ファンクな気分~ファンク・ミュージックの過去と今
実際に音楽ジャンルとしてのファンクを聴いていなくても、ファンキーなといった形容詞を無意識に使われている方は多くいらっしゃいますよね。
言葉としては日常生活に浸透しているファンクに対して、皆さんはどのようなイメージを持たれていますか?
1960年代にその原型が生まれたとされるファンクは、形を変えながら多くのヒット曲の要素として2020年代の今も愛され続けているのです。
今回は、ファンクの基本的な名曲からディスコ、メロウ・グルーヴ、現代のファンクにいたるまで多くの名曲をお届けします。
あなたの中に眠るファンクネスを呼び覚ます、運命の名曲に出会えるかもしれません!
ファンクな気分~ファンク・ミュージックの過去と今(21〜30)
The Adventures of Rain Dance MaggieRed Hot Chili Peppers

Red Hot Chili Peppersによって2011年にリリースされたファンク・ロック・トラック。
世界各国でヒットし、アメリカやポーランド、カナダのチャートでNo.1を獲得しました。
ベニス・ビーチを見下ろす屋上でパフォーマンスするバンドを撮影したミュージック・ビデオは、Kreayshawnによって監督されています。
Word UpCameo

1980年代を代表する、ニューヨークが生んだ偉大なファンク・バンドの1つであり、1974年の前身バンドの結成から2020年代の今も、中心人物のラリー・ブラックモンさんを軸として活動を続けるファンクの大御所がキャメオです。
もともとは大所帯のバンドでしたが、徐々にメンバーの人数とサウンドの音数を減らし、時代の流れを意識したエレクトリック・ファンクへサウンドをシフトした彼らがトリオ編成となって、1986年に放った最大のヒット曲『Word Up!』を紹介しましょう。
リズムボックスによる硬質なスネアの音、野性的なラリーさんのボーカル、弾けるベース・ライン、シンセ・サウンド……すべてにおいて80年代としか言いようのない音が詰まった最高のキラー・チューンです!
さまざまなバンドやアーティストもカバーしていますから、それぞれのバージョンを聴き比べてみるのもおもしろそうですね。
Gidget (feat. Anderson .Paak & T.Nava)Free Nationals

ミドルテンポで、ロマンティックにメロウなファンクを奏でているのは、アメリカ出身のバンド、Free Nationalsです。
ラッパーのAnderson Paakのライブバンドとして知られている彼らは2019年にデビューアルバムの『Free Nationals』をリリースしました。
こちらの『Gidget』という曲も収録されています。
こってりとした80年代ファンクのイメージを吹き飛ばしてくれる、モダンな1曲です!
Funk #49James Gang

完全にロックスタイルのファンクですが、イントロの粘っこいギターの入り方と、リズム隊の素晴らしさは必聴です。
70年代の曲ですが、時代を超えていろいろなアーティストにカバーされる名曲。
ファンクロックとしてはとても早い時期の曲ですね。
Sweet NothingsFat Night

バンドの激戦区、シカゴ出身のファンクバンド、Fat Nightがリリースした『Sweet Nothing』という曲です。
細部まで計算された楽器のアレンジからは、メンバーそれぞれの演奏能力、音楽性の幅を感じられます。
ベースにあるのは70年代、80年代のファンクですが、そこに彼ら独自のアレンジを加えることで、ただのリミックスなどとは違う、特別なものになっています。
TightropeJanelle Monáe ft. Big Boi

現代ファンクの女王とも言われているアメリカのシンガー・ソングライターのJanelle Monáeと、OutKastのBig Boiによるコラボレーション。
R&Bの要素を取り入れたファンク・トラックで、2010年にリリースされました。
ベルギーのチャートでNo.20を記録しています。
Shining StarEarth, Wind & Fire

アース・ウィンド・アンド・ファイアーといえば、国内でも知名度の高いファンクバンドですよね!
この曲も冒頭からかなりファンキーなビートが印象的です。
ツインボーカルに見事なコーラスワーク、軽快なホーン隊とギターソロやテクニカルなベースライン……一度聴いただけでは味わいきれないほどの聴き所だらけの名曲です。