グループ・サウンズの名曲。懐かしのGSヒット曲
グループ・サウンズ、通称GS。
日本のポップミュージックの黎明期を彩った青春時代の宝物。
エレキギターが奏でるサウンドと、メロディアスな歌声が織りなす懐かしくも新鮮な音楽世界。
いつの時代も私たちの心を熱くさせる青春のBGMとして、GS時代の音楽は今も多くのファンを魅了し続けています。
往年のヒット曲から隠れた名曲まで、魅力を余すことなく紹介します。
グループ・サウンズの名曲。懐かしのGSヒット曲(1〜20)
バラ色の雲ヴィレッジ・シンガーズ
1967年8月、ヴィレッジ・シンガーズがリリースした本作は、グループ・サウンズブームを象徴する名曲として知られています。
清水道夫さんのムーディな歌声が印象的で、恋人との思い出を抱きしめる切ない心情が伝わってきますね。
橋本淳さんによる抽象的な歌詞は、聴く人の想像力を刺激し、筒美京平さんのメロディーと相まって多くの人々の心を捉えました。
オリコンでの最高は2位、60万枚を売り上げる大ヒットとなり、その後もさまざまなアーティストによってカバーされています。
恋する人の心に寄り添う楽曲として、今でも色あせることのない魅力を放っていますよ。
別れても好きな人パープル・シャドウズ

甘く切ない恋の別れを描いた、パープル・シャドウズの名曲です。
1969年11月に発表された本作は、シャッフルのリズムが特徴的で、ハワイアンなムード歌謡を意識した曲調が魅力的ですね。
失恋の痛みや、離れてもなお残る愛情が、心に響くメロディーで表現されています。
GSブームが下火になりつつあった時期のリリースでしたが、時代をこえて愛され続けています。
ロス・インディオス&シルヴィアによるカバーでも大ヒットし、デュエットソングの定番としても親しまれています。
恋の終わりを経験した方や、切ない恋心を抱いている方におすすめの一曲です。
雨の想い出寺内タケシ & ブルージーンズ
寄り添うように響くメロディとエレキギターの音色が、雨の日の切ない思い出を鮮やかに描き出す名曲です。
1965年11月にリリースされたこの楽曲は、加瀬邦彦さんの作曲と寺内タケシさんの編曲によって生み出されました。
シングル『涙のギター』のB面や、翌年発売のアルバム『ブルージーンズ・ゴールデンアルバム』にも収録され、多くの人々の心を捉えました。
しっとりとした雰囲気の中に込められた情感が豊かな演奏は、雨の日に過ごした大切な時間を思い出させてくれます。
静かな夜に一人で聴きたい、しみじみとした気分に浸れる一曲ですね。
君なき世界ザ・ビーバーズ

サイケデリックなロックサウンドと哀愁漂うメロディが織りなす傑作が、1967年11月に発売されたザ・ビーバーズのセカンドシングルです。
切ないメロディは、失恋の痛みを鮮やかに描き出しています。
ツイン・ボーカルの響きと、石間秀樹さんと平井正之さんによるツイン・ギターの妙技が見事に調和した本作は、オリコンチャートで57位を記録。
同年にはテレビ番組『ヤング720』への出演も果たしました。
恋に破れた心を癒やしたい夜、または青春時代を懐かしむ静かな午後に聴きたい一曲です。
トンネル天国ザ・ダイナマイツ
天才ギタリスト、山口冨士夫さんを擁するザ・ダイナマイツのデビュー曲にして最大のヒット曲。
ダイナマイツは、デビュー曲以降はヒットに恵まれなかったものの、ライブではR&Bのカバーを中心に演奏する通好みのバンドとして根強いファンを獲得しました。
同バンドのボーカリストは瀬川洋さんですが、この曲ではギタリストの山口冨士夫さんがリードボーカルを担当しています。