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【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

初級からは脱出したけれど、上級レベルの曲にチャレンジするにはもう少し経験が必要……今回は、このような中級レベルのピアノ曲をお探しの方にピッタリのかっこいい作品を集めました。

繊細な響きや力強い響き、叙情的な雰囲気や快活な雰囲気、ピアノの音色が表現できる範囲は無限大!

そんなピアノの魅力を思う存分味わえるすてきな作品をご紹介していきます。

定番のクラシック曲はもちろん、映画音楽やポップな楽曲など、幅広く選曲しています。

発表会にもオススメな曲ばかりですので、これから取り組む曲にお悩み中の方は、ぜひチェックしてみてください!

もくじ

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(101〜120)

ワルツ Op.83-1Auguste Durand

ワルツ 第1番 : デュラン作曲/Valse Op.83-1 : Durand
ワルツ Op.83-1Auguste Durand

冒頭のアルペジオがインパクト大!

オーギュスト・デュランの『ワルツ Op.83-1』は、華やかな曲調でまさに発表会映えする作品です。

優雅さと軽快さ、力強さを兼ね備えたメロディと心地よいリズムは、弾いている本人はもちろん、聴いている観客をも明るい気分にさせてくれます。

弾むような3拍子のワルツのリズムを際立たせながら、右手の音の粒を立たせてクリアに演奏するのがポイント!

音がにごらないよう、ペダルを効果的に細かく使いながら演奏してみてくださいね。

ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章Sergei Rachmaninov

ピアノ協奏曲 第2番 第1楽章(ラフマニノフ) ピアノ演奏:須藤千晴【極上のピアノ ALL THE BEST/極上のピアノ2018春夏号 より】
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章Sergei Rachmaninov

フィギュアスケートのプログラム曲、テレビや映画の挿入曲など、さまざまな場面で耳にする機会の多い、セルゲイ・ラフマニノフの代表的なコンチェルト『ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18』。

超高難度の作品として知られている曲ですが、人気が高く有名なことからさまざまなアレンジで出版されているため、自分に合った楽譜を選ぶことでピアノ初級者や中級者でも気軽にチャレンジできます。

第1楽章は、冒頭部分のみであれば、原曲のままでも十分演奏可能!

オーケストラと共演している気分で楽しみながら演奏してみてくださいね。

アラベスク第2番Claude Debussy

ドビュッシー:アラベスク2番 Debussy:Arabesque2 森本麻衣 MAI MORIMOTO
アラベスク第2番Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは、生涯で2曲のアラベスクを残しています。

そのうちの1曲『アラベスク第2番』は、第1番と比べて演奏される頻度は低いものの、軽やかで美しくピアノ学習者から人気の高い作品です。

アラベスクは、当時流行していたアラビア風の模様を指す言葉。

三連符を多用した華やかなメロディーラインは、複数の曲線を組み合わせて作られたアラビア風の繊細な模様を表しているのかもしれません。

細かい音の動きだけにとらわれず、和声の移り変わりの美しさを感じながら弾いていきましょう。

子どものための音楽 Op.65 第4曲「タランテラ」Sergei Prokofiev

プロコフィエフ:タランテラ Op.65-4(2020ピティナコンペ課題曲)pf. 江夏 真理奈:Koka, Marina
子どものための音楽 Op.65 第4曲「タランテラ」Sergei Prokofiev

20世紀の大作曲家の1人に数えられる、ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフの作品です。

『子どものための音楽 Op.65』は、1917年のロシア革命を機にアメリカとヨーロッパに亡命していたプロコフィエフが1935年に母国に復帰し、パリに残していた妻子を呼び寄せた頃に作曲されています。

『第4曲「タランテラ」』は、イタリアの急速な舞曲「タランテラ」のリズムを用いた、躍動感あふれる楽曲です。

一つひとつの音の粒を際立たせながら、クリアな音で演奏しましょう。

8つのユモレスク Op.101 第7曲Antonin Dvořák

ゆったりとした優しいメロディが印象的なアントニン・ドヴォルザークの名作『8つのユモレスク』。

今回はその中でも、こちらの『8つのユモレスク Op.101 第7曲』を紹介したいと思います。

この作品のポイントは譜読みと転調パートにあります。

譜読みに関しては、初心者にとってはなかなかの難易度をほこります。

そして、転調パート。

いきなりオクターブが登場するので、しっかりと指の体操をして取り組んでみてください。

13の前奏曲 Op.32 第5番 ト長調Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ: 前奏曲集(プレリュード),Op.32 5. ト長調 Pf.ミハイル・カンディンスキー:MikhailKandinsky
13の前奏曲 Op.32 第5番 ト長調Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフさんが1910年に完成させた13曲からなる『13の前奏曲 Op.32』。

演奏活動で多忙を極める中、落ち着いたタイミングで短い期間で作曲された作品とされています。

『第5番 ト長調』は、長調でありながらどこか不安定さも感じさせる左手の伴奏の上に、穏やかなメロディが重なった繊細な1曲です。

長いトリルや細かく動くパッセージの音の粒をそろえ、にごりのないよう、音質にこだわって練習しましょう。