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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち

ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。

特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。

そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。

どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。

楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!

もくじ

【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち(121〜140)

野ばらに寄せてEdward MacDowell

野ばらに寄す – 森のスケッチ(マクダウェル)To a Wild Rose – Woodland Sketches – MacDowell
野ばらに寄せてEdward MacDowell

アメリカの作曲家エドワード・マクダウェルが1896年に作曲した『森のスケッチ Op.51』の中の1曲。

穏やかで心洗われるような美しいメロディが印象的な作品です。

音数はそれほど多くありませんが、メロディラインが左右にちりばめられているため、常にメロディがどこにあるのか意識しつつ、伴奏と音量のバランスをとりながら弾いていくことが大切です。

楽譜のメロディ部分に色を付けて、視覚でも区別できるようにしておくと、より意識しやすくなりますよ!

Samuel Maykapar

zen-on piano solo 「春」 マイカパル:ピアノ小品集 より 全音楽譜出版社
春Samuel Maykapar

発表会曲やコンクールの課題曲として取り上げられることの多い、ウクライナ出身の作曲家兼ピアニスト、サムイル・マイカパルの『春』。

穏やかな春の訪れを感じさせる、ゆったりとした曲調の作品です。

中間部は少し活発な印象になるため、短い中でも変化をつけやすい作品といえるでしょう。

宮廷音楽のような上品さを損なわないようなめらかにレガートで演奏し、伴奏の音量を極力抑えながら、やさしい音色で演奏できるといいですね。

6つの子供の小品 Op.72 第1番Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン: 6つの子供の小品 Op.72, U171 ト長調, Pf.赤松林太郎:Akamatsu,Rintaro
6つの子供の小品 Op.72 第1番Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーン作曲の『6つの子供の小品 Op.72』は、ピアノの初学者にも親しみやすい曲集です。

第1番は、そのなかでも特にチャーミングなメロディが心をつかみます。

軽快なワルツのリズムと活き活きとしたスタッカートが楽曲に彩りを与えており、学び始めたばかりの小学生にも理解しやすい構成となっています。

また、臨時記号が少なく、基礎的なピアノテクニックで挑戦可能なため、発表会の演目としても大変オススメです。

軽やかに指を運ぶ練習を積むことで、一層表現豊かな演奏が期待できるでしょう。

即興曲 Op.90-4Franz Schubert

即興曲 変イ長調 作品90−4(シューベルト)Schubert – Impromptu in A flat major, Op. 90 No. 4 – pianomaedful
即興曲 Op.90-4Franz Schubert

気品あふれる洗練された美しさが魅力的な、フランツ・シューベルトの『即興曲 Op.90-4』。

悠久を感じさせる冒頭部の独特なアルペジオから、嬰ハ短調へと移行する中間部にかけて、聴き手を幻想的な音楽の旅へと誘います。

このエレガントな曲は、発表会で大人な雰囲気の作品に挑戦したい高学年の子供たちにとって、表現の幅を広げる絶好のチャンス。

はかなくも力強い旋律が、成長過程にある子供たちの演奏力をさらに引き上げてくれるでしょう。

ルパン三世のテーマ ’78大野雄二

【楽譜あり】ルパン三世のテーマ ’78 /『ルパン三世』より(ピアノソロ中級)大野雄二【ピアノアレンジ楽譜】Lupin The Third
ルパン三世のテーマ '78大野雄二

リアルタイムで見ていない世代でも必ず知っている、国民的アニメ『ルパン三世』のテーマ曲!

アニメが放送された年代によってテーマのアレンジは異なりますが、『ルパン三世のテーマ ’78』がもっともポピュラーで人気が高いといえるのではないでしょうか?

刻みがかっこいいイントロ部分を聴くだけでテンションが上がってしまうのは、子供たち含め全世代共通!

発表会で演奏すれば、本人が気持ちよく弾けるのはもちろん、観客もノリノリで聴いてくれるでしょう!

三つの星Villa-Lobos

第37回入賞者記念コンサート/B級[金賞]木本 侑希 ヴィラ=ロボス:三つの星
三つの星Villa-Lobos

ヴィラ・ロボスさんのピアノ曲『三つの星』は、南米ブラジルの心を映す独特な旋律が魅力的な作品です。

3つの小品で構成されたこの曲は、それぞれ独自の色彩をたたえており、聴き手を異国の香りただよう幻想的な世界へと誘います。

縦横無尽に絡み合うラテンのリズムは、多くの子供たちにとってはじめての経験となるはず。

子供たち自身も、自分の感性を探りながら演奏に挑むことができるでしょう。

好みがわかれやすい曲調なので、「この曲ね!」と押し付けず、候補曲の一つとして演奏者本人に提案してみましょう。