RAG MusicR&B-Soul
素敵なR&B・ソウル

ファンクな気分~ファンク・ミュージックの過去と今

実際に音楽ジャンルとしてのファンクを聴いていなくても、ファンキーなといった形容詞を無意識に使われている方は多くいらっしゃいますよね。

言葉としては日常生活に浸透しているファンクに対して、皆さんはどのようなイメージを持たれていますか?

1960年代にその原型が生まれたとされるファンクは、形を変えながら多くのヒット曲の要素として2020年代の今も愛され続けているのです。

今回は、ファンクの基本的な名曲からディスコ、メロウ・グルーヴ、現代のファンクにいたるまで多くの名曲をお届けします。

あなたの中に眠るファンクネスを呼び覚ます、運命の名曲に出会えるかもしれません!

ファンクな気分~ファンク・ミュージックの過去と今(141〜150)

Memphis Soul StewKing Curtis

“Memphis Soul Stew” (live) King Curtis & The Kingpins
Memphis Soul StewKing Curtis

サックス奏者のKing Curtis。

アレンジャーとして才能を発揮しており、その一つにファンクのノリをバンドのバッキングに取り入れ、独自の音楽性を確立させました。

自分の演奏までにメンバーを丁寧に紹介するところに他のプレイヤーへのリスペクトを感じました。

Juicy FruitMTUME

ニューヨークのファンク&ソウル・グループのMtumeによって、1983年にリリースされたトラック。

アメリカのチャートでNo.1を獲得しました。

Warren Gの1994年のトラック「This D.J.」をはじめ、多くのトラックでサンプリングされています。

Before I Let GoMaze

Frankie Beverly And Maze – Before I Let Go
Before I Let GoMaze

Mazeは、1976年から活動するサンフランシスコのR&Bとソウル、ファンクのバンドです。

このトラックは1981年にリリースされ、アメリカのチャートでNo.13を記録しました。

Sikduoによる2015年の同名のトラックでサンプリングされています。

Give Up the FunkParliament

Give Up The Funk (Tear The Roof Off The Sucker)
Give Up the FunkParliament

陽気なコーラスとシンセサイザーがご機嫌な気分にぴったりな「Give Up The Funk」。

パーラメントは、アメリカ合衆国のファンクバンドです。

1955年にジョージ・クリントンが結成したドゥーワップグループのザ・パーラメンツが母体になっています。

その後契約上の問題でファンカデリックにバンド名を変更、1980年代以降はPファンク・オール・スターズ名義で活動しています。

Mary JaneRick James

肉厚でローファイなベースに堪らなくファンク愛を感じる楽曲です。

ファンクってコードE一発で曲を展開させていくことが多いのですが、聴き手を飽きさせないグルーブとクールな印象を与えるピアノ、そして勢いを感じさせる歪んだギターがいい感じです。

I Want to Take You HigherSly & The Family Stone

Sly & The Family Stone – I Want to Take You Higher (Official Audio)
I Want to Take You HigherSly & The Family Stone

ジェームス・ブラウンと同じく60年代のスター、スライ・ストーンの曲です。

69年のウッドストックでは、この曲を演奏して一躍スターダムに上り詰めました。

ファンク・ロック・ポップすべてが融合したアッパー系ファンクの至高の一曲です。

ちなみにこのバンドに在籍するラリー・グラハムがチョッパー・ベースを開発しました。

Papa Was A Rollin’ StoneThe Temptations

The Temptations- “Papa Was A Rollin’ Stone” 1972 (Reelin’ In The Years Archives)
Papa Was A Rollin' StoneThe Temptations

1960年代のモータウンサウンドの要であり、最大のヒットメーカーであったテンプテーションズですが、1970年代に入るとそのサウンドは大きくファンク寄りに傾いてきました。

中でも1973年にノーマン・ホィットフィールドの手により発表されたこの曲は、全米1位となるとともに、テンプテーションズのイメージを変えるほどのものでした。

Jungle LoveThe Time

Morris Day and The Time – Jungle Love (HQ)
Jungle LoveThe Time

The Timeによって1984年にリリースされた、クラシック・ファンク・トラック。

80年代半ばから後半に人気を博した、ミネアポリス・サウンドの典型と言われています。

DJ Assaultによる1997年の同名のトラックでサンプリングされています。

The BirdThe Time

The Time – The Bird (single version) (1985)
The BirdThe Time

プリンス一派から派生したバンドです。

ほとんど作曲・編曲はプリンスであり、ボーカルの違うプリンスの曲、という感じです。

アトラクション的な曲調であり、劇中歌として作られた曲です。

80年代独特のエフェクトのかかったドラムときらびやかなシンセサイザーが特徴的。

WarEdwin Starr

1960年代半ばからデトロイトで活躍し、ノーザンソウルのトップスターとなったエドウィン・スター。

この曲は1970年に全米ナンバーワンに輝きました。

タイトルからもおわかりの通り、ベトナム戦争をテーマとして歌った曲です。

ファンキーなサウンドだけでなく歌詞も大きな共感を得ている曲で、ブルース・スプリングスティーンは今もステージでこの曲を取り上げています。

ファンクな気分~ファンク・ミュージックの過去と今(151〜160)

Play That Funky MusicWild Cherry

Wild Cherry – Play That Funky Music (Official Video)
Play That Funky MusicWild Cherry

こちらもコードE一発の男らしい超王道ファンクです。

ボーカルのユニゾンによって、声の分厚いグルーヴを感じます。

このリズムパターンが演奏できれば、もはや誰でもセッションに参加できるでしょう。

そんな王道さが、あらためてかっこいいなと思いました。

Sugah DaddyD’Angelo and The Vanguard

D’Angelo and The Vanguard – Sugah Daddy (Official Audio)
Sugah DaddyD'Angelo and The Vanguard

ファンキーなグルーヴとソウルフルなピアノ、ジャズのホーン・セクションを特徴とした、官能的なトラック。

アメリカのアーティストであるD’Angeloによって、2014年にリリースされた3枚目のアルバム「Black Messiah」に収録されています。

FireOhio Players

70年代ディスコサウンド全盛にヒットしたバンドグループです。

軽いカッティング・ギターのサウンドが特徴で、重いベースサウンドが特徴のファンクを見事の大衆化させました。

曲は合間に演奏されるエレキギターのリフが特徴。

そこにグルーヴィーなサウンドが掛け合いとなり、見事全米1位に輝きました。

You Dropped A Bomb On MeThe Gap Band

The Gap Band – You Dropped A Bomb On Me (Official Music Video)
You Dropped A Bomb On MeThe Gap Band

ファンクの歴史に輝く1982年のヒット曲が、The Gap Bandによって放たれました。

爆弾が落下するような効果音とシンセサイザーの音色が特徴的な本作は、恋愛の衝撃を爆弾に例えた歌詞が印象的です。

アルバム『Gap Band IV』に収録された楽曲で、BillboardのR&Bチャートで2位を獲得。

2004年にはビデオゲーム『Grand Theft Auto: San Andreas』にも登場し、多くのリスナーを魅了しました。

ダンスフロアを盛り上げたい時や、失恋の痛みを昇華したい時にぴったりの一曲です。

The Gap Bandの魂のこもったボーカルと共に、ファンクの醍醐味を存分に味わえる楽曲をぜひ体感してみてください。

I Got My Mind Made UpInstant Funk

I Got My Mind Made Up (You Can Get It Girl)
I Got My Mind Made UpInstant Funk

あまり知られていないグループですが、実力も人気も結構ありました。

インスタント、というグループ名の通り、至る所にパロディが(笑)。

この曲もKool&The Gang「Jungle Boogie」のパロディがちりばめられています。

Let It WhipDazz Band

1980年代初期に活躍した「ダズ・バンド」この曲は全米チャート5位にランクインしたほどのヒット曲です。

メロディやステージ・パフォーマンスなどはディスコ・ミュージック寄りになってはいますが、土台にはしっかりとしたファンクのリズムが感じられます。

おわりに

今回の記事で紹介した曲を眺めているだけでも、直接肉体に訴えかけてくるファンクという音楽の素晴らしさは、2020年代を過ぎた今も健在どころかより一層輝きを放ち始めていると感じた方も多くいるでしょう。

往年の名曲に触れてルーツを知るもよし、現代のファンクの名曲を知って再びファンキーな魂を呼び戻すもよし。

それぞれのファンク道を、ぜひ見つけてくださいね!