冬の夜に聴きたいバンド曲。心が温まる邦楽の名曲たち
雪が舞い落ちる季節、心まで温めてくれるのはやっぱり音楽ですよね。
冬に聴きたい曲といえば、しっとりとしたバラードを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実はバンドサウンドで盛り上がる楽曲もたくさんあるんです!
この記事では、クリスマスパーティーや年末の集まりで盛り上がる邦ロックのクリスマスソングから、寒空の下でも心が熱くなるような冬ソングまで、邦楽バンドの名曲をお届けします。
さあ、今年の冬はどんな曲とともに過ごしますか?
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冬の夜に聴きたいバンド曲。心が温まる邦楽の名曲たち(41〜50)
冬の幻Acid Black Cherry
Janne Da Arcのボーカリストyasuさんによるソロ・プロジェクトAcid Black Cherryの代表的なウィンターソング。
本作は2008年1月に4枚目のシングルとしてリリースされ、オリコンデイリーチャートで1位を獲得した人気曲です。
アルバム『BLACK LIST』にも収録されています。
大切な人を亡くした主人公が、降りしきる粉雪を見ながら想いを馳せる内容で、会いたくても会えない切なさと悲しみが冬の情景と重なり合う歌詞が胸に迫ります。
カップリングには工藤静香さんの名曲「恋一夜」のカバーも収録されており、yasuさんの世界観が色濃く反映された作品となっています。
本作は、大切な人との別れを経験した方や、会いたくても会えない誰かを想うときに聴くと、心に深く響くバラードです。
Warm SnowLa’cryma Christi

1990年代ヴィジュアル系シーンを彩ったLa’cryma Christiが1996年2月にインディーズでリリースしたミニアルバムの表題曲は、ミドルテンポで重厚なサウンドと幻想的な雰囲気が魅力の一曲です。
ツインギターが左右から絡み合い、間奏のドラミングが際立つアレンジは、プログレッシブな要素を含んだ構築性の高さを感じさせますよね。
暗く重い空から降りこぼれる雪や、蒼い毒といった象徴的な表現が冬の幻想世界を描き出す歌詞も印象的で、どこか異国情緒を帯びた世界観に浸れます。
初版15,000枚が2か月で完売し再録盤がつくられたこの名曲は、2025年10月にサブスク解禁されたことでふたたび注目を集めています。
静かな冬の夜にじっくりと聴き込みたい、技巧派ロックの傑作です。
遠吠えchilldspot

2024年1月に配信EP『まだらもよう』に収録されたこの楽曲は、冬の朝にはぐれた狼をモチーフに孤独や願いを描いた、chilldspotの季節感あふれるナンバーです。
比喩根さんの透明感ある歌声が、寂しさと強がりの間で揺れ動く心情を繊細に表現していますよね。
ボーカル比喩根さんと玲山さんの共作による叙情性豊かなアレンジは、冬景色を感じさせるリリックも相まって冬の空気感を見事に音にしています。
孤独を感じる冬の夜や、誰かへの想いを抱えながら過ごす季節にぴったりの1曲ですね。
EP収録後にはツアー「模様」でも演奏され、ライブアルバムにも収録されるなど、バンドにとって重要な楽曲となっています。
雪急く朝が来るOfficial髭男dism

光る助手席で身を縮める恋人の姿から始まる、朝の訪れと別れの予感を描いたラブソング。
2015年4月にインディーズ時代のミニアルバム『ラブとピースは君の中』に収録された本作は、雪が降る朝という限られた時間のなかで、伝えられない想いを抱えたまま焦る主人公の心情が綴られています。
アラームが鳴るたび追い詰められる感覚、どうでもいい話で時間を引き延ばそうとする切なさ、そして魔法の言葉を見つけられずに朝を迎えてしまうもどかしさ。
オールドスクールなロックサウンドと疾走感のあるビート、サビでの音程上昇が印象的です。
ファンクラブの投票で冬に聴きたい楽曲の第1位に選ばれた本作は、恋人との別れを前に言葉を探し続ける、せつないシチュエーションにピッタリな1曲ですね。
インマイタウンMr.Children

年末の街並みを静かに見つめる、けだるく切ないバラードです。
Mr.Childrenがアルバム『(an imitation) blood orange』に収録した楽曲で、ピアノを中心にした穏やかなアレンジから始まり、中盤以降はバンドサウンドが重なって盛り上がる構成。
ストリングスを抑制した演奏が、どこか抑えきれない焦燥感や寂しさを引き立てます。
2012年11月にリリースされたアルバムは初週約53万枚を記録し、年間チャート8位を獲得しました。
タイアップはありませんが、年末の空気感や社会への複雑な思いを歌う歌詞が、聴き手の心にじわりと染み込んできます。
年の瀬を迎えて、街や自分の心境を静かに見つめたいときにオススメの1曲ですね。
winter fallL’Arc〜en〜Ciel

1998年1月に発売された本作は、yukihiroさんの正式加入後初のシングルとして、オリコンチャート初登場1位を獲得しました。
アルバム『HEART』からの先行曲でもあります。
雪が手の平で儚く消えてゆく様子や、冬とともに幕を閉じる恋が描かれた歌詞は、季節の移ろいと心の葛藤を重ね合わせていて切なさが胸に迫ります。
ストリングスとホーンを大胆に取り入れた壮大なアレンジと、ブレイクビーツ的なリズムが生み出す疾走感は、冬の終わりを駆け抜けるような爽快さを感じさせます。
テレビドラマ『シカゴ・ホープ』第2シーズンのイメージソングとしても起用されました。
冬の終わりに過去を振り返りたいとき、春への気持ちを新たにしたいときに寄り添ってくれる一曲です。
メレンゲマカロニえんぴつ

冬にまつわる恋愛の思い出があるという方も多いですよね。
そこでオススメしたいのが『メレンゲ』という楽曲です。
こちらを手掛けたのは、マカロニえんぴつ。
その内容は、消えてしまいそうで、なかなか消えてくれない恋心を雪に、さらにはメレンゲに例えるというもの。
ちなみにメレンゲとは卵白をあわ立てた真っ白なお菓子で、意外と溶けないことで知られているんですよ。
またこの楽曲では、さまざまなフレーズで韻を踏んでいるんです。
そのため、メレンゲはゲレンデとかけているという見方もできます。
ぜひ、あなたも歌詞の意味を考察してみてくださいね。







