなっていきますが、しっかりとほぐすためには正しい姿勢と呼吸を止めないことも重要なポイントですね。
腰の痛みが強い人は、無理のない範囲でおこなうこと、体力に合わせてしっかりと筋肉をほぐしていきましょう。