【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操
高齢者の方の、心身の健康に欠かせないレクリエーションと言えば体操ですよね。
体力や筋力の低下を防ぐのはもちろん、転倒予防などにも効果があります。
ですが、高齢者の方の中には激しい運動ができない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にオススメなのが椅子に座ってできる体操です。
音楽にあわせてテンポよく動くので、楽しく取り組めるのが魅力的ですよ。
さらに筋肉や脳に刺激を与えることで血行がよくなり、認知症などの予防にも期待が高まります。
体を動かすのが苦手な方でも、手軽に楽しめる体操ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操(171〜180)
首と肩の体操

椅子に座って首や肩などの上半身を中心に動かしていく体操です。
肩甲骨からしっかりと肩を動かすことが重要なので、体がスムーズに動くような正しい姿勢もしっかりと意識しましょう。
腕を肩の高さまで上げて胸を張るようにひじを後ろへ動かす運動、曲げたひじを上下に動かす運動などで肩の周辺をしっかりと動かしていく内容ですね。
正しい姿勢を意識しながら肩甲骨の周辺をしっかりとほぐしてあげることが、日常の姿勢の改善や呼吸を整えることにもつながっていきます。
首の体操

近年、スマートフォンが普及したことで肩コリだけではなく、首コリに悩む方も増えているそうです。
高齢者でもスマホを使っているなんて方は首のコリを感じていませんか?
首回りにコリがあると内蔵活動を調節する自律神経の働きがにぶってしまい疲れやすくなってしまいます!
そこで、高齢者でも手軽に取り組める首の体操で、首の回りをほぐしていきましょう。
座ったままでもできる簡単な動作を取り入れた体操です。
自律神経を整えるとともにリフレッシュにもなるので、毎日無理のない範囲で続けてくださいね!
『矢切の渡し』の替え歌体操ちあきなおみ

ちあきなおみさんの『矢切の渡し』のメロディーに合わせて体をゆっくりと伸ばしていく体操です。
歌詞の内容は体をどのように動かすかの説明で、原曲ののびやかな節回しを意識して、動作の説明に迫力を加えていきましょう。
ゆったりとしたリズムが印象的な楽曲ですので、それぞれの動きに時間をかけてしっかりと力が加えられることもポイントですね。
言葉と動きを同時におこなうこともしっかりと意識して、全身をスムーズに連動させることを目指していきましょう。
チェアービクス

イスに座っておこなうエアロビクス、通称「チェアービクス」はなかなか負荷の高い体操。
普段から体をある程度動かしている方にはちょうどいい刺激になりそうな、大きく手足を動かす運動です。
デイサービスなどの高齢者向け施設では、職員の方がリズムに合わせて、体の動きをリードするような声がけをするのがオススメ。
みんなでテンポよく体を動かせば、固まった手足も温かくほぐれてきそうです。
ぜひ取り入れてみてくださいね!
ペットボトル体操

どこのご家庭にもあるペットボトルは、二つあるだけで体操の便利な道具になります。
中の水の量を変えれば、重さも自在で、体力に合わせたトレーニングができますよ。
ペットボトルを押して指の運動をしたり、両手で投げてキャッチしたり、ダンベルのように使って筋力トレーニングもできます。
目につくところに準備しておき、テレビを見ているときなどにながら運動をするといいですね。
またぬれても大丈夫なので、入浴時に運動するのもオススメです。