【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。
特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。
そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。
どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。
楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(141〜150)
ガラスのくつWilliam Gillock

音楽教育界のシューベルトと称されるほど、美しいメロディセンスが印象的な作曲家、ウィリアム・ギロックさん。
彼の作風は高度なテクニックを使用せず、豊かな表現で楽曲の魅力を引き出すといったものでした。
そのため、初心者の課題曲としてギロックの作品は頻繁に登場します。
今回はそのなかでもこちらの『ガラスのくつ』を紹介したいと思います。
3拍子になれるにはうってつけの作品なので、本格的なワルツに取り組む前にこの楽曲を取り組んでみるとよいでしょう。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番「狩り」Johann Burgmüller

軽やかな流れるような旋律と、「4分の2拍子」のリズミカルな伴奏が美しく調和した作品です。
本作では、イスラム美術の装飾模様をモチーフにした優雅な音の模様が織りなされており、躍動感のある行進曲風の曲調と相まって華やかな雰囲気を演出しています。
右手の16分音符による流麗な旋律と左手のスタッカートによる和音の組み合わせは、まるで光り輝く宝石のような輝きを放っています。
1851年にパリで出版されたこの曲は、やさしい技巧でありながら聴き映えのする魅力的な作品として長年愛され続けています。
皆様も、この華やかで優美な音の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」 2人のおかしなおばさんが、けんかをしましたAram Khachaturian

物語の始まりのようなタイトル『2人のおかしなおばさんが、けんかをしました』からしてインパクト大!
『剣の舞』でおなじみのソ連を代表する作曲家アラム・ハチャトゥリャンの小品集『子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」』に収録されている楽曲です。
2分弱のなかに、感情のぶつかり合いや怒りの爆発、諦めなど、さまざまなシーンを連想させるフレーズが含まれています。
変化を最大限に表現できるよう、スタッカートの弾き方やテンポの動かし方、ペダルの使い方などを工夫しましょう。
ウインナーワルツGillock William

音楽教育者として多大な功績を果たし、子供向けのピアノ曲も多く世に残したウィリアム・ギロックさん。
彼が発表した作品集『こどものためのアルバム』はタイトル通り、子供たちの教材としても世界的に愛され続けている楽曲が多く収録されており、本稿で取り上げている『ウインナーワルツ』もまさにその一つ。
通常の3拍子とは違って、2拍目が若干短くなって1拍目にずれこんで聴こえるようなリズムが特徴で、ロマン派風の優雅なメロディとドラマチックな展開は発表会でも映えること間違いなしです。
先ほど述べた特徴的なワルツのリズムをつかむまでにある程度練習が必要ですが、自分なりの表現を目指して丁寧に仕上げていきましょう!
トランペットのメヌエットWilliam Duncombe

小さなお子さんはもちろん、大人になってからピアノを始めた方でようやく両手で少しずつピアノが弾けるようになってきた、という方にもおすすめの楽曲が『トランペットのメヌエット』です。
シンプルな同音連打から、優美なメロディへと流れるように展開していく楽興構成は、弾いているだけで「ピアノを弾いているなあ」という気持ちにさせてくれますよ!
技術的には難易度の低いの曲ですが、伴奏の左手とのバランスを考えながら気持ちを込めて表現してみてくださいね。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを習ったことがある方であれば、誰しも一度は演奏するであろう名曲『エリーゼのために』。
偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲で、初心者向けの作品としても知られています。
初心者が手をつける作品の理由としては、技術面が大きいでしょう。
左手の移動や表現力の要であるレガートを多く用いた構成には、まさしく初心者が身につけていくべきピアノの基礎技術が詰まっています。
そういった技術的な部分でも、聴き映えする楽曲と言えるのではないでしょうか?
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は小学生に合ったかっこよくて華やかな曲を紹介しました。
比較的難易度も低く、かつ弾きやすいのですが、各曲それぞれ聴きごたえがあり、異なる魅力が詰まっていますね!
指導者側だと弾ける曲を選ばせがちですが、こどもは好きな曲となるとどんどん練習してみるみる上達していきますので小学生が好きな曲が見つかったのなら幸いです。
ぜひ、個性に合った曲を選んで発表会で堂々と演奏してみてくださいね!






