【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操
高齢者の方の、心身の健康に欠かせないレクリエーションと言えば体操ですよね。
体力や筋力の低下を防ぐのはもちろん、転倒予防などにも効果があります。
ですが、高齢者の方の中には激しい運動ができない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にオススメなのが椅子に座ってできる体操です。
音楽にあわせてテンポよく動くので、楽しく取り組めるのが魅力的ですよ。
さらに筋肉や脳に刺激を与えることで血行がよくなり、認知症などの予防にも期待が高まります。
体を動かすのが苦手な方でも、手軽に楽しめる体操ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操(181〜190)
ロコモ体操

人間の筋肉や骨などは、歩いたり、物を取ったりといった日常生活でおこなわれる動作にとても必要なものですよね。
そうした人間の動きに必要な器官が動かしづらくなったりする状態をロコモティブシンドローム、通称ロコモと言います。
このロコモにならないために、座ったままでもしっかり体操して体を動かしましょう!
ロコモ体操は片足立ちやスクワットがよく取り入れられますが、座ったままでおこなう際は片足を浮かせて大きく回したり、浮かせた足をリズミカルにゆっくりのばしていったりといった動きをしてみましょう。
何か音楽にのりながらやると、より楽しく体操できますよ!
座っておこなうラジオ体操

誰でも聴いたことがあるメロディで、長い間親しまれてきた「ラジオ体操」。
夏休みと言えばこの体操を思い浮かべる方も多いハズ!
老若男女関係なく、誰でも気持ちよく取り組める運動と、リズミカルなメロディが魅力の体操ですよね。
骨や関節、筋肉を均一に動かす全身運動で体の機能を高め、体力増進にも役立ちます。
実はラジオ体操には、公式で座っておこなう座位バージョンがあるんです。
そちらを参考に、無理のない範囲で楽しみながら体操してみてくださいね!
恋するフォーチュンクッキー

AKB48の大ヒット曲『恋するフォーチュンクッキー』を使った体操です。
多くの人がダンスしたこの曲の振り付けを簡単にして、体操してみましょう。
ポップで明るい曲なので、体操というよりも踊っているような気分になれて楽しめますよ!
特徴的なおにぎり部分は、ゆっくり大きなおにぎりを作るように、サビで回転する部分は片腕を上に伸ばして大きくぐるぐる回したり。
AKB48が踊る一つひとつの動きを大きくして踊ることで、しっかり体を動かせます。
動きは大きくしながらもリズムをしっかりとることで、楽しさも味わえます。
春の小川体操

童謡を使って、脳のトレーニングができるのを知っていましたか。
童謡は、なつかしい気持ちになれることで、脳が活性化されるんだそうです。
また、歌詞の内容を想像することによって、こちらも脳が活性化されるそうですよ。
曲の拍子に合わせて手遊びをするのもいいんです。
手を動かしながら歌を歌うなど、一つの題材でいろいろなことを同時にするのも、また脳にいいんですね。
個人にあった難易度の動きを考えて、トレーニングしてみてくださいね。
棒体操

棒を持って体を動かす棒体操。
使う棒は、ラップの芯でも新聞紙を丸めたものでもOKです。
両手で棒を持って上に伸ばしたり、下に下げたり、棒を持った手を伸ばしたまま腰を左右にひねったりして体操してみましょう。
また片手で棒を持って素振りをしたり、投げてキャッチしたり、棒を持った高さまで座ったまま足をあげてみたりという動きもオススメです。
棒体操は、こうした動きによって柔軟性やバランス感覚などが鍛えられます。
体を動かした後に、棒で足や腕をポンポンとたたいてあげればクールダウンもできますよ!
道具が一つ加わることで、いつもとは違った楽しみ方ができる体操です。